少女たちに魅せられて

主にプリキュアとラブライブの感想や考察を挙げていきます

スクスタ23章〜24章感想

2021-03-07 08:22:22 | 虹学感想

「でもね、アタシ、本気でみんなと勝負してみたいんだよ。勝負して、勝ちたい。」

 

ということで愛さんの提案により

部と同好会のトーナメント方式による

対決が決定しました

…なぜトーナメントなのでしょう

2回戦以降部同士とか同好会同士で

当たる可能性が高い気がします

まあ組み合わせ見た時点で

決勝戦以外の勝ち負けは

容易に想像できるのですが

 

 

本番前のプチ合宿にて

かりんさんはこんなことを言っていました

 

「そうね、お手本はランジュの方かしら。ランジュは私にとっての完成形だから。果てしなく遠い道のりだけど、努力を続ければいつかは手が届く存在…私ランジュには追いつけると思うの。そのくらいの自信は持ってるわ。でもせつ菜は違うのよ。(中略)私はきっとああはなれない。だから理想。」

 

ランジュには届いてもせつなには届かない

それが彼女の解答です

 

 

20章の感想を書いた際

私は同好会にしかないものを

それぞれの独自性だとしました

しかしミアさんはランジュさんについて

次のように語ります

 

「そう、ランジュは性格通り、ステージ上でもわがままを貫くのさ。」

 

これは部の中にも独自性があることを意味します

つまりランジュさんはステージ上でも

わがままという自分らしさをもつのです

それに加えて絶対的パフォーマンスがある

逆に言えば自分らしさは模倣不可能ですから

どれほど努力しようともランジュさんには

追いつけません

むしろ彼女の色に染まることは

自分らしさの喪失ですらあります

だからこそしずくさんは部を離れ

ミアさんは自分で歌うことを決めたのです

 

 

今回かりんさんがかすみさんに

完敗した原因もここにあるように思えます

つまりかりんさんが模倣できると感じたのは

ランジュのパフォーマンスの部分だけ

彼女の圧倒的パフォーマンスに魅了され

その背後にある彼女の自分らしさには

気がついていなかった

だからこそ彼女はエマさんの言うように

ランジュの背中を追う中で彼女の魅力、

すなわち自分らしさを失ってしまったのです

 

 

彼女が自分らしさを取り戻した時

果たしてどんな選択をするのでしょうか

そして同好会に戻る日は来るのでしょうか