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備忘録【7/15】 VS ソフトバンク ≪44勝33敗6分≫

2024年07月16日 06時47分49秒 | マリーンズ2024
≪2024/7/15≫

【ソフトバンク5―8ロッテ ( 2024年7月15日    みずほPayPay )】

≪対H:5勝7敗1分≫

 ロッテは終盤に一挙7得点で、首位・ソフトバンクに逆転勝ちした。

 1―2の7回。2安打と四球で無死満塁とし、田村が四球を選び押し出しで同点とする。1死後、岡、小川が連続四球押し出しで2点を勝ち越した。さらに藤原が右犠飛、ソトが左中間3ラン。相手投手陣の乱調を味方に、打者10人攻撃で7点を奪った。33歳の誕生日だった岡は、昨年の楽天戦に続く2年連続の勝利打点。「つなぐという気持ちだけでした。チームが勝ったことが一番うれしい」と笑顔を見せた。

 2日に最大12・5ゲーム差だったソフトバンクに、2週間弱でほぼ半分の6ゲーム差までじわり。吉井監督は「明日が大事になる。明日もしっかり、みんなでやっていきたい」と表情を引き締めた。(大内 辰祐)


 ロッテは先発の西野が7回3失点と粘投。打線は0―2の6回に2死一塁から石川慎の左翼フェンス直撃の適時二塁打で1点差に迫ると、7回に打者10人の攻撃で一挙7点を奪って首位ソフトバンクに逆転勝ち。2日には12・5ゲームあった差を6まで縮めた。

 7回は佐藤の右中間二塁打を皮切りに、中村奨の四球、高部の右前打で無死満塁とし、田村が押し出し四球を選んで同点。1死後に岡、小川も2者連続で押し出し四球で2点を勝ち越し、藤原の右犠飛、ソトの左越え3ランでダメを押した。

 3連戦の初戦で高い集中力を発揮しての逆転勝利。吉井監督は「高部がうまくつないでくれたのでビッグイニングになった。佐藤がツーベース打って、(中村)奨吾の四球も大きかった」と振り返り、「明日が大事になるかなと思うので、明日もしっかりみんなでやっていきたい」と表情を引き締めた。


 ロッテの先発・西野が7回5安打3失点、自身3連勝でチームトップに並ぶ7勝目を挙げた。

 3回に2四球で2死一、二塁のピンチを招き、今宮の左前適時打で先制を許すと、続く4回には山川に左越え二塁打、1死後に柳町に中前適時打を浴びた。それでも後続を断って最少失点で踏ん張ると、打線は6回に2死一塁から石川慎の左翼フェンス直撃の適時二塁打で1点差に迫ると、7回に打者10人の攻撃で一挙7点を奪って逆転した。

 西野は「凄く大事な初戦っていうところで、気合も入っていたので、最初の方は空回りとかっていうか、思った通りにいかなくて、自分の中でイライラするというか、そういうところもあったんですけど、しっかり立て直してゲームをつくれたので良かった」と振り返った。

 この日の登板で国内FA取得の条件を満たした。プロ16年目のベテラン右腕は「育成でプロに入って、その当時はそんなにやれるとは全く思っていなかった。伊東さんに引き上げてもらって、そこから先発やって、クローザーやって、手術して、いろんなケガををして、いろんなことがありましたけど、いろんな人に支えられて、ここまで来られて感謝しかないです」と感無量の面持ちだった。


 ロッテのC.C.メルセデス投手が16日のソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)に先発することが発表された。ソフトバンクは有原航平投手が先発する。

 メルセデスは今季14試合に登板して2勝4敗ながら、防御率2・35。ただ、2日の日本ハム戦(エスコンフィールド)、9日の楽天戦(ZOZOマリン)と本塁打を被弾しての失点で2連敗中。今季3戦2勝無敗とソフトバンク戦を得意とする左腕は「100%の力でアグレッシブに投球して、チームの勝利に貢献できるように頑張ります」とコメントした。


 7月に入って8勝3敗と絶好調の千葉ロッテマリーン千葉ロッテマリーンズは、BLACK SUMMER WEEKとして行われる8月10日、11日のオリックス戦(ZOZOマリンスタジアム)の試合終了後に球場外周で「BSW AFTER GAME PARTY-Splash Night-」を開催すると発表した。

 イベントは、球場正面の「クーリッシュ パフォーマンスエリア」で行われ、誰でも参加無料。DJによる音楽と照明演出、シャボン玉を使用した演出効果を加え、球団マスコットのマーくんや球団公式チアパフォーマーのM☆Splash!!が水鉄砲や水の噴射を行い、試合終了後の球場外周でBLACK SUMMER WEEKの特別な雰囲気を味わえるイベントとなる。また8月10日から12日の3日間の試合前には「BSW BUBBLE&SPLASH」を行い、DJによる音楽と、シャボン玉の噴出、水鉄砲や水の噴射で涼しさと賑やかさを提供するイベントも実施する。

 注意事項など詳細は球団公式サイトをご確認を。

 <BSW AFTER GAME PARTY-Splash Night-概要>

実施日:8月10日、11日のオリックス戦。計2試合。実施時間:試合終了、約20分後より開始。実施場所:球場外周正面「「クーリッシュ パフォーマンスエリア」。参加対象:誰でも参加無料※強風・降雨時はイベント内容の変更・縮小・中止となる場合がある。
(以上 スポニチ)



ロッテは首位ソフトバンクに勝利し、最大12・5あったゲーム差を6に縮めた。

今季2連敗と苦戦していたソフトバンク先発の大関に5回まで内野安打1本とこの日も苦しめられた。だが1-2で迎えた7回にビッグイニングが訪れた。先頭の佐藤都志也内野手(26)が二塁打で出塁すると、相手投手の制球が乱れ始め、4四球を含む打者10人で7得点。吉井理人監督(59)は「(指示は)出してないです。みんなもあの子がうまくいかないときはストライクが入らないっていうのわかっていた。そこはきっちり、がっつかないでそれぞれいってくれました」と好判断をたたえた。

大事な3連戦の初戦を制した。「こういう移動ゲームのとき、ちょっと疲れ気味の時の方が集中力が上がったりする。みなさんも経験あると思うんですけど、徹夜明けの方がちょっと集中力上がったり、そういうことあるじゃないですか。だから明日(16日)が大事になるかなと思うので、明日もしっかりみんなでやっていきたい」と気を引き締めた。


ロッテ西野勇士投手(33)が15日、国内フリーエージェント(FA)権を取得した。

08年育成ドラフト5位で新湊から入団。「育成で入った当時はそんなにやれるとは全く思っていなかった。そこから伊東さんに引き上げてもらって、先発やって、クローザーやって、手術して、いろんなけがをして、いろんなことがありました。使ってくれた歴代の監督とか、コーチとか支えてくれた家族とか、いろんな人に支えられてここまでこられたので感謝しかない」と話した。


ロッテ岡大海外野手が33歳の誕生日を自らのバットで祝った。

0-2の6回の第3打席で、流れを引き寄せる左前打。7回にも決勝点となる押し出し四球を選んだ。第1打席ではファンからバースデーソングで祝福を受け「試合が重なる時もなかなかないので、そういうタイミングで試合できて、なおかつ勝てたのはうれしい」と目を細めた。「常に進化していきたい」と力を込めた。

▽ロッテ吉井監督(首位ソフトバンクとの3連戦初戦を制し)「移動ゲームのとき、ちょっと疲れ気味の時の方が集中力上がったりする。だから明日(16日)が大事になるかなと思うので、明日もしっかりみんなでやっていきたい」


ロッテは15日、BLACK SUMMER WEEKとして行われる8月10日、11日のオリックス戦(ZOZOマリン)で、試合終了後に球場外周にて「BSW AFTER GAME PARTY -Splash Night-」を開催すると発表した。

本イベントは、球場正面の「クーリッシュ パフォーマンスエリア」で行われ、誰でも参加無料。DJによる音楽と照明演出、シャボン玉を使用した演出効果に加え、球団マスコットのマーくんや球団公式チアパフォーマーのM☆Splash!!が水鉄砲や水の噴射を行い、試合終了後の球場外周でBLACK SUMMER WEEKの特別な雰囲気を味えるイベントとなっている。

また8月10日から12日の3日間の試合前には「BSW BUBBLE & SPLASH」を行い、DJによる音楽と、シャボン玉の噴出、水鉄砲や水の噴射で涼しさとにぎやかを届けるイベントも実施する。
(以上 日刊)



 押せ押せムードの敵地で、クールなソトも乗っていた。3つの押し出し四球などで一気に逆転した7回。なおも2死二、三塁で又吉の内寄りのシュートを狙い打った。「前の打席まで2三振していたので積極的にいこうと思っていた。点差が開けばウチの投手も楽に投げられるし」と左翼に11号3ランを放り込んで、一挙7得点の猛攻を締めた。

 14日のオリックス戦(ZOZO)のナイターから一夜明けて、羽田―福岡間の空路移動を経ての試合。疲労を考慮して全体練習はなかったが“ソト先生”は大忙しだった。安田に要請されて素振りをチェックし、ティー打撃でも身ぶり手ぶりで指導。「できるだけ仲間を助けたい」と手本を示しながら打撃をセルフチェックして一発につなげ、リーグトップの打点を57とした。

 敵地でのカード初戦に勝利して、最大12・5ゲーム差あった首位ソフトバンクと6差。追撃の中心に、頼もしい先生がいる。(阿見 俊輔)


 ロッテが逆転勝利をおさめて、最大12・5ゲーム差あった首位ソフトバンクとの差を6とした。

 1―2と1点を追う7回、ソフトバンク先発の大関から先頭の佐藤が右中間二塁打。中村奨は四球、高部は右前打で無死満塁とした。

 代わった2番手の杉山から田村が押し出し四球で同点。代打・藤岡は空振り三振に倒れて1死満塁で岡も押し出し四球で勝ち越し。なおも1死満塁で小川も押し出し四球で3点目。途中出場した藤原の右犠飛で4点目。さらに2死二、三塁からソトが左翼へ11号3ランを放ち、この回7得点。7回に1点、9回に2点返されたが、守護神の益田が反撃を断ち切った。

 4回までに2失点も、7回5安打3失点の力投で7勝目を挙げた先発の西野は「今日の試合にかける思いはすごくあった。大事な初戦で気合いも入っていた。とにかくゲームをつくることだけ、集中していきました」と安どの表情を浮かべて、大粒の汗をぬぐった。

 14日のオリックスとのナイター(ZOZO)から一夜明けて、羽田―福岡間を空路で移動して臨んだ試合は、疲労を考慮して全体練習なし。吉井監督は「結構、こういう移動ゲームの、ちょっと疲れ気味の時の方が集中力が上がったりするので。皆さんも経験があると思うけれど、徹夜明けの方が集中力が上がったりすることがあるじゃないですか。まあ、あんな感じです。だから、あしたが大事になる。あしたもしっかりみんなでやっていきたい」と16日のカード2戦目を見据えた。


 ロッテが終盤に逆転した。1―2と1点を追う7回、ソフトバンク先発の大関から先頭の佐藤が右中間二塁打。中村奨は四球、高部は右前打で無死満塁とした。

 代わった2番手の杉山から田村が押し出し四球で同点。代打・藤岡は空振り三振に倒れて1死満塁で岡も押し出し四球で勝ち越し。なおも1死満塁で小川も押し出し四球で3点目。途中出場した藤原の右犠飛で4点目。さらに2死二、三塁からソトが左翼へ11号3ランを放ち、この回7得点。8―2と6点のリードを奪った。


 ロッテは「BLACK SUMMER WEEK」として行われる8月10、11日のオリックス戦(ZOZO)の試合終了後に球場外周で「BSW AFTER GAME PARTY ―Splash Night―」を開催すると15日、発表した。

 このイベントは、球場正面の「クーリッシュ パフォーマンスエリア」で行われて、参加無料。DJによる音楽と照明演出、シャボン玉を使用した演出効果を加え、球団マスコットのマーくんや球団公式チアパフォーマーのM☆Splash!!が水鉄砲や水の噴射を行う。

 8月10~12日の試合前には「BSW BUBBLE & SPLASH」を行う。DJによる音楽と、シャボン玉の噴出、水鉄砲や水の噴射で涼しさと賑やかさを届けるイベントも実施する。詳しくは球団公式サイトで。
(以上 報知)



遠かった背中が見えてきた。ロッテのネフタリ・ソト内野手(35)が、七回に11号3ラン。この回だけで7点目となる一発で勝利に導き、2日時点で最大12・5あった首位ソフトバンクとのゲーム差を6に縮めた。

「相手も打つチームなので、点差が開けばうちの投手も楽に投げられる。いい攻撃だった」

7月のチーム打率・288でリーグトップの打線がつながった。1点差を追う七回。先頭の佐藤が二塁打で出塁すると、後続もつながり3つの押し出し四球と犠飛で逆転に成功。最後は今季DeNAから加入した助っ人が、リーグトップを独走する57打点目となるトドメの一撃を左翼席へほうり込んだ。

この日福岡に移動して迎えた首位との直接対決で初戦を先取。吉井監督は「移動ゲームのちょっと疲れ気味の方が集中力は上がったりする。皆さんも徹夜明けの方が、集中力が上がったりすることがあるじゃないですか」と独特な言い回しで選手らの奮起をたたえた。そして「だから明日が大事になる。しっかりとみんなでやっていきたい」と勝ってかぶとの緒を締めた。(森祥太郎)


ロッテ・西野が7回5安打3失点で、チームトップタイの7勝目をあげた。序盤は制球を崩して失点する場面もあったが、スライダーやフォークボールなど変化球中心の配球にシフトして立ち直った。中10日で首位・ソフトバンクとの初戦を勝利に導き「この試合にかける思いはすごいあった。大事な初戦で気合も入っていたので、しっかりゲームを作れて本当によかった」と安堵の表情だった。 


ロッテの西野が15日、出場選手登録日数が8年に達し、国内フリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たした。同日のソフトバンク戦後に「育成選手で入って、ここまでやれるとは全く思っていなかった。いろんな人に支えられてここまでこられたのは感謝しかない」と話した。

富山・新湊高から2009年に育成ドラフト5位で入団。12年のシーズン後に支配下選手契約を結んだ。


ロッテが逆転勝ちした。これで2日に今季最大の12・5あったゲーム差が6に。遠かった背中が見えてきた。

1点を追う七回に打線が力をみせた。先頭の佐藤が右中間二塁打、中村奨は四球、高部は右前打で無死満塁のチャンスを作ると、田村が押し出し四球でまずは同点に追いついた。代打・藤岡は空振り三振に終わったが、1死から岡も押し出し四球で勝ち越しに成功。小川も押し出し四球、藤原は右犠飛で得点を重ね、最後は2死二、三塁からソトが11号3ランを放った。猛攻をみせてこの回一挙7得点をあげた。

先発の西野は7回5安打3失点と力投でチームトップタイの7勝目をマーク。中10日で迎えたマウンドで低めに上手く制球して「首位・ソフトバンクとの大事な試合なので気合を入れて臨みました。序盤は気合が空回りしてあまり良くなかったですが、七回までゲームを作ることができたのは良かった。逆転してくれた野手に感謝です」とホッと息をついた。


ロッテは15日、「BLACK SUMMER WEEK」として行われる8月10日、11日のオリックス戦(ZOZOマリン)で、試合終了後に球場外周にて「BSW AFTER GAME PARTY - Splash Night-」を開催すると発表した。

球場正面の「クーリッシュ パフォーマンスエリア」で行われ、誰でも参加無料となっているイベント。DJによる音楽と照明演出、シャボン玉を使用した演出効果を加え、球団マスコットのマーくんや球団公式チアパフォーマーのM☆Splash!! が水鉄砲や水の噴射を行い、試合終了後の球場外周でBLACK SUMMER WEEKの特別な雰囲気を味わえる。

また8月10日から12日の3日間の試合前には「BSW BUBBLE & SPLASH」を行い、DJによる音楽と、シャボン玉の噴出、水鉄砲や水の噴射で涼しさと賑やかさをお届けするイベントも開催。7月は11試合で8勝3敗と勢いに乗るチームを応援やイベントでさらに活性化させる。
(以上 サンスポ)



 ロッテは首位ソフトバンクとの3連戦初戦を逆転で制した。1-2の七回に無死一、二塁から高部が「ターニングポイントだと思った」と集中力を高めて右前打で満塁とすると、三つの押し出し四球と藤原の犠飛、ソトの3ランで一挙7得点。

 2日に12・5あったゲーム差は2週間足らずで6まで縮まり、吉井監督は「毎日勝ちたいと思ってみんなやってくれている」と奮闘をたたえた。


 ロッテが逆転勝ち。2点を追う六回2死一塁、石川慎の左越え適時二塁打で1点差。七回は無死満塁で登板した2番手の杉山から田村が押し出し四球を選ぶと、1死後に岡、小川も押し出し四球。なおも1死満塁で藤原が3番手の又吉から右犠飛でこの回3点目。続くソトが2死二、三塁で左中間へ11号3ランを放った。

 先発の西野は三、四回に1点ずつを失ったが粘り、7回5安打3失点で7勝目。
(以上 デイリー)



 ロッテは鮮やかな逆転勝ちで再び貯金11。首位・ソフトバンクとの3連戦の初戦を制し、ゲーム差を「6」に縮めた。

 打線は2点を追う6回、3番・石川慎の左翼への適時二塁打で1点差に迫ると、7回は無死満塁で8番・田村が押し出し四球を選び同点。さらに一死後、1番・岡も押し出し四球を選び逆転に成功した。

 その後も2番・小川の押し出し四球、途中出場・藤原の右犠飛で2点を追加。なおも二死二、三塁で4番・ソトが、ダメ押しとなる11号3ランを左中間テラス席へ運び一挙7点のビッグイニングとした。

 先発の西野は4回までに2点を先取されるも、我慢強く打線の反撃を待ち終わって見れば7回5安打3失点の好投。ソフトバンク打線の反撃を受けた9回は益田が15セーブ目で締め、西野は小島と並ぶチームトップの7勝目(5敗)を手にした。


 「首位ソフトバンクとの大事な試合なので気合を入れて臨みました。序盤は気合が空回りしてあまり良くなかったですが7回までゲームを作ることができたのは良かったです。逆転してくれた野手に感謝です」。

 ロッテの西野勇士は15日の首位・ソフトバンク戦に先発し、7回・93球、5被安打、5奪三振、3与四死球、3失点で今季7勝目を手にした。

 “ゲームを作る”を常日頃から口にする西野らしい投球だった。初回先頭の周東佑京に四球を与えたが、続く今宮健太に1ボール1ストライクから3球目のインコースシュートでファウルさせ、インコースを意識させた中で、1ボール2ストライクから5球目の外角のスライダーで三併と持ち味を発揮。

 0-0の3回に今宮に先制の適時打、4回に柳町達に適時打を浴び2点を失ったが、ここで大きく崩れないのが西野の真骨頂だ。続く5回は牧原大成を一ゴロ、周東佑京を見逃し三振、今宮を空振り三振と、下位から上位に繋がっていく打順を10球で片付けると、直後の6回表に石川慎吾が「なんとかランナーを返すことができて良かった」と適時二塁打で1点を返す。

 1-2となった6回裏、西野は3番・栗原陵矢から始まる打順も栗原を1球で一ゴロ、4番・山川穂高も1ボールからの2球目のスライダーで三ゴロ、5番・近藤健介を2ボール2ストライクから5球目のフォークで二塁ゴロ。ソフトバンクのクリーンナップをわずか8球で打ち取り、攻撃にリズムを作った。

 そして7回表のロッテの攻撃、先頭の佐藤都志也が右中間を破る二塁打で出塁すると、中村奨吾が1ボール2ストライクから先発・大関友久が投じた際どいボールをしっかり見送り続け四球を選び、髙部瑛斗のライト前で満塁に。ここで大関が降板し、杉山一樹が登板すると、田村龍弘の押し出し四球で同点に追いつき、一死後、岡大海、小川龍成の連続押し出し四球、藤原恭大のライト犠飛で3点を奪うと、4番・ソトが「追加点が欲しかったのでチームの勢いに乗って初球から打ちにいきました。ホームランになってよかったよ」と、代わった又吉克樹から左中間スタンドへ第11号3ランでトドメを刺した。

 西野は8-2の7回裏に1点を失ったが、7回3失点とゲームを作った。振り返れば7月9日の取材で、西野に次回登板でどういう投球を見せたいか訊くと、「勝っていても負けていても、しっかり勝ちにつながるゲームを作っていくところが目標。それをしっかりできるようにしたい」と話していた中で有言実行のピッチングだった。

 8-3の9回に登板した坂本光士郎が3連打で1点を失い、なお無死一、三塁というピンチの場面で益田直也が登板し、川村友斗の内野ゴロの間に1点を失ったが、牧原大成を一ゴロ、甲斐拓也を空振り三振で試合を締めた。

 西野の投球が呼び込んだ逆転劇。そしてチームに勢いを与えるという意味では、失点しても大きく崩れない、西野らしい投球が光った。首位・ソフトバンクとの大事な3連戦の初戦に勝利し、ゲーム差を「6」に縮めた。

文=岩下雄太


 ロッテは15日、ソフトバンクとの首位攻防初戦を8-5で勝利した。1-2で迎えた7回、先頭の佐藤都志也が二塁打を放つと、中村奨吾が四球を選び無死一・二塁に。続く髙部瑛斗が安打で繋ぎ無死満塁と好機が拡大すると、田村龍弘が四球を奪い同点に追いつく。代打・藤岡裕大が三振に倒れるも、岡大海・小川龍成の連続四球で4-2と勝ち越しに成功。なおも一死満塁で藤原恭大が犠飛を決め1点追加、さらにソトが第11号3ランを放ち、この回一挙7点を挙げる猛攻を見せた。勝利を収めたロッテは、ソフトバンクとのゲーム差を「6」に縮めた。

 15日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』でも、打者10人で大量得点を奪った7回の攻撃が話題に。解説の笘篠賢治氏は「ビッグイニングの始まりとなったのは、無死一・二塁での髙部」と断言し「普通なら1点を追う展開で、しっかり送って二・三塁にして逆転を狙うというのがセオリーではあるが、ここを強攻で行った。髙部の打ち方を見ると、進塁打を打とうという気持ちはなく、とにかく走者を返しに行こうという見送り方をしている。ベンチも普通に打っていいという中で、小細工をするのではなく、普通に打ちに行って、打って繋げてくれた」と分析。

 さらに「犠打をしていれば一塁が空き、投手も次の打者に際どいコースを攻められるが、無死満塁になったので攻められない」と相手投手への影響についても言及し「髙部に強攻させた監督とそこで結果を残した髙部、これが逆転を生んだ」と絶賛した。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』 


「日本ハム戦で投げた時みたいに全部の球種でカウントを取って抑えてというのが理想」。

 ロッテの西野勇士は、18時から行われる首位・ソフトバンク戦に先発する。

 前回登板の7月4日の日本ハム戦では「全体的には良かったです」、7回・84球を投げ、1失点で6勝目を挙げた。特にフォークが良く、0-1の4回一死一塁で上川畑大悟を1ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた141キロフォークは素晴らしかった。「フォークはあの試合、全体的に良かったと思います」と振り返った。

 7回を投げ84球の省エネ投球で、3回(9球)と最後のイニングとなった7回(5球)は10球以内に打ち取った。ストライク先行できた要因に西野は「フォークが良かったというのが第一。空振りも取れたし、そこがまず1個目ですかね。スライダーも真っ直ぐもコントロールできていたし、全体的には良かったというのと…。やっぱりフォークが良かったからかなという気がしますね」と説明。 

 日本ハム戦はスライダー、シュート、カーブ、フォークを満遍なく投げて、的を絞らせなかった。その理由について訊くと、「理由はないですね」とのことだったが、「フォークが良かったし、他の球もある程度コントロールできていた。いろんな球を軸で配球できたんじゃないかなと思います」と自己分析。

 6月30日の取材で「基本真っ直ぐ中心にあんまり投げられていない。安定感はないかなという感じがしています」と、試行錯誤していたストレートは「めちゃくちゃいいかと言われたらアレですけど、感覚は良かったです」と一定の手応えを得た。

 「ああいう感じで全部の球種でカウントをとって抑えていく。あれが僕の中で理想的と言ったら理想的。かなり(理想に)近いピッチングができたんじゃないかなと思います」。

 西野にとっても、チームにとっても勝負の夏場以降の戦いに向けて明るい材料となりそうだ。

 ただ西野は「継続できないと意味ないと思うし、それでもまだなんていうんですかね。まだ真っ直ぐに関しては足りないと思っているというか、もっと良かったという感覚があるので。もうひと押し、フタ押しできたらいいなと思います」と現状に満足していない。

 西野は18時から行われる首位・ソフトバンクとの3連戦の初戦に先発する。現在ソフトバンクと7ゲーム差の2位のロッテは、大事な3連戦の初戦を取って勢いに乗りたいところ。そういった意味でも、西野にかかる期待は大きい。「しっかり勝ちにつながるゲームを作っていくところが目標。それをしっかりできるようにしたいと思います」。今夜もテンポの良い投球で、チームを勝利に導きたいところだ。

取材・文=岩下雄太
(以上 ベースボールキング)

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