緑のカーテン計画

最近、暑くなってきた七色地方。

特に、サンルームの中が暑くて、このままじゃあ真夏になったらサウナになっちまうわさ～　　

ってことで、ゴーヤの苗を買ってきた。

つるが伸びていくと・・・・



こんなカンジになるはず。イメージ図


　「　みどりのカーテンけいかく　でしゅ　」　　　れれ　「　んだべさ　」


今まで隊長の庭ですくすく育ったのは雑草だけ。

でも、ゴーヤは丈夫で伸びも早いってゆ～し、緑のカーテンができる気がするゥ～！　

と隊長の脳内では、たくさんなったゴーヤと緑色のふさふさした葉っぱのカーテンが風に揺れていた・・・・　


はずだった。・・・・・







植えたばかりのゴーヤの苗が・・・・・２本足りない　






れれ　「　犯犬は、木の下で家の中をのぞいている　あの犬に間違いないべさ　」



犯犬がなぜにこんな悪質な犯行に及んだかとゆ～と、


きっかけは、空から飛んできたツバメだった・・・・・





　「　そらから　ユーホーが　とんできて　ななタンを　さらいにきたでしゅ。だれか　たすけてくだしゃい　」・・・・・　庭の中心で助けを叫ぶ。



七色は、未確認飛行物体が苦手だった。

それが低空飛行してきたツバメだろうと、天井あたりを飛んでいるハエだろうと、上を飛んでいる物が恐くて仕方がない。



恐くてすぐに家に逃げ込みたかった七色だったが、


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「　ななタンもいえのなかに　いれてくだしゃい　」


れれ　「　ななタンがぶっ飛んでいる間に、おらは家の中に入ってきたべさ　」



家の中に入るのも、外に出る時も、れれボンが先。

いくら七色が先に来て待っていても、れれボンが先。

勝手にぶっ飛んだりしたもんなら、ずっと放っておかれ、反省するまで家にいれてもらえない。





　「　こうして　ななタンは　れれボンとの　たいぐうのちがいに　ふまんをつのらせ　はんこうにおよんだのでしゅ　」



・・・・・あ　そ　　






今日も庭にいたら、お隣に来たワンちゃん連れのお客さんから「　あら～七色ちゃん　」　と話しかけられ、パニックになってぶっ飛んだ七色を無視して、七色を置いてれれボンと家に入った。
いつの間にか一人になっていた七色は、あちこち探し回っても誰も来てくれないので、またゴーヤに手をつけようとした。・・・・・緑のカーテン計画、既にここで終わりそうです・・・・・　チーン　　最初からすだれにしておけばよかったんじゃＮＥ？　

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