『会稽(かいけい)の恥(はじ)』
敗戦の恥辱。他人から受ける酷(ひど)い辱(はずかし)め。
故事:「史記-貨殖伝」 春秋時代、越王勾践が呉王夫差に会稽山の戦いで敗れ、常に「お前は会稽の恥を忘れたか」と自分を励まして、ついに復讐を遂げたことから出た語。 →参照:『臥薪嘗胆』
<松下幸之助一日一話> PHP研究所編
百年の計を立てる
終戦後、日本が大きな経済発展を遂げてきたということは確かに事実ですが、それが果たして真の経済発展であるかどうかというと、いろいろ疑問があります。少なくとも、20年なり30年前に、20年後、30年後の日本をこういう状態に持っていくんだという計画を立てて取り組んだのではなく、いわば無我夢中で働き、ハッと気がついたら経済大国になっていた、というのが実情だという感じがします。しかしここへきて、今後ともこういう状態ではいけない。本当に永遠に通じるような正しい哲理哲学のもとに、大きな理念を打ち立て、そして100年、200年の計を立てる時期にいまはきていると思います。
敗戦の恥辱。他人から受ける酷(ひど)い辱(はずかし)め。
故事:「史記-貨殖伝」 春秋時代、越王勾践が呉王夫差に会稽山の戦いで敗れ、常に「お前は会稽の恥を忘れたか」と自分を励まして、ついに復讐を遂げたことから出た語。 →参照:『臥薪嘗胆』
<松下幸之助一日一話> PHP研究所編
百年の計を立てる
終戦後、日本が大きな経済発展を遂げてきたということは確かに事実ですが、それが果たして真の経済発展であるかどうかというと、いろいろ疑問があります。少なくとも、20年なり30年前に、20年後、30年後の日本をこういう状態に持っていくんだという計画を立てて取り組んだのではなく、いわば無我夢中で働き、ハッと気がついたら経済大国になっていた、というのが実情だという感じがします。しかしここへきて、今後ともこういう状態ではいけない。本当に永遠に通じるような正しい哲理哲学のもとに、大きな理念を打ち立て、そして100年、200年の計を立てる時期にいまはきていると思います。