
前回の記事で書いた、散々振り回された例のメイドさんの後日談です。
荷物を取りに来るなら何日の何時か前もって知らせて・・と最後に送った携帯メールに書いたのですが
そのまま返信無し。
前日睡眠時間4時間だったのですがメイド問題などもあって寝れず・・
やっと午前5時に寝て熟睡中だった土曜日の午前9時、
ヴィレッジ(住宅地)の警備員から突然電話で
「ロナリンってメイドさんがお宅に荷物を取りに行くって言ってるけど入れて良いですか?」
と・・・。
時計を見ると午前9時ちょっと前。
4時間しか寝てない・・・。
「入れないで。荷物は私がそこに持って行くから。」
と警備員に言って、ぼーっとした頭のまま着替え始めると
ロナリンから携帯テキストが・・。
「待ってるんですけどまだですか?」
よく見るとロナリンからその日の午前8時43分にも
「荷物を取りに行きますから。」
と連絡が入ってました。
辞める前に3度も私が午前5時に寝るって確認したロナリン、
土曜日のそんな時間に突然携帯テキスト送って寝てると思わないのかしら。
”予め連絡して” って言ったのに、来る15分前・・・。
マニラは道が分からない・・・って言ってたけど
さっさと取りに来るのも変です。

彼女を面接してる時はこういう感じの顔に
爽やかという感じ(と私は思った)の笑顔だったのです。
運転手さんは古くから居るメイドさんと桃ちゃんのギターレッスンに出ていて不在だったので
戻って来るのを待ってからロナリンの荷物を持って警備員の居る入り口に出かけましたが
そこで話す気はなく、車に乗ってもらってメイドの紹介所に連れて行きました。

そこで撮った彼女の写真を見ると面接した時とは別人。
紹介所のおばさんが
「正直に辞めた理由を言いなさい。正直なことが一番なのよ。」
とロナリンに言うとタガログ語で
「Hindi ko kaya..(無理です)」
と何度も言ってました。
おじさんが高血圧だから離れられません・・とまた言ったので
私が
「病院に行ったのは嘘よね。だって午後9時に携帯に電話があったって他のメイドが言ってるし、本当に救急で運ばれたなら午後9時に慌てて出て行ったでしょ。皆が寝るのをじっと待って午後11時に降りて来たんでしょ。つまりおじさんは病気じゃないってことよね。」
と言うと頷いたのです。
紹介所のおばさんの前で彼女の荷物を開けて
メイドに来るのに何も洋服を持って来ない・・って
つまり最初から長居はする予定じゃないってことでしょ、と言っても沈黙。
「私から受け取った200ペソはどうしたの?」
と聞くと交通費で使ってしまった・・って。
(まあ返す気はないって事でしょう)
「あなたが出て行ってからあなたが外に出れるように警備員に電話かけたのに
警備員はあなたが通らなかったって言って驚いたのよ。
どうやって外に出たの?」
と聞くとオートバイで通りかかった人が乗せてくれた・・と言うのですが
本当でしょうか。
ロナリンは多分、悪い事をしているから警備員や警察から隠れてるって感じなのかも。
もしそんなに簡単に外に出れてしまうなら
メイドさんが夜逃げするなんて簡単ですよね。
アソシエーション(住宅地事務局)に書面で問題提議しようと思います。
家にいる他のメイドさんが話してくれたのですが
ロナリンは家に来てカモメちゃんが他の仕事で居ない時に
「私の仕事は桃ちゃんの送り迎えだけです。」
と言ったんですって・・。
ロナリンって何から何まで嘘だらけの人生。
悪い事をする時に嘘を言うだけじゃなく、常に嘘を言う習慣なのかしら。
それを聞いたメイドの一人が
「え、でもカモメさんが桃ちゃんの送り迎えの係だよ。本当にあなたがそれしろって言われたの?」
と突っ込んだそう。
まさか子どもを誘拐する人?
とそのメイドさんは思ったそう。
フィリピンに住んでいる人はよく知ってることですが
ここでは子どもの誘拐、多いのです。
先進国では多分、個人が犯罪に関わるのですが
ここではシンジケートという犯罪組織があって、
その組織が貧しい人にこういう犯罪をしたらいくら払うなど歩合で払う感じ。
昨日も短波ラジオを聞いていたらアンテポロ在住の姉妹(21才と8才)がマカティに遊びに行って
お姉さんが友達の家に水を飲みに入って出て来たら家の前に待たせていた8才の妹が消えていたそう。
1月26日頃だかに居なくなったのでもう1ヶ月。
マカティ地区は駐在員が多いとは言え、
貧しい地区も多いですよね。
お金持ちの子どもでも運転手さんを信頼して子どもの送り迎えをメイド無しでさせていたら
学校に行く前に子どもの売春宿に連れて行ってたケースもあったのです。
学校には時間通りに行くので短時間で性的いたずらをするのでしょう。
子どもは脅されている事が多くて親に報告せず、
様子がおかしいと思っても数週間気づかなかったらしいです(多分しょちゅうじゃないからでしょうか)。
大体狙われるのは10才以下の子ども。
メイドが子どもをお迎えに行く時も学校の外に出てしまえば何処にでも連れて行けますから注意が必要。
臓器も売れるし、一度居なくなったら戻って来ない可能性が大きいので
メイドを雇うのは本当に難しいです。
だってメイドが一番簡単に富裕層の家に近づけますから。
なにせ犯罪組織はメイドや運転手さんが喉から手が出るほど欲しいお金を餌に釣って来ますから
貧しい人は誘惑されやすいですね。
ロナリンはメイドの紹介所に置いて直ぐに帰って来ましたが
最後にロナリンに
「あなたは犯罪組織に関わっているかもしれないけど
これからどんな人と出会って結婚するか、もしかしたら外国に働くチャンスがあるとか、
海外に移民として行かれるかも知れない時に
犯罪履歴があったら台無しになるのよ。
簡単に大きなお金が入るかもしれないけど自分のやってることよく考えなさい。」
と言ったけど、彼女は否定もせず、頑な表情で黙ってうつむいてました。
お金になるから勝手に自分で選んだ仕事、口出すなよって感じ。
私が夜更かししてる台所とメイドの部屋はくっついてるので
主人は私が寝ずの番をしてる時は良いけど、じゃあ寝ちゃった時はどうするんだ・・と心配していました。
警備員を雇うのは個人だと高過ぎますよね。
そういう面では出入りが厳しいコンドミニアムなどは安心かもしれません。
メイドなどが勝手に出て行く時に誰かが出入りを厳しくチェック出来るシステムが大事なんですが
見ていると警備員と馴れ合いになってメイドが買い物に行くなど雇い主に確認なしでも出す場合もあるので
その辺は「家は許可無しに出しません。」と警備サイドに連絡しておくのは大事かもしれません。
許可書を出すのは面倒ですが・・それだけの手間ですから。
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<カルティマール市場の豆腐屋>
日本食材(トンカツソース、醤油、味噌など)が足りなくなったのでカルティマール市場の日本食品屋に行ったんですが、
ここにお豆腐屋があって美味しい「タホ」という豆腐のおやつが売られているのです。
タホは戦前に日本人が伝えたフィリピン料理と言われてるんですよね。
ちなみにここで売られているラディッシュケーキ(大根餅)の味も好きです。
自分の家で油で焼かなくてはなりませんが。

フィリピン人はタホと言えば暖かい豆腐に黒蜜をかけたのが正統派と思ってるらしいですが、

私は冷や奴のイメージで冷たい方が好きです。
ここでは暖かいのも冷たいのも選べるんですが豆腐の味が美味しい。

私が選んだトッピングは押し麦、小豆、マンゴ。

お持ち帰りと言うとこうやってこぼれないように器械でビニール貼ってくれます。
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<どうでもいい菜の花家の食卓>

先日の「あさイチ」で豆苗の特集やってましたが
フィリピンでも豆苗はトンミャオと言う名前で売られてます。

テレビで紹介してた色々な調理法の中で豆苗工場の人がやっていた
カップラーメンに入れるのがどうしても気になってやってみました。

私的にはとても気に入りました。

急いで出かける時、カップラーメンは楽ですが野菜が足りないので大助かり。
塩分が強いのでカップラーメンを別のどんぶりに移し
お湯を足して頂いてます。

先日のバナナの心臓(プソ)をメイドさんがココナツミルクで煮てくれました。
(ココナツミルク+つるむさらき)
ココナツミルクの油がきつくてこれを食べた後、胃痛でちょっと困りましたけど美味しかったです。
