ブーゲンビリアのきちきち日記

神奈川の米軍基地のある街から毎日更新。猫と花と沖縄が好き。基地と原発はいらない。

3月24日渕上太郎氏告別式での下山 保氏による弔詩

2019年03月31日 08時12分08秒 | たんぽぽ舎
たんぽぽ舎より、以下転載します。


┏┓ 
┗■2.弔 詩
 └──── 下山 保 (テント盟友)

盟友渕上太郎よ いよいよ君とはお別れだ

君とは良く飲んだ 良く語らった
テントの闘い7年半 よく飽きもせず座り込んできた

言いたいことを言ってきた  やりたいことをやってきた
過ちが沢山あったけど    不十分さは毎度だったけど
反省することばかりだけど  君は 俺たちはやりぬいた

心残りはあるだろう
もう少し苦労をしてみたかったろう
だが その分は後を継ぐ者に託そう
  後を継ぐ者はいる まだ多くはないが確かにいる
21日のさようなら原発全国集会は印象深かった
  鎌田慧さんと落合恵子さんが渕上を語った
首相官邸前集会は続いている レッドウルフとその一味は健在だ
たんぽぽ舎は相変わらずにぎやかだ 福島の女たちも元気だ
だから心配がない などとは言わない
心配することが明日をつくることもある

君のあご鬚が白くなっても 俺の頭が光り増しても
形あるものは滅びても  志は滅びない 新しい命も生まれてくる

君との付き合い始まりは 9条改憲阻止の会
今に続くテント運動まで 安倍晋三との付き合いと重なる
安倍晋三はついに爺さん岸信介の意を受け 戦争への道に踏み出した
昔 岸信介と戦った俺たちは岸を退陣させた
孫と戦った俺たちは一敗地にまみれた

しかし 安倍晋三もここまでよ
嘘とおべっかに塗れた安倍王国は長くはない
長すぎる政権には 例外なく脆さが同居している

原発はもう手に余る存在 もう作れない厄介者
脱原発の実現はまだ先だが 君を引き継ぐ者たちによって実現する

渕上太郎よ 君は左翼らしからず 人間味にあふれていた
君は紳士だった
憎くさ余りある経産省を糾弾するときも
罵詈雑言を浴びせたりはしない いつも対話を求め 道理を説いて来た

君は優しかった 心で人に接し 仮面をかぶったことは一度もない
だから 女性にもてた

君は人を分けなかった 差別せず 分裂をさせず 連帯を求めた

君は仲間の信頼を集めた 君は鎌田さんや落合さんを魅了した
君は沢山の一人一人を魅了した

今日も 君の遺志を次いだテントひろばがある
明日も明後日もその後も座り込みの日数が増えていく
だから君に 安らかに眠れとは言わない
向うに行ってものんびりするな
亡者どもを集めて あの世のど真ん中にテントを張れ
経産省前テントと 川内テントと あの世のテントと連帯しよう
俺らも続々君のところに行く また一緒に飲もう 一緒に戦おう

さらば渕上太郎

※3月24日渕上太郎氏告別式での下山 保氏による弔詩


__________

以上転載



渕上さんは、私にとっても印象に残る人でした。
ある時、経産省前で、きりっとした精悍な、
いい顔をしているなあと思いました。

たんぽぽ舎の柳田さんに、
「渕上さんの写真を撮りたいのだけど・・」と相談しました。
柳田さんは、すぐに紹介してくれて、渕上さんはすぐに、いいよと・・
渕上さんのカメラを意識しない、
自然な写真を撮らせていただきました。(これから探します)

その後も、愛媛県松山で伊方原発反対集会とデモで、
渕上さんの写真を撮らせていただきました。
写真を撮っていると、私は道路から出てしまい、
愛媛県警にこずかれ、暴力を受けました。
太ったブタのような愛媛県警でした。

その時も県警と渕上さん、その他数人で
ひとさわぎ抗議したのを思い出します。
小雨が降る城下町でしたね。写真を探してみましょう。
夜は数人で道後温泉に行きましたが、
渕上さんは行きませんでしたね。

人の生き方は顔に出ると思います。
潔い生き方だったと、心から尊敬します。

原発再稼働を許さず、
残されたものたちで、継続は力なり、がんばりましょう。
渕上さん、お疲れさまでした。




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