ヒジョーに眠たいっす

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ならPCなんてやってないで寝ろ!っちゅう話ですが、せっかくムスコその2が寝ているのでもったいなくて寝られない

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本日、二日目であります。
なにがと申しますと。
仕事復帰であります



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牧場に住み込みで働いてたなんてもう10年も前の話で、10年ぶりの肉体労働は色々不安もアリアリでございますわ~。
そもそも早い!眠い!(笑)

牧場によって全然違いますが、我が家の場合は朝は4時くらいから始まります。ばあは3時45分くらいから(放牧している)牛を追いに行くことから始めます。
だんなさんは4時15分くらい(早く出て行ってばあを手伝おうとすると、今度はばあがもっと早い時間から出るのでやめました

)。
今朝はばあの牛追いを手伝おうと同じくらいの時間に行ったんだけど間に合わず(笑)。あまり早く来られるとせかされてるように感じる人なので、私は4時に行く事にしました。
少し前からムスコその2は上の子達と一緒に子供部屋で寝るようにしてまして(私たちの部屋で寝ていると私が何時に起きようと一緒に起きて泣き出すので)、目覚めてもお姉ちゃん達がいるので、大泣き

してどうしようもないという事は、部屋を移して1週間くらい経つんだけど、全くないのよ。
今までの私の苦労はなんだったんだー

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今まで私は5時半に起きて家事を始めてたんだけど、7割くらいの確率でムスコその2も起きちゃってたのさ。それじゃ困るので5時ちょい前に起きるようにしたら確率は3割くらいに減った(笑)。その時間ならもう一度寝るまであやす時間が少しあるのよ。どうしようもなく泣き止まない時は子供部屋に投下

してました(爆)。
上の子達の目覚まし代わりになってたという利点もあったか(笑)。
まあそんなワケで。
私は6時頃に上がってきます。もちろんそれまでにムスメ達には起きててもらって(←ここ大変重要)、一通り朝の分担仕事をやっててもらって。
んで、6時からは、料理の手伝いをしてもらう、という予定。
なんだけど!!
今日はもう…私とムスメその1が泣きそうでした(笑)。
まず、私としてはムスメその1に料理を手伝って欲しいのだが…
4人来たよ(涙)。
ムスメその2とムスコその1が「やりたい!」と言って譲らず、みんなが台所にいるもんだからムスコその2もやってきて、缶詰を漁り始めた。
立っている場所は1畳分くらいしかないんだってば!!(号泣)
もう料理する元気がなくなってきたので、しょうがない、今朝は納豆にしました(その納豆でも仕事分担でもめた…)。
最終的に(へそを曲げずにちゃんと)手伝ってくれたのは、やっぱりムスメその1でした

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わたしゃ今、ムスメその1がいないと何も出来ないかーちゃんになってしまってるよ…トホホ(涙)。
やりがいを感じていてくれるうちは助かるけど、負担に思わないくらいまでになんとか今の状況を打破せねば!!
最近は献立をあらかじめ決めていると先日記事に書きましたが、これからは料理の仕事分担も考えとかなきゃダメかい…………。
しかも本日ムスコその2ったら4時20分に起きたらしい!
つられて他の子もみんな起きたので、ムスメその1から5時前に携帯に泣きの電話が来たよ。
ムスメその2とムスコその1が例によって例のごとくケンカをおっぱじめやがったらしい(笑)。
そんな中、ムスコその2はご機嫌だったらしい(爆)。
(まあそんなワケで、現在ムスコその2は夢の中

なワケですね、はい)
さて。私の仕事状況はと言うと。
まあ今年の2月くらいから、だんなさんが忙しいときだけたまに手伝うこともあったんですが、搾乳を手伝うのはホントに10年ぶり!
初日の昨日は、牛の間に入って、しゃがんで、牛の足の目の前に自分の顔を置くのは少し怖かったです。蹴られそうで。
(実際蹴る牛もいるので、そういう牛には蹴らないように器具をつけるのが普通)
もちろん搾乳の器械である「ミルカー」をかけるのはまだまだ無理なので、とりあえず私は牛のチチを拭いて回っています。
うちの場合放牧しているので、特に雨の後なんかは泣きそうにチチがドロドロなのよ。
チチ拭きひとつにしても、まだうちの牛を覚えてない私には難しいです。
こうやって仕事に復帰してみると、昔のことをすごーくよく思い出します。
私が北海道に来て住み込みで仕事を始めたのは1999年の5月でして、11年前です。
私は2軒の牧場で働いた後に、うちにお嫁にきました。
最初の牧場に来た頃は何もかもが初めてでした。
まず最初に言われたのが、
「1ヶ月で全頭(当時搾乳牛が100頭)のチチだけで見分けがつけるようにならなかったら
クビだから♪」
でしたよー

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私に仕事を教えてくれてた(その家の息子さん)のが、なんつーか毒舌のにーちゃんでして(それだけでは語り尽くせないくらい…個性的な人物です!現在友達Aちゃんの旦那さんですが

)。
でも、今仕事をしていてそのにーちゃんに言われたことをひとつひとつ思い出しています。
その当時の口調まで耳に残っているわ(笑)。
あの頃は、何度心の中で「バカヤロー!

」と叫んだか知れないけど、私にホントに最初の基礎の基礎を教えてくれたのはやっぱりにーちゃんだったんだなぁと、今すごく感謝しています。
住み込みしていた半年間でケンカばっかりしていたにーちゃんでしたが(←Aちゃんに失礼な!

)、教えられた事は全部身について残っている気がします。
ってな事をにーちゃんに言ったら超
図に乗るから絶対言わないけどっ(Aちゃんも言っちゃダメよ~ん)。
例えばね、牛に蹴られないようにする為にどうするか、とかね。
チチ拭きの時に一番にチチに触るとそりゃ牛もビックリするので、まずは足の太ももあたりに触ってやって、そんで自分から見て奥にあるチチ(牛のチチは2本×2列で4本あります)から拭き始めると、ビックリして足を上げるとしたら向こう側の足だから、危なくないんだよね。
それから、にーちゃんは「オレのチチ拭きは牛にとってはエステなんだ!」と豪語してました。牛が気持ちいい~♪と思うほど上手なのだそうな(ほんまかいな)。それくらいウデがいいと、にーちゃん曰く「足をうるさくしない」のだそうです。
まあ、そういうチチ拭きを目指せばいいのだそうですよ

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そのスパルタにーちゃんのお陰かどうか分からないけど、だいたい1ヶ月で100頭の牛のチチを覚えましたもんね。
その代わり、顔や身体の斑紋見てもよく分からないんだけどね(笑)。普段チチしか見てないからー

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チチ、顔、斑紋、ナンバー(今では主に耳標←BSEのトレーサビリティで有名になりましたかね)の全部で個体識別できるまでにはもう少しかかりましたわ、私の場合。
まあ、うちには100頭も搾乳牛はいないので、10年経って物覚えが悪くなった私のアタマでも1ヶ月もあればチチはなんとかいけるかな?と楽観視しているんですけどね(甘いか??

)。
(その搾乳牛っていうのもいつも同じヤツじゃなくて微妙にマイナーチェンジするので余計覚えにくいのだ。1年もすれば1周するんだけど)
牛の乳頭は4本あるので普通であれば4本にミルカーをかけるんですけど、なかなかそううまくはいかないのです。
乳房炎(私の乳腺炎と似たようなもんです)になって薬を入れてると、その乳は搾っても出荷できませんので、別に搾ります。
また、4つチチのうち、1本とか2本だけ状態の悪いチチが出る場合もあるので(うちは今これがすごく多い!

)、これもそこだけ別搾り。
そして、牛によってはチチが1本つぶれちゃってる(出なくなってる)場合もあります。こういう牛は結構多いんだけど、これも間違えて4本全部拭いちゃうとマズイのよ。これを覚えないとミルカーはかけられない。
そして、さっき書いたけど、蹴るクセのある牛はキックノンという器具を装着します(家によっては違うモノを付けたり、本気でロープで縛ったりする)。
はたまた、出るのが渋い(遅い)牛もいれば早い牛もいる。4本のうち1本だけ時間かかるとか逆に早くあがっちゃうとかもいる。
そういうのを全部覚えてからじゃないとかけられないんですねー

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その牧場の人以外の人の手が入ることが多い家なんかは、覚えて無くても間違わないように色々対策を練っているだろうけど、うちはそうそうないので、みんな記憶に頼ってるんだよね。
そういう家はますます人に頼みにくくなって、結果どこも出掛けられなくなるというね(涙)。
それでも今はまだマシです。私たちの結婚式の時に初めてうちは酪農ヘルパーさんを雇ったんだよ。
つまり、それまで義父母は休んだことがなかったワケですよ。
(昔はそれほど頭数もいなかったから、一人で搾るなんてのはあったらしいけどね)
ヘルパーさんを頼むとものすごく高いからやはりそうそう頼めないけど、それでも年に何回か今は頼んでます。
子ども達連れて釧路に行く時とか、ムスメその1のカルタ大会の時とか。
旅行となると何回分も頼まなきゃいけないのでうちではまずないものの、単発で頼むことはちょこちょこあります。
今は時期的にも一番牛舎仕事が少ないし、なによりまだばあが仕事をやってくれてるので、あくまで私は手伝いのスタンスだけど、私が仕事に慣れてミルカーをかけられるようになったら今度はだんなさんと私でやらなければなりません。
(ばあも体力的に無理がきてるので、そうそう手伝わせるワケにもいかない)
うちの場合義両親とは別居(敷地内に別棟)だし、子どもは小さいし、また保育所や習い事の送り迎えをどうするか、難問山積です(送迎はお願い出来ない事になったのがイタイ!

)。
ばあの1日を見てるとずーっと外でなんかしてるのよ。私が同じ事するのは、物理的に無理!
大変だとか、身体が持たないとか、自分の時間が持てないとか、そういう問題じゃないんだよね。手抜きをすればいいというだけでは解決できないくらい無理がある。
ただでさえ拘束時間がヨソよりも格段に長い我が家の仕事状況。手のかかる4人を抱えた状態でどうやって時間をこなしていけばいいのか、正直今の私には
サッパリ分かりませーん

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既に今日なんて、午後の搾乳の手伝いに行けないもんね。
(児童館、保育所、空手の送迎でびっちり!

)
昨日今日は小学校がお休みだったのでムスコその2問題もなかったけど(ムスメその1がいれば大丈夫)、これからは平日はそう言うわけにもいかない。果たしてじいがムスコその2をそんなに長時間見られるのか、これは大変ギモンです

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実際、2月からホントは搾乳もやる予定だったのに、じいが根を上げたので私は最低限(午前・午後で1時間ずつくらい)しか出来なかったのよ。結局それもだんなさんの仕事の忙しいのが終わったらまた辞めたし。
普通なら奥さんがパートに出るようになったら保育所に預けるという事も出来るのだけど、うちの場合私が仕事するようになっても経済的には
全く潤わないので、それも不可能(これが自営の悲しいところ)。
なんとか(牛舎仕事が早めに終わる)夏の間に私が仕事を覚えきって、冬になったらばあには上がってもらって、ばあにムスコその2をみてもらうしかないのよー。
私の腰がこんなじゃなければ、搾乳以外は背負ってやりゃーいんだけどね。今はガッツリコルセットで締めてやってナントカ、というところです(長い目で見ないとコレでも難しいけどね)。
んなワケで、ちょっち眠いけど頑張ってます!
ともかく脳細胞を活性化させて、チチを覚えねば!!