「友達の友達は友達、世界に広げよう友達の輪」
ある晴れた日、大神が頭上、手で輪っかを作って叫んだ。
「どうしたんです急に、懐かしいことを」
「なんすかそれ?」
微妙に世代ズレを感じさせるリアクションをする、ユリ&椿。
「いいフレーズだよな。
これが実現すればきっと世界は平和になるんだろうな」
何があったのか遠い目をして言う大神。
「まあそうですね」
「私の発言にうそは一つもない。
うん、男らしく誠実さを感じさせるセリフだよ」
「だから何なんです」
ユリは大神との長い付き合い付き合ってあげているが、
椿の方は飽きたのかさっさと携帯ゲームなどをやり出してる。
「いやなにね、このセリフを言ったお方の言葉が真実。
虚飾にまみれた世論に、真実という一石を投じた英雄。
だとするとだ」
「だとすると?」
「戦争が始まるんだよ、ユリ君」
「せっ戦争ですか?」
「そうだ、何と言っても疑わしいと言うだけで
戦争を仕掛けるお国の仇敵がうようよいる国だよ。
こりゃもう戦争を仕掛けられるに違いない。
しかも、あちらさん不景気になりかけ、国民の不安を逸らすのに
恰好のイベントではないか」
「戦争がイベントなんですか?」
「そうだろ。この間なんて、もう勝利が決まっている戦争だったし。
というわけだ。
今のうちに我がビルの地下にシェルターを作り、食料を大量に買い込むのだ」
「その心は?」
「新たなる戦後の闇市で大儲けさ」
「呆れ果てる、風が吹けば桶屋が儲かる理論ですね」
「ご免。我が国の大臣だもん、きっと馬鹿じゃないと愛国心がちょっとだけ
出たのさ。はあ~もういいや、パスパス。
景気づけに焼き肉でも食べに行こうか」
「マジッすか。もう、ワックワク、行きましょう。直ぐ行きましょう。
知り合いの財布は、僕の財布。
さあ、焼肉店へゴー」
光速で割り込んできた椿が、もうノリノリで大神を引きづり出した。
その光景にユリ。
「まあ、おいしいものでも食べて、不景気を追い払うのもいいかもね」
ユリは事務所の戸締まりをして、大神達の後を追うのでした。
「ねえ、俺の奢りって確定なの?」
「当然っしょ」
「レディーはお金なんて無粋な物持ちませんのよ」

ちなみに今回、分かる人だけ分かって下さい。
って記事引用しなくても分かるよね。
ある晴れた日、大神が頭上、手で輪っかを作って叫んだ。
「どうしたんです急に、懐かしいことを」
「なんすかそれ?」
微妙に世代ズレを感じさせるリアクションをする、ユリ&椿。
「いいフレーズだよな。
これが実現すればきっと世界は平和になるんだろうな」
何があったのか遠い目をして言う大神。
「まあそうですね」
「私の発言にうそは一つもない。
うん、男らしく誠実さを感じさせるセリフだよ」
「だから何なんです」
ユリは大神との長い付き合い付き合ってあげているが、
椿の方は飽きたのかさっさと携帯ゲームなどをやり出してる。
「いやなにね、このセリフを言ったお方の言葉が真実。
虚飾にまみれた世論に、真実という一石を投じた英雄。
だとするとだ」
「だとすると?」
「戦争が始まるんだよ、ユリ君」
「せっ戦争ですか?」
「そうだ、何と言っても疑わしいと言うだけで
戦争を仕掛けるお国の仇敵がうようよいる国だよ。
こりゃもう戦争を仕掛けられるに違いない。
しかも、あちらさん不景気になりかけ、国民の不安を逸らすのに
恰好のイベントではないか」
「戦争がイベントなんですか?」
「そうだろ。この間なんて、もう勝利が決まっている戦争だったし。
というわけだ。
今のうちに我がビルの地下にシェルターを作り、食料を大量に買い込むのだ」
「その心は?」
「新たなる戦後の闇市で大儲けさ」
「呆れ果てる、風が吹けば桶屋が儲かる理論ですね」
「ご免。我が国の大臣だもん、きっと馬鹿じゃないと愛国心がちょっとだけ
出たのさ。はあ~もういいや、パスパス。
景気づけに焼き肉でも食べに行こうか」
「マジッすか。もう、ワックワク、行きましょう。直ぐ行きましょう。
知り合いの財布は、僕の財布。
さあ、焼肉店へゴー」
光速で割り込んできた椿が、もうノリノリで大神を引きづり出した。
その光景にユリ。
「まあ、おいしいものでも食べて、不景気を追い払うのもいいかもね」
ユリは事務所の戸締まりをして、大神達の後を追うのでした。
「ねえ、俺の奢りって確定なの?」
「当然っしょ」
「レディーはお金なんて無粋な物持ちませんのよ」

ちなみに今回、分かる人だけ分かって下さい。
って記事引用しなくても分かるよね。