先日気象情報の中で、今年初めてとなる彼
についての情報が発表されました。

はい、北海道の冬のお客様、流氷くんです
。
例年2月には毎日流氷情報が流れます。漁業関係者、観光業の方々はもちろんでしょうが、私たち一般市民にも流氷の有無はかなりの影響を及ぼします。
何と言っても風がイタイ!!
寒いなんてもんじゃありません、ほっぺたに刺さるんですね。道外の方はあまりご存じないかとは思いますが、流氷って来たらず~っといるワケでもないんです。その日の風のゴキゲンによって、昨日はいたと思ったら翌日起きたらもういない、なんてのはザラです。
でも、朝起きた時の空気で、氷がいるのかいないのか、なんとなく分かります。それくらいいるのといないのでは風が違うのです。
特に、我が家に近い海は根室海峡。↑の画像で見ると分かるかと思いますが、右側上の方に知床半島、右側下には根室半島のふたつの間に挟まれ、なおかつ30キロ離れた辺りには国後島がある。そこをかいくぐって流氷が流れ込むので、風の案配が難しいの。
昨年は暖冬の影響で根室海峡にはほとんど入ってこなかったな。接岸しなかったし。
今年こそは流氷の写真を撮りたい!
と思っています。実はまだ撮ったことがないのよねぇ~。
さて。流氷初日(岸から見えた日)、流氷接岸初日の予想はこんな感じ。

うちの場合はこの数字に当てはまらないんですよ。根室に接岸する前には接岸してるハズだから。まあでも2月上旬には来そうですね。
先ほども書いた、流氷が近づく条件も紹介されてました。

昨年は海水温が高くて、根室海峡に入ってくる前にどうしても融けちゃったの。今年はガッツリ
しばれてるので、この心配はなさそうです。
さて。ここのトコロ報道されているように、ものすっごくガッツリしばれてます
。
牛舎の中というのは、牛を入れていれば(我が家の場合、冬は夜放牧せず牛舎に入れておく。ず~っと牛舎につなぎっぱなしのトコも多いですが)結構温かいのですが、これだけガッツリだと、水道管がしばれます。そうなるとそれを融かす余計な手間がかかり、最近少し仕事に時間がかかってるようです。
一番寒い時のは撮れなかったんだけど、参考までにこの日、朝7時20分の道内各地の気温です。

注目すべきは、真ん中辺り。-28,8という数字が見えますか?大体旭川辺りです。
そしてこの日の予想最高気温がこちら。

オホーツク海側の数字を見ると赤いですね?
-6とか-8とか書いてあるのに赤いと言うことは、昨日の最高気温がそれよりも2度以上低かったワケですよ。
この画像を撮った日(19日)の前3日間くらいがピークだったな~。我が町の最低気温も-20度までいったから
。
-20度というと、鼻水が凍るのでなんとなく分かります。
気温で言うと流氷時期よりも今の方が寒いかも知れないけど、氷が来ると体感気温が一気に下がるので、やっぱり2月の方がツライですね~。風がね~。
画像をもひとつ。予想降雪量なんですが。

道内の方には見慣れた画像だとは思いますが、私がこちらに来て「なるほど~!」と感心した(?
)地図です。
真ん中辺で雲がとぎれ、道東方面にはま~ったく雲がなくなるでしょ。
それは、この雲のとぎれた辺りに大雪(たいせつ)
があるからなんですね。
正しくは大雪山系。内地では「大雪山(だいせつざん)」と呼ばれることが多いですが、こちらでは「大雪(たいせつ)」と呼ぶことが多いです。ひとつの山の名前ではないので。で、その場合「た」と濁らなくなるのがミソ
。
この大雪のお陰で、札幌辺りに雪が降ってる時は道東は晴れまくり、札幌で晴れてる時に道東が大雪
、というコトになるのです。
先日、いつもお世話になっていたれぞ~さんのブログで、樹霜の画像が載ってました。
たれぞ~さんの記事に詳しい説明がありましたが(アホな私にはよく分からなかったんですが)、私はいつも「霧氷」と呼んでたけどそれは総称だったみたいです
。
ちなみに私が3年前に撮った画像はこちら(拙サイト「なごいく温泉内)。
ちなみに、ばあに「なんで今年はこんなに寒いのに木に霜がつかないの?」と訊いてみたところ…。
「その前に全然降らなくて乾燥してるから、霜がつこうにもつく水分がないからさ。だからこんなに寒いのにダイアモンドダストも見れないさ。」
だそうです。なるほりょ
。
そして!!
富良野在住のふら姉さんの驚愕の寒~いリポートはこちら!。
北海道は外気温がどんなに寒くても家の中はガンガンストーブ炊くので、家の中にいて寒いというのはそうそうないんだけど、ふら姉さんちもそうだけどうちの母屋も、断熱材の入ってない古い建物はそりゃもう寒い。ストーブの「真ん前だけ」が暖かいという…。
それでも。我が家のように農業をやってる場合は特に、だと思うけど。
昨年の超暖冬のように、「寒いはずの冬が暖かい」というのは、かえってとっても困るものなのだ。水道管が凍結しないのはいいが、日中はどこもかしこも水浸しになり、夜はどんなに暖冬だと言ってもガッツリしばれ、それが午前中気温が上がってくるとじわじわ融け始め…。
そういう「氷の上が少しだけ融ける」という状況は一番アブナイ。
滑る!滑る!滑る!
そして、放牧地までぐちゃぐちゃになってるとそりゃ悲惨。牛の乳房はぐちゃぐちゃに汚れて帰ってくるので、それを洗うのは大変な手間がかかる(だから毎年10,11月、4,5月は悲惨だ
)。
多分、観光業の人はもっと大変でしょう。流氷を見に来て流氷がないのでは話にならん。
そういや何年か前に「流氷保険」といいうのがあると聞いたことがあります。観光業の企業が対象のモノで、流氷が来ないと保険が下りるの
。
やはり、冬は寒くてナンボ、なのでしょ~。


はい、北海道の冬のお客様、流氷くんです

例年2月には毎日流氷情報が流れます。漁業関係者、観光業の方々はもちろんでしょうが、私たち一般市民にも流氷の有無はかなりの影響を及ぼします。
何と言っても風がイタイ!!

寒いなんてもんじゃありません、ほっぺたに刺さるんですね。道外の方はあまりご存じないかとは思いますが、流氷って来たらず~っといるワケでもないんです。その日の風のゴキゲンによって、昨日はいたと思ったら翌日起きたらもういない、なんてのはザラです。
でも、朝起きた時の空気で、氷がいるのかいないのか、なんとなく分かります。それくらいいるのといないのでは風が違うのです。
特に、我が家に近い海は根室海峡。↑の画像で見ると分かるかと思いますが、右側上の方に知床半島、右側下には根室半島のふたつの間に挟まれ、なおかつ30キロ離れた辺りには国後島がある。そこをかいくぐって流氷が流れ込むので、風の案配が難しいの。
昨年は暖冬の影響で根室海峡にはほとんど入ってこなかったな。接岸しなかったし。
今年こそは流氷の写真を撮りたい!

さて。流氷初日(岸から見えた日)、流氷接岸初日の予想はこんな感じ。

うちの場合はこの数字に当てはまらないんですよ。根室に接岸する前には接岸してるハズだから。まあでも2月上旬には来そうですね。
先ほども書いた、流氷が近づく条件も紹介されてました。

昨年は海水温が高くて、根室海峡に入ってくる前にどうしても融けちゃったの。今年はガッツリ

さて。ここのトコロ報道されているように、ものすっごくガッツリしばれてます

牛舎の中というのは、牛を入れていれば(我が家の場合、冬は夜放牧せず牛舎に入れておく。ず~っと牛舎につなぎっぱなしのトコも多いですが)結構温かいのですが、これだけガッツリだと、水道管がしばれます。そうなるとそれを融かす余計な手間がかかり、最近少し仕事に時間がかかってるようです。
一番寒い時のは撮れなかったんだけど、参考までにこの日、朝7時20分の道内各地の気温です。

注目すべきは、真ん中辺り。-28,8という数字が見えますか?大体旭川辺りです。
そしてこの日の予想最高気温がこちら。

オホーツク海側の数字を見ると赤いですね?
-6とか-8とか書いてあるのに赤いと言うことは、昨日の最高気温がそれよりも2度以上低かったワケですよ。
この画像を撮った日(19日)の前3日間くらいがピークだったな~。我が町の最低気温も-20度までいったから

-20度というと、鼻水が凍るのでなんとなく分かります。
気温で言うと流氷時期よりも今の方が寒いかも知れないけど、氷が来ると体感気温が一気に下がるので、やっぱり2月の方がツライですね~。風がね~。
画像をもひとつ。予想降雪量なんですが。

道内の方には見慣れた画像だとは思いますが、私がこちらに来て「なるほど~!」と感心した(?

真ん中辺で雲がとぎれ、道東方面にはま~ったく雲がなくなるでしょ。
それは、この雲のとぎれた辺りに大雪(たいせつ)

正しくは大雪山系。内地では「大雪山(だいせつざん)」と呼ばれることが多いですが、こちらでは「大雪(たいせつ)」と呼ぶことが多いです。ひとつの山の名前ではないので。で、その場合「た」と濁らなくなるのがミソ

この大雪のお陰で、札幌辺りに雪が降ってる時は道東は晴れまくり、札幌で晴れてる時に道東が大雪

先日、いつもお世話になっていたれぞ~さんのブログで、樹霜の画像が載ってました。
たれぞ~さんの記事に詳しい説明がありましたが(アホな私にはよく分からなかったんですが)、私はいつも「霧氷」と呼んでたけどそれは総称だったみたいです

ちなみに私が3年前に撮った画像はこちら(拙サイト「なごいく温泉内)。
ちなみに、ばあに「なんで今年はこんなに寒いのに木に霜がつかないの?」と訊いてみたところ…。
「その前に全然降らなくて乾燥してるから、霜がつこうにもつく水分がないからさ。だからこんなに寒いのにダイアモンドダストも見れないさ。」
だそうです。なるほりょ

そして!!
富良野在住のふら姉さんの驚愕の寒~いリポートはこちら!。

北海道は外気温がどんなに寒くても家の中はガンガンストーブ炊くので、家の中にいて寒いというのはそうそうないんだけど、ふら姉さんちもそうだけどうちの母屋も、断熱材の入ってない古い建物はそりゃもう寒い。ストーブの「真ん前だけ」が暖かいという…。
それでも。我が家のように農業をやってる場合は特に、だと思うけど。
昨年の超暖冬のように、「寒いはずの冬が暖かい」というのは、かえってとっても困るものなのだ。水道管が凍結しないのはいいが、日中はどこもかしこも水浸しになり、夜はどんなに暖冬だと言ってもガッツリしばれ、それが午前中気温が上がってくるとじわじわ融け始め…。
そういう「氷の上が少しだけ融ける」という状況は一番アブナイ。
滑る!滑る!滑る!

そして、放牧地までぐちゃぐちゃになってるとそりゃ悲惨。牛の乳房はぐちゃぐちゃに汚れて帰ってくるので、それを洗うのは大変な手間がかかる(だから毎年10,11月、4,5月は悲惨だ

多分、観光業の人はもっと大変でしょう。流氷を見に来て流氷がないのでは話にならん。
そういや何年か前に「流氷保険」といいうのがあると聞いたことがあります。観光業の企業が対象のモノで、流氷が来ないと保険が下りるの

やはり、冬は寒くてナンボ、なのでしょ~。
