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拾い読み★2017-152≪コラム記事≫

2017年06月01日 07時05分18秒 | マリーンズ2017

【球界ここだけの話(922)】
ロッテの日本一に貢献した「YFK」のFが古巣を心配 「あんなに負けるチームじゃないのに」


 今月23日の西武-日本ハム(前橋)。試合前取材でベンチ前に立っていると、視線を感じた。チラッと見ると、怖面の方がこちらを見ている。やばい人…。つばを飲み込みながら、しっかり確認すると、巨人時代にお世話になった藤田宗一さん(44)だった。

 「おう、今は日本ハム担当やっているのか。元気?」と藤田さん。実はとても優しい人だ。

 ロッテ-巨人-ソフトバンクと渡り歩き、通算600試合に登板した中継ぎのスペシャリスト。2005年にはロッテで薮田、藤田、小林雅の3人で勝利の方程式「YFK」を形成し、31年ぶりのリーグ優勝と日本一に貢献した。現役最後の2012年はBCリーグの群馬で選手兼投手コーチ補佐としてプレー。23日は群馬時代の知人とともに球場を訪問し、ロッテ時代のチームメートでもある日本ハムの黒木投手コーチや元巨人の矢野や大田らと旧交を温めていた。

 現役引退から5年が経過したが、かつてのホールド王の体は引き締まったまま。現在は東京・赤坂にある、肉まつり酒場「宗一」のオーナーをしながら、埼玉・吉川市の中学生チーム「吉川美南ボーイズ」で子供たちを指導している。

 オリックス、巨人で活躍した同い年の谷佳知さんらと一緒に少年野球教室を開催することもあるとか。「子供を教えるのはなかなか難しいよ。頭では理解できても、まだ体で表現できない。だから、伝え方とかもすごく考えさせられる」と野球界にも恩返しを続けている。

 そんな藤田さんが気になっているのは、古巣の低迷ぶり。「ロッテは大丈夫かな。あんなに負けるチームじゃないのに」とパ・リーグ最下位のロッテを心配していた。

 「お店? 何とか、食っていけるぐらい。でも、千葉にもお店を出そうか、とも考えているんだ」。商売は順調そうだが、いつの日か指導者としてプロ野球の世界に戻ってきてくれることを、ひそかに願っている。(桜木理)

(サンスポ)

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無意味な「地獄のキャンプ」。改めるべき成果出ない長時間練習【里崎智也の捕手異論】

千葉ロッテマリーンズで16年プレーした里崎智也氏。現在は解説者・評論家として、野球界の“常識”に異を唱え続けている。このほど自著「捕手異論 一流と二流をわける、プロの野球『眼』」を発表した里崎氏が、野球界の発展を願い、あえて厳しい提言を送る。


なぜダラダラと長い練習が行われてしまうのか?

――里崎さんが現役時代に監督だったバレンタインさんはキャンプも独特だったそうですね。

「まず秋季キャンプがなかったですからね。どうせ休むんだから意味ないと。どうせなら早くオフに入って早く練習を始めればいいんじゃないか、というのがボビー(・バレンタイン監督)の考え。11月いっぱいまで休んで12~2月までキャンプにすればより良い練習ができると。

客観的に見てボビーの方が始動は早いし、合理的ですよね。個人でやりたい人は秋にトレーニングをやってもいいよ、とも言っていたので選手にとっては足りない部分を補足できたので良かったですよ」

――日本だと長時間の練習が美徳とされる傾向はあります。

「一般的にキャンプの全体練習は長い、本当に長い。特に待っている時間。全体練習とは要するに“合わせ”なんですよ。連携を合わせること。自分の出番がなければ待っていなければならない。バッティング練習もそう。

全体で2時間バッティング練習があるとしても、自分ができるのは正味30分程度。全員で一斉に打つわけにはいきませんからね。そうなると、順番待ちしている間に走塁練習やバント練習をするわけですけど……時間合わせでやっているようなもんなんですよ」

――それはなかなか効率が悪いですね。

「はっきり言って無駄です。ボビーの場合は、例えば全体を3つに分けて同時に練習をさせていた。そうすると一気にスタートするから待ち時間が少なくて無駄がないですよね」

――他チームもそうすればいいと思うのですが…。

「そこが日本的な悪い部分ですよ。全部管理したい意識があるんでしょう。長く練習させとけば安心、みたいなものあるし…。効率が悪いんですよ。ボビーは任せるところはコーチに任せていたんですけどね」


弱いチームも強いチームと同じ練習メニュー。それでは強くならない

――時間以外に気になることは?

「引退してから毎年キャンプは12球団を回るようにしていますが、どこも同じような練習メニューですよね。もちろん内容はチームによって異なりますよ。つまり、弱いチームが強いチームと同じ練習をしていても勝てないというわけなんですよ。

元々強いチームが弱いチームと同じだけの練習量だったらどうなりますか? メニューが同じなら差は縮まりませんよね」

――そうなると、キャンプ中によく各球団から出てくる「うちはどこよりも長く練習してきた」みたいなコメントは…。

「意味ないっす。どこも長くやっていますから。『地獄のキャンプ』とか言ってただ走らせて選手がしんどい思いをしているのを見て喜んでいる(笑)。そもそも、シーズンが終わって結果が出るわけですけど、優勝以外はそれまでの準備は不正解なんですよ。

つまり、12球団のうち10球団は不正解。成果が出ていない、ということですから。それなのに何十年も同じキャンプの取り組み方。これで強くなるわけない。成果から振り返って、検証しないとダメですよ」

(聞き手:ベースボールチャンネル編集部)

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