不時の茶事

茶事とは、今でいうホームパーティー。
料理とお酒をふるまい、一服差し上げるというお食事会、なるもあくまで主役は一服のお茶。
茶道らしく、あれこれと細かいルールがあり、事前に日程調整をした後、お誘いのお手紙を送り、それに対する
お招きいただいてありがとうとお礼のお手紙を送ることから始まる。

勿論終わったあとは、お礼状を送って終了、招いた方は来てくれてありがとう、至らぬところも多々あったと思うが・・・
というような、非日常、非現実、窮極まどろっこしいやりとりを得て行われるホームパーティー。

なるも、不時の茶事という形式の茶事があることは初めて知った。

不時の茶事（ふじのちゃじ） とは、案内をして、あらかじめ決められた茶事ではなく、不意に来訪した客をもてなす茶事のことです。臨時の茶事ともいいます。定法がなく、亭主の働きの見せどころの多い茶事です。

以上、グーグル先生より。

茶事の基本マナーから大いに外れていると思うのだが、まあそれはそれでアリなんだろう、不意に来訪した相手がいなかった場合は
どうなるのか、と疑問大いに沸く部分もあるのだが、まあ、それはそれでおいておこう。

というわけで、いつものお宅に伺った。




炭点前から始まり、お濃茶の後懐石。
ご飯には夏らしく、精の着く？自然薯入り。



碗ものには鱧とマツタケ。

美味しいお料理と美味しいお酒に舌鼓を打ちつつ、日頃のお茶にまつわる出来事をあれこれと話す。

ともあれ、しがらみにとらわれがちな日常から離れ、楽しい時間を過ごさせてもらった。
ありがたいなあ。

Euro 2014 summer 140708 2

さて、クロアチアの首都ザグレブに到着。
ここでイミグレを行ったあと、荷物を受け取りクロアチア航空に乗り換える。

待ち時間3時間の末、ようやくドブロヴニク行きの便に乗り込む。



プロペラ機・・・

まあ、一時間強の移動だから、これはこれでアリだろう。
機中からアドリア海を眺めつつ、あっという間の移動だった。

ドブロヴニクでは予約したホテルに有料の送迎を頼む、もちろんリムジンバスでも構わなかったのだが
今回予約したホテルはレセプションがなく鍵の引き渡しを待ち合わせして行いたいと事前にメールが入っていた。

・・・・・

待ち合わせ・・・・
遅れた場合とか、会えなかった場合を想定すると見知らぬ土地で見知らぬ人との待ち合わせは少々怖い。
迷った末、有料送迎を依頼することにした、30ユーロ、かなりお高い。

飛行機を出るとすぐ名前を書いたカードを持ったドライバーと出会う、ドブロヴニク空港は小さい空港なので
すぐに出会えた。



入り組んだ山間からアドリア海が除く。ああ、とうとう来たんだ、と感慨が胸に迫る。


旧市街の入り口まで送ってもらい、ホテルの担当者と無事合流。
ホテルに行くまでの間、ここが美味しい、ここが土産物屋と親切に教えてくれた、英語力がおぼつかないので会話が
はずまなかったことが悔やまれる。



ホテルと銘打ってあったのだが、実際はアパートメント。
そういえばガイドブックには旧市街にはホテルは二か所しかないとのこと、いずれもお高く泊まれるような
お値段ではなかった。

エレベーターのない急な階段を上り、施設の説明など一通り聞く。チェックアウトの時は、部屋の入り口のカーペットの下に
鍵を置いておいてくれ、とのこと。建物の入り口のドアは一応オートロックのような作りになってはいるものの
なんか、おおらかだなこの国。

とまあ、無事ホテルにチェックイン。
WIFIも問題なく使え、ちょっと休憩後街に出る。

Tsui-Teru和

少し前、いつもの中野の熟成肉の【和】バージョンのお店がオープンするということで行ってきた、なんでも
日本酒と合う肉、というコンセプトらしい。



ふわふわ出汁巻き。
お酒のラインナップは日本酒中心、手頃なお値段でくいくい飲めちゃうのは本店と同様。




パテ。
こちらも日本酒とともに頂く。




熟成肉は本店同様。


肉の旨みをたっぷり味わい、元気を充足できたカンジ。
訪れるお店がまた増えたなあ。

Euro 2014 summer 140708

よく人から言われる。


なんでクロアチアに行ったの？
クロアチアに行った人って周りで初めて聞くよ。


なんで夏の旅行をクロアチアにしたか。


愚問。


だって、今ってクロアチアって大人気の旅行地じゃないのか？
アドリア海の真珠と呼ばれるドブロヴニクなんて日本人大好きアニメの紅の豚や魔女の宅急便のモデル地ですよ。
（それは今回行くことを決めてから知ったんだけどね・・・）


見どころはそう多くないとは言え、治安も良好、リゾート地の素朴さを残すかの地に


なんで行ったの？


は愚問中の愚問と言えよう。


と言いつつも、昨年の旅を終えた時点では


は？クロアチア？それどこ？


だったんですけどね、実は。


まあ、そんなこんなで機中で夜を明かし、早朝のイスタンブールへ到着。




ここでトランジット4時間待ち、結構これ長かったなあ。
空港で買い物をしようかと思いつつも、空港内の土産物はどれもお高く、黙々と読書。



イスタンブール空港からの乗り換えの多さ、トルコエアーって意外と使えるのかもしれない、お得だし。
待ちくたびれて待ちくたびれてようやく搭乗ゲートが開く。





トルキッシュエアラインでようやくザグレブ着、ここで時差一時間発生。



国際空港なのになんだかのんびりしてる、ご飯を食べるところも買い物するところもほとんどなく、
空港のフリーWIFIは１５分のみ。もうちょっと使わせてよ・・・・


ここでも結局３時間以上トランジット待ち、今回たどり着くのに時間がかかるなあ・・・・

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さて、今回の出発は七夕の夜、成田から。
この時期クロアチア行きのAIRはどれもこれも高く、中東系のエアラインも含めて考えたのだが
やはり安いものや安いだけある。

直行便はあるハズもなく、ヨーロッパの空港を経由していくしかないのだがそもそもの経由地までが15万円
くらいかかり、そこからプラスαでややもするとAIRだけで20万近くかかってしまう。
今絶賛売込み中のカタール航空、格安のヨーロッパ便もあるのだが、やはり乗継が悪い、よくよく見ると
片道25時間とか信じられないような記載がある。

やはり、時は金なり。
時間を有効に使いたければお金を払う仕組みになっている、うまーーい具合に例外が見つかることもあるけれど。

てなわけで迷いに迷い、今回はトルコ航空、イスタンブール経由でクロアチアの首都ザグレブに行くことにした。



会社がおわった後、成田に向かう、出発時刻は22時。
あらかじめ送っておいた荷物を受け取り、まずはチェックイン。予定より出発が30分早まっているとのこと、飛行機はこれだから怖い。
平気で遅れるし、平気で早まる。



ひとりで旅立つ不安感とこれから始まる旅の期待感が入り混じる感覚。
空港に着くまでは、ああ、やっぱり不安、やめればよかった、と思う瞬間もあるのだが、不思議とここまで来ると
腹が据わる感覚が出てくるのか。



トルコブルーの機体の中、思ったよりキレイ。
トルキッシュエアライン、実はちょっと不安だったのだが、いい意味で期待を裏切られそう。

さて、今回の旅はどうなることやら。

ニクの会

先日これまた会社の気の合うメンバーと月イチの食事会。
みな同世代なので

大人なので静かなところでいいもん食べたいよね。

がキーワード。
大人て・・・・もう充分大人でんがな・・・・と思う心はありつつも、見た目とは裏腹に人間の中身って本当に変わらない。
感覚としては怖いものがなかった20代の頃とそう大差はない、いろんなことがあったので幾分分別臭く、忍耐強くなった
部分はあるかもしれないけど。


というわけで、今回も神楽坂。
大人の隠れ家、がうたい文句なのだが、女性三人どこにも隠れる必要のない気のおけるメンバー。



オサレなカードがお出迎え。



生ハム。
口の中でとろける脂身。




ほかほか焼き立てパン。
これだけでも持って帰りたい。




輝くイカ、甘くておいしい、こちらも口の中でとろけるカンジ。



とうもろこし入りオイルパスタ。




お口直しデザートのあとメインの豚。




ここのお料理は、全般的にひとさらの量が少ない、男性とかだと物足りなく感じるかもしれないが
女性だとこれくらいで十分、最後の最後まで美味しく味わえる。

美味しいものを食べて幸せな夜。
来月も楽しみだなあ。

最近

ブログ熱が遠ざかっている、更新頻度にもそれが如実に現れる。
というか、日々の備忘録なので習慣に近いのだが、習慣も遠ざかるとそれがまた習慣になる。

ふと、考えるとこのブログ、帰省日記と美味しいお食事と旅行日記しかないことに気づき、

なんか薄いなあ・・・・

と思い始めるたのもひとつ原因としてある。
まあ、日常ってそんなもんなんだけどね、いきなり闘病日記になるとそれもそれで重すぎるだろう。

というわけで気を取り直して再開します、この旅日記と美味しいものブログ。

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先日（と言ってもたぶん一か月くらい前）、会社の旅スキ仲間と食事に行った。
会社を退職した同僚が、この度ヨーロッパとメキシコの旅から戻って来てその報告会、のようなもの。
私の旅熱は彼女の影響によるところが大きい、その点では本当に感謝、感謝。
それまで、自分とは縁がなかったであろう海外一人旅という大きなハードルを乗り越える背中を押してくれた友人です。

さて、食事に行ったのはこちら。
日本で唯一のクロアチア料理とのこと。



クロアチア、アドリア海をはさんでイタリアの対岸にある細長い国、ジブリ映画の舞台になったドブロヴニクが有名な
リゾート地、その昔はユーゴ紛争の際に、セルビア勢力から砲撃を受け、危機にある世界遺産リストに上がったこともある。



アドリア海を挟んでいるので、シーフードなども美味しいのだが、この日は肉中心に頂く。
旅の武勇伝？を聞きつつ、各々次はどこに行きたい、あそこもいいと話が咲く。



デザートプレート。
中央にあるチョコレートケーキに丸いわっかのようなものが織り込まれている、ドブロヴニク名物のマカロニケーキとのこと。

旅のことにとどまらず、職場の話とそれぞれの近況話に花が咲く。



さて、なぜクロアチア料理か。
おそらく大多数の人が推測されると思いますが、この度行ってきました。

というわけでまたしても旅ブログ始まります、EURO2014　SUMMER というわけでアドリア海の真珠、クロアチアを堪能してきました。