『邯鄲(かんたん)の夢(ゆめ)』
1.「枕中記」の故事:邯鄲で盧生(ろせい)が見た栄華の夢のこと。
2.派生して、枕をして眠ること。人の世の栄枯盛衰は儚いものだということ。
類:●盧生の夢●黄梁(こうりょう)の一炊●一炊の夢●邯鄲の枕●邯鄲夢の枕●Pleasure and joy soon come and soon go.(悦楽は長くは続かない)<「英⇔日」対照・名言ことわざ辞典>故事:「枕中記」 貧乏で立身出世を望んでいた盧生という青年が、趙の都、邯鄲で呂翁という仙人から、栄華が意のままになるという枕を借り、転寝(うたたね)をしたところ、富貴を窮(きわ)めた50余年の夢を見たが、覚めてみると炊き掛けていた粟(あわ=黄梁)がまだ煮えないほどの短い間であった。出典:枕中記(ちんちゅうき) 中国の伝奇小説。唐の沈既済撰。李泌撰と題するものもある。「邯鄲(かんたん)一炊の夢」の故事を題材にしたもので、後世、文学の題材として好んで使われた。
<松下幸之助一日一話> PHP研究所編
賢人ばかりでは
世の中は賢人がそろっておれば万事うまくいく、というものでは決してありません。賢人は一人いれば、それで十分なんです。さらに準賢人が三人、準々賢人が四人ぐらい。そんな具合に人が集まれば上々でしょう。賢人ばかりですと議論倒れで一向に仕事がはかどらないといったようなことになりがちです。一つの実例をあげれば、ある会社で三人の立派な人物が、お互いに協力しあっていたはずなのにどうもうまくいかない。そこで一人を抜いてみた。すると残る二人の仲がピタッと合って非常にうまくいき、抜かれた人物も他の分野で成功した。そんなことがよくあるものなのです。
1.「枕中記」の故事:邯鄲で盧生(ろせい)が見た栄華の夢のこと。
2.派生して、枕をして眠ること。人の世の栄枯盛衰は儚いものだということ。
類:●盧生の夢●黄梁(こうりょう)の一炊●一炊の夢●邯鄲の枕●邯鄲夢の枕●Pleasure and joy soon come and soon go.(悦楽は長くは続かない)<「英⇔日」対照・名言ことわざ辞典>故事:「枕中記」 貧乏で立身出世を望んでいた盧生という青年が、趙の都、邯鄲で呂翁という仙人から、栄華が意のままになるという枕を借り、転寝(うたたね)をしたところ、富貴を窮(きわ)めた50余年の夢を見たが、覚めてみると炊き掛けていた粟(あわ=黄梁)がまだ煮えないほどの短い間であった。出典:枕中記(ちんちゅうき) 中国の伝奇小説。唐の沈既済撰。李泌撰と題するものもある。「邯鄲(かんたん)一炊の夢」の故事を題材にしたもので、後世、文学の題材として好んで使われた。
<松下幸之助一日一話> PHP研究所編
賢人ばかりでは
世の中は賢人がそろっておれば万事うまくいく、というものでは決してありません。賢人は一人いれば、それで十分なんです。さらに準賢人が三人、準々賢人が四人ぐらい。そんな具合に人が集まれば上々でしょう。賢人ばかりですと議論倒れで一向に仕事がはかどらないといったようなことになりがちです。一つの実例をあげれば、ある会社で三人の立派な人物が、お互いに協力しあっていたはずなのにどうもうまくいかない。そこで一人を抜いてみた。すると残る二人の仲がピタッと合って非常にうまくいき、抜かれた人物も他の分野で成功した。そんなことがよくあるものなのです。