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今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

拾い読み★2017-152≪阪神目線記事≫

2017年06月01日 07時05分13秒 | マリーンズ2017


38歳健在!能見、八回途中4安打無失点投球 交流戦連勝発進 
 2年ぶり交流戦連勝スタートや!阪神は先発の能見篤史投手(38)が八回途中まで4安打無失点の好投で今季2勝目を挙げた。規定投球回数にも到達し、防御率1・87でいきなりリーグ2位に登場。チームは4カードぶりのカード勝ち越しを決めた。きょう1日もロッテを蹴散らし、昨年3タテを食らった借りをきっちり返すでぇ!
 降板した能見のもとに、金本監督が歩み寄った。肩をポン、ポンッと叩き、最後は笑顔で拍手を送った。7回2/3を投げて散発4安打無失点の快投。今季2勝目のベテランに、指揮官も最敬礼だ。熟練の技を駆使した100球。今季最多の9奪三振と圧巻の内容だ。
 「非常に疲れましたね」。今季初のヒーローインタビューで、この日初めて笑みがこぼれた。最大風速10メートル。乱打戦となった前日30日の一戦を参考に、フォーク、チェンジアップと落ちる球を駆使した。初回1死から荻野を内角低めのフォークで空振り三振、清田も同球で中飛に抑えた。
 三者凡退で立ち上がると、続く二回の攻撃で先制点を奪取。援護は3点あれば十分だった。八回、2死から安打と四球で一、二塁のピンチを背負った。腕を振る様子も見え、指揮官は継投を決断。球団史上6人目となる7年連続完封勝利は、次回以降に持ち越しとなった。悔しそうな表情にも見えたが、笑って否定した。
 「いや、いや。低めにも球がいかなくなったからね。あの辺がいっぱい、いっぱいでしたよ」。この日で規定投球回数にも達し、防御率1・87は堂々リーグ2位に付けた。「できれば完封も考えてたんだけどね」。金本監督は惜しみながら「真っすぐもまずまずで、変化球もよく落ちていたし」と賛辞を贈った。
 どんな時でも支えは家族の存在だ。5月28日には38歳の誕生日を迎えた。「俺が忘れてたんだけどね」。練習から帰るとサプライズで、特製ケーキが用意されていた。3人の子供がハッピーバースデーの大合唱。「みんなで歌ってくれたよ」と笑みがこぼれた。家に帰れば食卓に大量の手料理が並ぶ。多様なメニューの中で体調を管理し、体重を維持。家族と共に戦っている。
 能見の力投で交流戦は2年ぶりの連勝発進。能見自身も2試合、14回2/3を無失点と好調が続く。「やるべきことをやっていけば、勝利につながる。昨日勝って、今日も取れたので。チームが勝てたのがよかった」。若手が台頭する中で、光るベテランの技と存在。38歳、衰えはまだ見えない。


梅ちゃん先制V打 能見をバットでも好アシスト
 尊敬する大先輩への援護点が、心の底からうれしかった。0-0の二回1死満塁。阪神・梅野が先発のチェンを打ち砕いた。2ストライクと追い込まれてから、内角直球をコンパクトにスイング。先制の左前2点適時打に「めちゃくちゃうれしい」と右拳を握った。
 金本監督も「いいところで打ってくれたというか。彼が打つと点が入るね」と最敬礼だ。さらに高山の二ゴロの間に追加点を奪い、この回3点を先取。この日は1月に合同自主トレを行い、多くの時間を共に過ごした能見とのバッテリー。「自分が先制して、それを(能見が)守ってくれたので」。頬を緩め、勝利の喜びをかみしめた。
 六回2死では右中間を破る二塁打を放ち、5月25日・巨人戦(甲子園)以来、出場4試合ぶりのマルチ安打も記録。前夜は今季初のスクイズを決めるなど、1安打3打点。打率・193とまだまだアベレージは低いが、ここ一番の勝負強さが光る。
 試行錯誤を続ける打撃フォームも、手応えをつかみつつある。片岡打撃コーチと最善の道を探す中で「ほんの少し腕を動かして構えた方が、体の力が抜けるので」と昨季から改良。下半身でゆったりとタイミングを取り「今はしっくりきていますね」と納得のいく形を見つけた。
 さらに先週、鳥谷からもアドバイスを受けた。甲子園での試合前練習中、ティー打撃を行っている時だ。「もっと体の『割れ』をつくった方がいいんじゃない?」。ステップ時、バットを弓のように後ろへ引く。助言を自身の体に浸透させ、結果として導き出した。
 「キャンプから『粘る』ということに取り組んで。追い込まれてもボールを長く見られていますし、それはいいことだと思います」
 投手を、チームを救う一打。梅野が打点を挙げれば8連勝だ。


鳥谷がアクシデント乗り越え1800試合連続出場
 阪神・鳥谷敬内野手が、八回1死からキャンベルの代打で登場。連続試合出場を節目となる1800試合へと伸ばした。
 打席の結果は一ゴロだったが、鼻骨骨折のアクシデントを乗り越え試合に出続ける姿に球場内からは大きな拍手が送られた。1800試合連続出場はプロ野球史上2人目の記録で、「1日1試合しか増えていかないですし、少しでも続けて行けるように頑張ります」と語っていた。

(以上 デイリー)

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38歳・能見、あっぱれ0封2勝!阪神2連勝で貯金再び「10」
 頼りになります! 阪神は5月28日に38歳になったばかりの能見篤史投手が、7回2/3を無失点の好投で2勝目。ロッテに5-0と快勝した。藤浪が抹消されるなど先発事情が苦しい中、5月は登板4試合でわずか1失点。安定感抜群のベテランに導かれ、2連勝で貯金は再び「10」だ!!
 三塁ベンチに腰掛けた能見は、フゥーっと大きく息を吐いた。
 「いっぱいいっぱい」
 3日前に38歳になったばかり。己の限界までマウンドで左腕を振り抜いたベテランの姿にナインもファンも、しびれた。7回2/3をジャスト100球、今季最多9奪三振で無失点の好投。今季2勝目でチームに再び2桁貯金をもたらした。
 「非常に疲れた。(前日の)秋山選手もそうでしたが、高めに浮かないように意識しました」
 今季初のヒーローインタビュー。虎党の大声援にも、どこ吹く風だ。ZOZOマリン特有、風速9メートルを記録した海風も味方につけた。「向かい風だったから、そのへんは意識した」。低めに集めたフォーク、スライダーが風の影響で大きく変化。八回二死一、二塁で桑原とスイッチしたが、圧巻の内容だった。
 打線の援護がなく白星には恵まれていないが、5月は4試合、26回2/3で失点わずか1。投球回も53で規定投球回(チーム試合数=48回)に到達。防御率1・87でリーグ2位に浮上した左腕を指揮官も「真っすぐもまずまず。変化球もよく落ちていた」とたたえた。
 38歳での先発星は、虎投では下柳剛以来だ。38歳の2006年には12勝を挙げ、42歳の10年も7勝。能見は「40(歳)まで、あとマジック2」と苦笑いだが、偉大な先輩に近づき、超える可能性は十分、秘めている。
 チームを救う快投に、香田投手コーチも「ベテランがいい仕事をしてくれて、ありがたかった」と最敬礼。現状、先発ローテは不安材料が多い。藤浪が2軍に落ち、岩貞も抹消中(6月2日、日本ハム戦で復帰予定)。青柳はまだ1勝、D2位・小野泰己投手(富士大)も2戦未勝利と、期待の若手が結果を出せていないだけに、この安定感は、頼もしい。
 プロ13年目。長男・凌成くんは小学1年生、次男・竜成くんも4歳になった。凌成くんは野球に興味津々。「本格的にはまだ」だそうだが、右投げのお兄ちゃんは家の中でパパとキャッチボール。竜成くんは、左投げだという。ただシーズン中はなかなか一緒に遊べないのがプロ野球選手の宿命だ。今年のゴールデンウイークもあまり家族サービスが出来ず、「俺にもゴールデンウイーク、欲しいよ」とポツリ。それでも子供達にとっては、テレビ画面で活躍するパパの姿が一番の喜びに違いない。
 4カードぶりの勝ち越しで、首位広島とは1ゲーム差のまま。必死に食らいついている。
 「きょう来てくれたファンのみなさんに勝利を届けられてよかった」
 インタビューの最後、左腕はそう締めた。全国の虎党はきっと、思っているはず。能見が勝ってよかった-と。 (西垣戸理大)

★近年の阪神投手の38歳シーズン
 下柳剛は2006年、25試合(150回1/3)に登板し、12勝11敗、防御率3・17。1完封もマークした。福原忍は14年、セットアッパーとして60試合に登板し、4勝6敗、38ホールド。最優秀中継ぎ投手を初受賞した。安藤優也は15年、50試合に登板し、5勝4敗、15ホールド。

データBOX
 ◎…阪神が2連勝で貯金を「10」に戻した。2桁貯金は5月21日のヤクルト戦(神宮)以来。今季最多は「12」
 ◎…5月16~18日の中日戦(甲子園)以来、4カードぶりの勝ち越し
 ◎…交流戦の連勝スタートは2015年の4連勝(5月26~28日の対楽天、29日の対西武)以来、2年ぶり
 ◎…能見は交流戦51試合で12勝目(12敗)。歴代最多は杉内(巨人)の26勝
 ◎…阪神は5月を15勝9敗。月間15勝は2014年7月(15勝7敗)以来。5月に限れば、06年(15勝9敗)以来

阪神・金本監督、能見の“限界”きっちり判断「イニングで疲れる」
 今季初、7年連続となる完封勝ちはお預けに。降板後、ベンチで能見と会話を交わし、ねぎらった金本監督は「どうやら彼は、イニングで疲れるらしいから(笑)。球数じゃなしに。本人いわくやで」と笑顔で明かした。「できれば完封というのも考えていた」という指揮官だが、ポーカーフェースの左腕の“限界”を、きっちり判断していた。


阪神・梅野、絆のV撃2点タイムリー!能見に白星「めっちゃうれしい」
 肩を揺らして二塁ベースにたどり着くと、背中越しに虎党の大歓声が聞こえてきた。梅野の一打で、勝った。師匠の好投に報いたい一心だった。日に日に存在感を高めてきた男が、能見に38歳初白星をプレゼントだ。
 「試合の中でも、粘る意識を持っていた結果、インコースに反応できたと思います。(能見に勝ちがついて)めっちゃ、うれしいです!」
 したたる汗をぬぐおうともせず、勝利の余韻に浸った。0-0の二回一死満塁。チェンに対し、初球フォークを空振り、2球目は直球をファウルと追い込まれたが、3球目だ。体をくるっと回して内角低め139キロを左前へはじき返した。千金の先制2点打だ。
 2年連続、1月の沖縄自主トレで能見塾に入門。「チーム能見」の一員として勉強させてもらった。打線が援護できずに、先輩に勝ちがつかない中、マスクをかぶりながら申し訳ない思いがあった。それだけに、恩返しの思いをバットに込めた。
 六回にも右中間二塁打を放ち、2安打2打点。前日の3打点に続き、2試合5打点の大活躍だ。5月6日の広島戦(甲子園)で3試合連続ヒーローとなった打棒が、しばらく影を潜めていたが、再び上昇ムードだ。
 昨季はプロ入り後、最少の37試合出場に終わった。このままでは生き残れない…。「粘り」をテーマに掲げている今季。意識改革も根底にある。
 「(8番は4番と)同じものがある。勝負してこないこともあるわけですから」
 直後の打者が投手なら相手はむやみにを挑んでこない。それはチャンスでまわってきた4番のケースにも通じる。ここで打てば勝つ。責任は4番も8番も同じ。大学時代から全日本でも4番を張った男は、“発想の転換”で、勝負強さを増してきた。
「チームのために打つとこで打って、守るところで守って、1試合ずつ続けていきたいです」
 攻守に存在感を発揮し、チームを支えるぶっとい柱となる。 (新里公章)

★梅野、3試合連続ヒーローVTR
 5月4日のヤクルト戦(神宮)で1号を含む3安打でヒーローインタビューに登場すると、5日の広島戦(甲子園)は逆転の2点三塁打など3安打3打点、6日の同戦は決勝の2点三塁打など2安打3打点で0-9からの大逆転に導き、2日続けてお立ち台へ。3試合で8安打8打点と“フィーバー”した。

データBOX
 ◎…阪神は4月28日の中日戦(甲子園)、5月7日の広島戦(同)に続き、今季3度目の零封勝ち。すべて梅野がマスクをかぶった


阪神・糸井、曲芸ダメ押し打!視界?「見えな~い」
 投げた益田も驚いたはずだ。3-0の九回一死一、三塁。内角にきた146キロ直球に腕をたたんで、逆方向にもっていった。左翼線に落ちる、ダメ押し打。4カードぶりの勝ち越しに、糸井のメッセージも弾んできた。
 --貴重な一打でしたね
 「よかったで~す」
 --球がよく見えていますね
 「知らな~い」
 5月28日のDeNA戦(甲子園)で大和と交錯して裂傷。右まぶたの上に貼られた絆創膏もなぜか格好よくみえる。
 交流戦開幕だった前夜は先制2ランを放った。5月中旬は自己ワーストの28打席連続無安打も味わったが、早出特打などで復調。ここ3試合は16打席で9四球とまともに勝負をされていない中、七回の遊撃内野安打を含めて、今季14度目のマルチ安打と好球必打を貫いている。金本監督も「そりゃ、もう。3点より4点、4点より5点ですから」と目を細めた。
 「あれ? 全然、あったまってない」
 フリー打撃前、糸井はカメラマン席付近に立てていた白木のバット2本を手に首をかしげた。反発力が増すようにと天日干しをしていたが、この日はあいにく曇り空。しかも、置いた場所はたまたま日陰になっていた。「中であぶろうっと」。そうつぶやきながら、ロッカールームへ-。大胆そうにみえて、実に細かなケアが目立っている。
 --視界はどうですか
 「見えな~い」
 帰りのバスへと歩を進めながら、超人語録をつむぐ。ファンの大歓声がそれをかき消していた。 (阿部祐亮)


阪神・鳥谷、節目1800試合連続出場「続けていきたい」
 鳥谷が節目の1800試合連続出場を果たし、「1日、1試合しか増えていかないからね。少しでも続けていきたい」と決意を新たにした。相手が左腕のチェンだったため、2試合ぶりのベンチスタート。3-0の八回一死から代打で出場し、一ゴロだった。


阪神・福留、5点目に貢献!「能見に勝ちがついてよかった」
 4番・福留は糸井の適時打で4点リードとなった直後の九回一死一、二塁で右前打。続く中谷の二ゴロの間にもぎとった5点目に貢献した。「本当に、なにより、能見に勝ちがついてよかった。それが一番よかったよ」とホッとした表情。今季はなかなか援護できなかっただけに「毎回、頑張って投げていたしね」と攻撃陣全体で恩返しできたことを喜んでいた。


阪神・高山、ケース打撃成功で貴重な3点目 金本監督「ああいうのも重要」
 高山が貴重な3点目をたたき出した。梅野の先制2点打が出た直後の二回一死二、三塁で、二ゴロ。外角スライダーを転がし、三走・俊介をかえした。金本監督は「あれを打ちにいったのか、結果(的に)そこにいったのか。(1ボールから打ったが)あれが2ストライク後にできだしたら、最高(だけど)」と振り返った上で、「ああいうのも重要。ひとつのケース打撃で大成功ですね」と評価した。


阪神・大和、左打席いい感じ「ラッキーなヒットでした。紙一重です」
 「7番・遊撃」でスタメン出場の大和は二回、右打席で好機を拡大する中前打。八回には左打席で技ありの左前打。今季2度目のマルチ安打と、堅実な守備で勝利に貢献した。「ラッキーなヒットでした。紙一重です。左打席のほうがいい感じのような気がします」。スタメンでは全6試合で安打をマーク。北條、糸原らに今ひとつ、爆発力がない中、どこでも守れるいぶし銀の存在が輝きを増している。

(以上 サンスポ)

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阪神、交流戦連勝発進!38歳・能見が快投 防御率2位浮上
 阪神は31日のロッテ戦(ZOZOマリン)に5―0で快勝し、交流戦連勝スタートを切った。先発の能見篤史投手(38)が7回2/3を4安打無失点の快投。桑原、マテオへのリレーで逃げ切った。今季3度目の零封勝ちで4カードぶりの勝ち越し。貯金を再び2桁10に乗せた。
 敵地の風も味方に付けて、能見が次々とスコアボードに0を刻んだ。交流戦初登板は名物の強風がこの日も吹いたZOZOマリンスタジアム。前夜の秋山は白星こそ飾ったものの5回7失点と苦労したマウンドで、8回2死まで4安打無失点と貫禄を見せつけた。
 「非常に疲れました。秋山もそうだったけど、高めに行かないように意識しながら投げました。向かい風だったんで」
 海から吹き付ける風がバックネット裏で跳ね返り、ボールを浮かすというこの球場独特の現象。それをしっかりと頭に入れ、低め低めに集めた。特に効果的だったのが、フォーク、チェンジアップという2種類の落ちる球だ。速度や落差が微妙に違う変化球を駆使し、随所でキレのあるストレートをズドン。初回1死から荻野をフォークで空振り三振に仕留めたのを皮切りに、今季最多の9奪三振をマークした。
 5月28日に38歳の誕生日を迎えたばかり。「40歳までマジック2やね」と笑う。すっかりベテランの域に入っても体力的な衰えはみじんも感じさせない。春季キャンプでたっぷり時間を割くのが走り込み。13年目の今でも変わらず、黙々と汗を流す姿がある。登板翌日には必ず球場のポール間を往復し、リカバリーに努める。
 「年を重ねると苦しいことが多くなるから、あえて苦しいことと向き合ってやっているつもり。(キャンプの走り込みの)貯金がシーズン中に出ると信じてやっている」
 完投も狙えたが、8回2死から三木の左前打、パラデスの四球で一、二塁としたところで降板。「いっぱい、いっぱいでした」と照れ笑いだ。もちろん、仕事は十分に果たしての交代。ベンチで左腕の下に足を運んでねぎらった金本監督は「できれば完封というのも考えたけど。どうやら彼は球数じゃなくイニングで疲れるらしい。本人いわくね」と振り返った。
 これがこの球場での先発での初勝利。今季の2勝目で防御率1・87とし、リーグ2位にも浮上した。乱打戦を金本政権最多の15得点で打ち勝った初戦。そして、ピシャリ零封勝ちの2戦目。チームの地力アップを印象づけた千葉の夜だった。 (山添 晴治)

(スポニチ)

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【阪神】11年ぶり交流戦開幕連勝!金本監督、月間貯金ノルマ「3」クリアで一安心
 セ・リーグ2位の阪神は鮮やかな完封リレーで、11年ぶりの交流戦連勝スタートを切った。
 キレ味鋭い采配だった。3点リードの8回。完封ペースだった能見が2死から安打と四球で一、二塁のピンチを背負うと、金本監督はすぐにベンチを出て交代を告げた。「一発で同点だから。できれば完封、というのも考えてはいたけど、彼は(球数より)イニングで疲れるタイプらしいから」。球数はちょうど100球だったが迷わず決断。2番手の桑原が後続を断ち、9回はマテオが締め完封リレーが完成。06年以来11年ぶりの交流戦連勝発進に、笑顔で選手たちを迎え入れた。
 能見は本塁からセンター方向へ吹くZOZOの風を生かし、落差のあるフォークを武器に9奪三振。7回にはこの日がデビュー戦だったWBCキューバ代表のサントスもフォークで三振に仕留め、初打席での“走り打ち”を許さなかった。5月28日に38歳を迎えた左腕は今季2勝目、さらに規定投球回に到達して防御率1・87と巨人・田口の1・73に次ぎリーグ2位に浮上。「向かい風だったのでその辺は意識しました」とベテランらしく振り返った。
 これでチームは5月の貯金が6。金本監督は月間の貯金ノルマを3と設定してきたが、3、4月も4でクリアし、今月もその倍となる数字を残した。不振の藤浪が2軍落ちするなど、計算外の事態もあった中での“達成”に「クリアしましたね。良かったです」とうなずいた。首位・広島をゲーム差1のまま追走。交流戦前には止まりかけていた虎の勢いが、再び加速の兆しをみせてきた。(金川 誉)


【阪神】スイッチ転向の大和、両打席で打率3割「今日は左打席の方が感覚は良かった」
 阪神の大和が両打席で打率を3割に乗せた。2回1死一塁で中前打を放つと、8回2死の第4打席では左前打。これで打率は右打席で3割1分3厘、左打席で3割3分3厘をマーク。
 今季からスイッチヒッターに転向し、非凡な才能を見せるプロ12年目は「慣れてきました。今日は左打席の方が感覚は良かったです」と手応えを口にした。

(以上 報知)

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阪神梅野先制打、能見が守ってめちゃめちゃうれしい
 阪神梅野が、先制点をたたき出した。2回1死満塁から内角139キロ直球を左前に運んだ。2点適時打で4試合連続となる先制点をマーク。「自分が先制点を取って、能見さんが守りきってくれて、めちゃめちゃうれしい。援護できてよかった」と胸をなで下ろした。第3打席は二塁打を右中間へ放った。「キャンプから取り組んでいる、粘るという意識があってボールを長く見られている」。打撃だけでなくバントにも好影響が出て、現在リーグトップの12犠打と攻守にチームを支えている。
 これでチームは5月を15勝9敗の貯金6で終えた。各月で貯金3を目標に掲げる金本監督は「クリアしましたね、目標は。よかったです」と喜んだ。交流戦を連勝スタート。チームは貯金を「10」に戻して、6月を迎える。【真柴健】

(日刊)
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