うたかた草子

日々うたかたのように浮かんでは消える想いを思いつくままに
書き綴った日記、いつまで続くやら。。。

不時の茶事

2014-07-30 09:00:00 | 茶人への道
茶事とは、今でいうホームパーティー。
料理とお酒をふるまい、一服差し上げるというお食事会、なるもあくまで主役は一服のお茶。
茶道らしく、あれこれと細かいルールがあり、事前に日程調整をした後、お誘いのお手紙を送り、それに対する
お招きいただいてありがとうとお礼のお手紙を送ることから始まる。

勿論終わったあとは、お礼状を送って終了、招いた方は来てくれてありがとう、至らぬところも多々あったと思うが・・・
というような、非日常、非現実、窮極まどろっこしいやりとりを得て行われるホームパーティー。

なるも、不時の茶事という形式の茶事があることは初めて知った。

不時の茶事(ふじのちゃじ) とは、案内をして、あらかじめ決められた茶事ではなく、不意に来訪した客をもてなす茶事のことです。臨時の茶事ともいいます。定法がなく、亭主の働きの見せどころの多い茶事です。

以上、グーグル先生より。

茶事の基本マナーから大いに外れていると思うのだが、まあそれはそれでアリなんだろう、不意に来訪した相手がいなかった場合は
どうなるのか、と疑問大いに沸く部分もあるのだが、まあ、それはそれでおいておこう。

というわけで、いつものお宅に伺った。




炭点前から始まり、お濃茶の後懐石。
ご飯には夏らしく、精の着く?自然薯入り。



碗ものには鱧とマツタケ。

美味しいお料理と美味しいお酒に舌鼓を打ちつつ、日頃のお茶にまつわる出来事をあれこれと話す。

ともあれ、しがらみにとらわれがちな日常から離れ、楽しい時間を過ごさせてもらった。
ありがたいなあ。