三国ヶ丘便り

旅行、釣り、周辺の自然について、書き綴りました

2008/4/24

2008-04-24 00:03:07 | Weblog
昨夜は怖い思いをさせられたが、無事に帰ることができた。
待たされた3人組も大変心配されていたようで申し訳なかった。
新聞記事にも、ならなくてよかった。

二度あることは3度あるというが、もうコリゴリ。
これ以上勘弁願いたい。
でも何が起こるか分からない一寸先は闇の今回の旅。
今日からは、みなんと別れ、T教授夫妻と一緒にボホール島への観光である。
ホテルにご夫妻のお迎えを受け、港へ向かう。
T教授のハズバンド「Mrオリー」は、昨日まで顔はひげだらけの仙人スタイルであったが、
今日は剃り落としてさっぱりしている。

 このご夫婦の仲のいいこと、新婚さんみたいに睦まじい。
「ね~パパ!」「ネ~ママ!」とお互い、とても甘い調子で会話される。
ご夫妻の会話を聞いていると、お互いの相手へ労りが見て取れ、言いようのないほのぼのとした温かい雰囲気を感じる。
子ども二人は成人しておられるが、二人が、抱擁して頬ずりしている姿を度々見せられた。
これほど睦まじい夫婦は見たことがない。
妻も羨ましい思いで感心していた。
「おれたちもTご夫妻のまねをするか?」と言ったら「とても無理でしょう」とあっさり断られた。

港に着くと、ボホール行きの客で混雑していた。
出発までには、少し時間があった。
私たちは待合室で待つことにする。
T教授はパソコンを出して、仕事を始められた。
本来であればオフィスですべき仕事を、今日は私たちの案内で出来ない。
新聞の社説を週2回、担当しておられるそうだ。
今日のテーマは「深刻化するコメ不足」について書いているとのこと。

 フィリピンのコメ不足は相当厳しいようで、米価も恐ろしい勢いで上昇しているそうだ。
政府議員は業者と結託して米を隠し価格を吊り上げているようだ?
rice=lie「政府はうそをつくな」と書いているとのことであった。
コメ不足は国際的な問題になっているとのことを、先日、「クローズアップ現代」(NHK)で取り上げ、特にフィリピンが深刻で、米騒動が起きていることを伝えていた。
日本の政治家も今では、3流といわれているが、この国の政治家はもっとひどいようである。
先生はパソコンを打つ手が早い。
A4版2ページあろうかという社説をあっという間に書きあげておられた。
 セブ島をひょろ長いサツマイモに例えれば、ボホール島はさしずめ丸いジャガイモである。
ボホール行きの船は大きく300名を超える乗船客でいっぱいだ。
幸い、日本人は見かけない。
海は青く澄み渡りとても奇麗だ。
遠くに緑の島々が浮かんで見える。
船は、青い海を引き裂くように白い航跡を残して進んでいる。先ほどまで晴れ渡っていた空から突然スコールの襲来。
セブ島が遠くにかすんで見える。
やがて、スコールも止みボホール島が見えてきた。(続く)