「昔の話5」の続き
付き人の仕事は本当に大変だったけど、Nさんはとってもかわいがって下さったし
もう見るからに私は大変!と周りの人達は認識しているので
「大変でしょう~よくがんばってるわね!」と周りの人にも良くしてもらった。
お芝居の表も裏も同時にみることが出来て勉強になった。
・・・といっても自分に袖から舞台を観る余裕があるのはほんの少しの時間だが。
この時、まだ私は実家から通っていた。
最初は地方をあちこちと移動してというのが多かったので
みんなホテルに泊まるので問題なかった。
東京公演の時は、Nさんは仕事の時は家に帰らず、ホテルに泊まるので
一緒のホテルをとってもらった。わ~贅沢!
今まで働いたバイトのどれよりも高額のバイト料をもらっていたし
公演が終わった後は、Nさんとスタッフ、共演者と毎日のように飲みに連れて行ってもらった。
洋服もNさんのお下がりを頂いたりして、ほとんどお金を使うことがなかった。
というわけで、あっという間に一人暮らしする資金が貯まり
ちゃっかり、そのお金で東京に一人暮らしを始めたのだった。
田舎モンの私にはこの時期貴重な経験をたくさんさせてもらった。
Nさんは一流ホテルに泊まるし、何かあったときすぐ行けるように
同じフロアーが常だったので時にはツインで、広くてきれいな部屋ばかりだったし
移動も、新幹線はグリーン車、飛行機はスーパーシートだったので
マネージャーが特に打ち合わせが無いときは、隣に座らせてもらった。
特に、飛行機は初めてだったので、チェックインや搭乗口の意味もわからずドキドキした。
窓にかじりついて首が痛くなるほど外を眺めたもんさ。
慣れとは恐ろしいもので、今じゃ「窓側じゃなくて通路でいいで~す!
あ、すぐ降りられるように、出口に近いところにしてくださいね」などと注文を出す始末。。。
食事といえば、美味しいものが並び、Nさんは私が「こんなうめーもん初めてじゃ~」
ぐらいの勢いで、美味しそうに食べるので、これもあれもとすすめてくれた。
おかげで、だいぶ体重が増えたのはいうまでもない。
ホテルでは、私の仕事は荷物を出して、洋服を掛けたり
お風呂の準備をしたり、お酒の用意をしたりする。
ここでもお気に入りのキャラクターの飾り付けははずせない。
大抵、スタッフや共演者がNさんの部屋で飲んで騒いで
ひとしきり盛り上がると、一人帰り、二人帰り・・・
最後は当然Nさんと私二人、部屋に残る。
すでにこの時点で深夜になっている。
ところが、Nさんはまだまだ元気でテンションが高く
昔の舞台の話や尊敬する女優さんの話や真似をしてくれるのだ。
普通だったら、相当疲れているし、寝たいよう~と思うのかもしれないが
私はこの時間が大好きだった。
舞台メイクのテクニックなんかもこの時間に教えてもらったり。
いつもTVの仕事では呼ばれないのだが(メイクさんもスタイリストさんも
マネージャーさんも運転手さんもいるので、仕事がない)
Nさんが私の勉強になるだろうと、特別にドラマの仕事によんでくれた。
エキストラの仕事ももらったりして、これはまた勝手が違って勉強になった。
Nさんは言ってみれば「手がかかる女優さん」の部類に入るかもしれない。
だけど、一生懸命やればやっただけ、かわいがってくれる人だった。
Nさんの付き人がやれたら、どこでも通用するよ!とよく周りの人が言っていた。
実際、その後他の人に付いても、困らなかったから、ありがたかった。
Nさんやスタッフには感謝しています。
まだまだ、つづく・・・
付き人の仕事は本当に大変だったけど、Nさんはとってもかわいがって下さったし
もう見るからに私は大変!と周りの人達は認識しているので
「大変でしょう~よくがんばってるわね!」と周りの人にも良くしてもらった。
お芝居の表も裏も同時にみることが出来て勉強になった。
・・・といっても自分に袖から舞台を観る余裕があるのはほんの少しの時間だが。
この時、まだ私は実家から通っていた。
最初は地方をあちこちと移動してというのが多かったので
みんなホテルに泊まるので問題なかった。
東京公演の時は、Nさんは仕事の時は家に帰らず、ホテルに泊まるので
一緒のホテルをとってもらった。わ~贅沢!
今まで働いたバイトのどれよりも高額のバイト料をもらっていたし
公演が終わった後は、Nさんとスタッフ、共演者と毎日のように飲みに連れて行ってもらった。
洋服もNさんのお下がりを頂いたりして、ほとんどお金を使うことがなかった。
というわけで、あっという間に一人暮らしする資金が貯まり
ちゃっかり、そのお金で東京に一人暮らしを始めたのだった。
田舎モンの私にはこの時期貴重な経験をたくさんさせてもらった。
Nさんは一流ホテルに泊まるし、何かあったときすぐ行けるように
同じフロアーが常だったので時にはツインで、広くてきれいな部屋ばかりだったし
移動も、新幹線はグリーン車、飛行機はスーパーシートだったので
マネージャーが特に打ち合わせが無いときは、隣に座らせてもらった。
特に、飛行機は初めてだったので、チェックインや搭乗口の意味もわからずドキドキした。
窓にかじりついて首が痛くなるほど外を眺めたもんさ。
慣れとは恐ろしいもので、今じゃ「窓側じゃなくて通路でいいで~す!
あ、すぐ降りられるように、出口に近いところにしてくださいね」などと注文を出す始末。。。
食事といえば、美味しいものが並び、Nさんは私が「こんなうめーもん初めてじゃ~」
ぐらいの勢いで、美味しそうに食べるので、これもあれもとすすめてくれた。
おかげで、だいぶ体重が増えたのはいうまでもない。
ホテルでは、私の仕事は荷物を出して、洋服を掛けたり
お風呂の準備をしたり、お酒の用意をしたりする。
ここでもお気に入りのキャラクターの飾り付けははずせない。
大抵、スタッフや共演者がNさんの部屋で飲んで騒いで
ひとしきり盛り上がると、一人帰り、二人帰り・・・
最後は当然Nさんと私二人、部屋に残る。
すでにこの時点で深夜になっている。
ところが、Nさんはまだまだ元気でテンションが高く
昔の舞台の話や尊敬する女優さんの話や真似をしてくれるのだ。
普通だったら、相当疲れているし、寝たいよう~と思うのかもしれないが
私はこの時間が大好きだった。
舞台メイクのテクニックなんかもこの時間に教えてもらったり。
いつもTVの仕事では呼ばれないのだが(メイクさんもスタイリストさんも
マネージャーさんも運転手さんもいるので、仕事がない)
Nさんが私の勉強になるだろうと、特別にドラマの仕事によんでくれた。
エキストラの仕事ももらったりして、これはまた勝手が違って勉強になった。
Nさんは言ってみれば「手がかかる女優さん」の部類に入るかもしれない。
だけど、一生懸命やればやっただけ、かわいがってくれる人だった。
Nさんの付き人がやれたら、どこでも通用するよ!とよく周りの人が言っていた。
実際、その後他の人に付いても、困らなかったから、ありがたかった。
Nさんやスタッフには感謝しています。
まだまだ、つづく・・・