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今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

拾い読み★2011-020≪小林宏・朝刊①≫

2011年01月20日 06時18分28秒 | マリーンズ2011~15


虎入り決めた!小林宏明言「阪神で頑張る」
ロッテからフリーエージェント(FA)宣言した小林宏之投手(32)が19日、阪神入団を表明した。20日に大阪府泉佐野市内で行う阪神との初交渉に備え、自主トレ地の石垣島から関西空港に到着し「阪神に決めました」と明らかにした。阪神は最大の懸案事項だったセットアッパーの補強に成功し、V奪回補強が完成した。
こんがりと日焼けした小林宏のハラは、もう決まっていた。阪神は夕方、20日に初交渉を大阪府内で行うことを発表。それはセレモニーに過ぎない。初交渉で阪神へ入団の意思を伝える。石垣島での自主トレを昼過ぎに終えると、夕方の航空機で関西空港へと降り立った。メジャーへの夢を封印し、タテジマの優勝に尽くす。
「僕の中ではタイガースさんで頑張ろうと思っています。いろいろと悩みましたけど、必要としてくれている球団で頑張るのが、選手として一番幸せなのではないかと思います。今はスッキリした気持ちです」
憧れのメジャー移籍を目指し、FA申請をしたのが、11月中旬。ひたすら夢を追ったが、近年の大リーグでの日本人投手の不振が響き、希望していたメジャー契約は届かなかった。厳しい現実に直面する中、6年ぶりV奪回を目指す阪神が必要戦力として、手を挙げ、待ち続けてくれた。2カ月間悩んだが、この日、自分自身で決断をし、大阪行きの飛行機に乗った。
「きょう決めました。ずっと熱心に誘ってくれて。本当は石垣島で(の交渉)という話もあったみたいですが、待ってくれているし、僕から行くべきだと思った。大阪にきて、(真弓)監督、(南)社長に会ってね」
20日の午前中に大阪府内のホテルで南球団社長、真弓監督らと会う。阪神側は昨季の年俸1億7000万円を基本線にした複数年契約を提示する見通し。条件面だけに心が動いたわけではない。熱い気持ちを約1800キロ離れた石垣島で、感じとっていた。なんと、生涯タテジマ宣言。
メジャーへの再挑戦の気持ちを問われて「まったく考えていないです」と首を横に振った。
「タイガースさんにも失礼でしょ。高いレベルで考えたら、野球に取り組む姿勢は変わらない。阪神で現役生活を終える? そうですね」
昨季は守護神として、3勝29セーブ。ロッテを3位から日本一の“下克上V”に導いた。安定しなかった虎の中継ぎ陣にパ・リーグを代表するクローザーがセットアッパーとして加わる。藤川とコンビが誕生すれば、12球団最強。V奪回に死角はない。
「僕が頑張らないといけない。自分の力がチームの勝利につながればいい。ひとつずつ勝っていけば、優勝とか日本一を目指すことができる。そこは変わりません」
20日、指揮官に直接意思を伝えた後は、石垣島へとんぼ返り。24日までサブロー(ロッテ)らと汗を流し、春季キャンプを目指す。2月1日からは例年通り、ブルペン入り予定。虎のコバヒロがついに誕生だ。




【小林宏トーク】必要とされる球団で頑張る
ロッテからフリーエージェント(FA)宣言した小林宏之投手(32)が19日、阪神入りを表明した。自主トレ地の石垣島から20日の初交渉に備え、大阪府入りし、決断を明かしたFA右腕のトークをすべて、どうぞ。
(石垣市内の球場で自主トレを終えて)
--肩の仕上がり具合は
 小林宏 「だいぶ仕上がってきたよ。(石垣島での自主トレは)残り4日もこれくらいのペースで行けると思う」
--調整は春季キャンプに合わせて順調ということか
 「うん、合わせないとだめでしょ」
--春季キャンプでは例年かなり投げ込むのか
 「あまりしない方。ブルペンで投げるより、実戦で投げる方が楽しいし、好きです」
--試合前もあまり投げないのか
 「それはしっかり投げるよ。僕は試合前に全部の球種を内、外とか(それぞれの)コースまで投げるから。そしたら球数は多くなるでしょ。それだけで30~40球くらいにはなる」
--キャンプでも前半からすべての球種を試していくのか
 「最初は直球から。まずは強いボールを投げられるようにすること」
--きょうは休日で軽めと言っていたが、たくさん動いたのでは
 「でしょ。(トレーナーの顔を見ながら)しっかり(メニューを)組んでくれるから」(この後、石垣島から飛行機で関西空港に移動)
(関西空港に到着後、大阪府泉佐野市内にて)
--明日、阪神と交渉だが
 小林宏 「ずっと熱心に誘ってくれて。本当は石垣島で(の交渉)という話もあったみたいですが、待ってくれているし、僕から行くべきだと思った。大阪にきて、監督、社長に会ってね」
--気持ちは固まったのか
 「僕の中ではタイガースさんで頑張ろうと思っています。いろいろと悩みましたけど、必要としてくれている球団で頑張るのが、選手として一番幸せなのではないかと思います。今はスッキリした気持ちです」
--いつ決めたのか
 「きょうです」
--決めた理由は
 「阪神さんに熱心に誘ってもらったので。選手としては必要としてくれているところでやるのが、一番幸せだと思っています」
--誰かに相談は
 「していません。僕の問題だったんで」
--メジャーに再挑戦したい気持ちは
 「まったく考えていないです。タイガースさんにも失礼でしょ。高いレベルで考えたら、野球に取り組む姿勢は変わらないですから」
--阪神で現役生活を終える覚悟か
 「そうですね」
--優勝へ必要な戦力と球団は期待している
 「僕が頑張らないといけない。自分の力がチームの勝利につながればいい。ひとつずつ勝っていけば、優勝とか日本一を目指すことができる。そこは変わりません」
●小林宏虎入り表明ドキュメント
 ★午前10時 小林宏が石垣市内の球場で自主トレを開始。米オリオールズ傘下2Aの田中良平(元ロッテ)と一緒にウオーキング、ランニング、ダッシュ、キャッチボール、ノックで約2時間のメニュー
 ★正午 球場を後にする。関西から自主トレを見学に来たロッテファンと記念撮影に応じて昼食へ
 ★午後3時30分 “お忍び”で石垣空港から空路で関西空港へ向かう
 ★午後4時20分 阪神が西宮市内のホテルでスタッフ会議を開始
 ★午後5時15分 スタッフ会議を終えた南球団社長が、きょう20日に小林宏と入団交渉を行うことを発表。真弓監督が「起用法を伝えたい」とラブコール
 ★午後6時50分 小林宏が関西空港に到着
 ★午後8時30分 大阪府泉佐野市内で報道陣の取材に応じて「タイガースさんで頑張ろうと思っています。いまはスッキリした気持ち」と阪神入団を表明、決断の経緯を激白
●小林宏のFA経過
 ★昨年11月17日 メジャー移籍を目指し、海外FA権を行使
 ★同12月末 イベントに参加し「何球団かオファーが来ていると聞いてます」としながら、2月の単独キャンプインも辞さない覚悟も
 ★今年1月5日 阪神・南社長がメジャーからのオファーがなく、移籍を断念した場合は、獲得に乗り出す方針を表明
 ★同6日 小林宏が「(阪神の)話は聞きます。評価してくれてうれしく思う」
 ★同8日 真弓監督が「球児(藤川)の前が一番かな」と獲得できた場合の起用法を明言
 ★同10日 阪神の待つ姿勢に小林宏が「ありがたい。親切にしてもらっている」と発言。
 ★同12日 小林宏が「1月ギリギリまで待つ」とリミットを設定。
 ★同14日 自主トレを行う沖縄・石垣島入り。
 ★同16日 メジャー移籍を最優先にしながらも「どのチームでもしっかりやるだけ」と真弓構想でのセットアッパーフル回転を誓った。


阪神、最大限の誠意 背番号「41」も用意
ロッテからフリーエージェント(FA)宣言した小林宏之投手(32)が19日、阪神入団を表明した。20日に大阪府泉佐野市内で行う阪神との初交渉に備え、自主トレ地の石垣島から関西空港に到着し「阪神に決めました」と明らかにした。阪神は最大の懸案事項だったセットアッパーの補強に成功し、V奪回補強が完成した。
阪神側は最大限の誠意を示し、初交渉で正式契約まで持ち込みたい構え。昨年の年俸1億7000万円をベースに、出来高や複数年契約を提示し、ロッテ時代の背番号「41」も用意する。沼沢球団本部長は「条件提示はこれまで球団として、これでという考えは一致している。(背番号は)最大限、本人の希望に応えられるようにね」と語った。ロッテがFA移籍に伴う補償を金銭でなく、人的補償で求める可能性があるが、同本部長は「プロテクトは用意している」と準備に抜かりはない。



阪神・久保田、『KKF』結成だ!
自主トレ中の沖縄・宜野座で、小林宏の猛虎入り決意を伝え聞いた久保田は19日、勝利の方程式『KKF』結成を呼びかけた。
「(最強のトリオに)なれたらいいですね。小林さんにもがんばってもらいたいし、僕もがんばります」
小林宏は藤川とともに出場した第1回ワールド・ベースボール・クラシックの優勝メンバーだ。他球団もうらやむ鉄壁の布陣は、互いの存在が発奮材料。勝利に向かって一丸となるが、守護神・球児につなぐ八回の男の座を譲る気はない。「僕のやることは変わらない。(選手を)使うのは首脳陣ですから」と万全の仕上がりで、戦友の加入を待ち受ける。






虎将、FA右腕に直接「起用法も伝える」
満願成就-。ロッテからFA宣言した小林宏之投手(32)が19日、阪神入りを表明。20日に初交渉する阪神・真弓明信監督(57)は藤川球児投手(30)の前で起用する方針などを説明し、FA右腕の決断に応える。指揮官にとっては昨年の城島健司捕手(34)に続く、大型補強。最も不安だったリリーフ強化が実現した。
“予感”はあった。小林宏が虎入りを表明するおよそ3時間前。真弓監督は西宮市内のホテルで開かれたスタッフ会議後、20日に大阪府内で行われる初交渉に出馬することを明言。
「前向きに話していければいいと思う。(阪神に対する)印象は悪くないと思うよ」と自信を見せていた。
「何とかうまくいってタイガースのユニホームを着てもらいたいと思っています。うちのチームとしては非常に大事なポジションで働いてほしいし、仕事をしてくれる選手だと思っています」
待ちの姿勢を貫いていた虎に対して、石垣島での自主トレを“一時中断”して会いに来る右腕。手応えを感じたし、誠意も感じた。まわりくどい表現は必要ない。
「起用法も伝える? うん。うちが一番、欲しがっているところなんで。何とか最初に会った時から、伝えてもいいかなと思っています」
漠然と必要なのではない。なぜチームに君が必要なのか。チームは今どういう状況か。初対面の席で、大きな決断をした右腕にストレートにぶつけるつもりだ。
今年こそ、V奪回-。大きな命題を背負う就任3年目。今季のチームを分析した上で、どうしても必要と感じていたのが、守護神藤川の『前』だった。七、八回が安定しなかった昨年は藤川のイニングまたぎが13試合と負担が増えた。人材がそろわないため、継投失敗が増え、シーズン終盤手痛い黒星を喫した。
小林宏と久保田で強力セットアッパーコンビを構築できれば、調子や疲労を考慮しながら起用し、守護神を九回限定で登板させることができる。JFKに代わる『FKK』こそ、頂点に立つための生命線。だから、どうしても欲しかった。
「メジャー(志望)の関係で、交渉は遅くなったけどね」
待ちわびた新セットアッパー。昨年は故障に泣いた岩田や能見が帰ってきて、久保、スタンリッジに秋山と、先発陣に手応えはある。さらに中継ぎに小林宏が加われば、V奪回補強は完成。指揮官の描く2011年の戦い方が、鮮明に描かれる。






「阪神に朗報」南社長あっぱれ!大型補強成功
城島に続いて2年連続の“お手柄”や! 阪神が19日、ロッテからFA宣言した小林宏之投手(32)の獲得に成功した。南信男球団社長(56)ら球団フロントはメジャー志望が強い右腕に対し、じっくりと待つ戦略でアプローチ。V奪回には不可欠なセットアッパーを、粘り腰で手に入れた。
喜ぶのは最後でいい。小林宏の阪神入り表明を伝え聞いた南社長は「まずは本人と会って話をしないと」と慎重にコメントした。伝聞ではなく、直接、本人と話をし、握手を交わしたい。それが本心だった。
西宮市内のホテルで開かれたスタッフ会議出席後、報道陣に「小林選手の代理人から連絡がありました」と予想以上に早く実現した初交渉を、笑顔で発表していた。
「(石垣島自主トレが終わる)24日まで待つつもりでしたが、こちらは早ければ早いほどいいですから。阪神にとって朗報です。いい方向に考えて、最後の詰めの話をしたいと思っています」
もちろんその時点で、小林宏の決断は知る由もない。ただ石垣島から大阪に交渉に出向く事実だけで、手応えを感じ取っていた。初交渉を前に入団表明。これこそ、うれしい誤算だろう。
待ちの姿勢が生んだ大成果だ。昨オフは城島獲得に成功。一昨年に自ら渡米した際、マリナーズで出場機会を失っていた城島が、日本でのプレーを望んでいる情報をキャッチ。渉外担当と水面下で動き、サプライズ補強を実現させた。
城島も小林宏も、代理人は同じアラン・ニーロ氏。虎との友好関係は深い。代理人側には早くから、小林宏を獲得したい意思を伝えた。条件などを含め、ある意味“手の内”をすべてさらす格好で誠意を見せた。「メジャーのオファーが来るまで待って欲しい」という先方の要望もすべてのみ、答えを急がなかった。ロッテはFA残留を認めておらず、国内の受け皿となった。その熱意は、本人にも十二分に伝わっていた。
詰めの作業はこれからだが、大仕事が終わったといっていい。常々「投手は何人いてもいい」と話し、危機管理を説いてきた。戦力的なアップだけでなく「チーム内の活性化にもつながる選手」と期待してきた右腕獲得に、フロント一丸で、成功した。






【虎のソナタ】寒さ吹っ飛ぶ「虎のコバヒロ誕生」
「大寒」です。
いつも背中越しにネチネチと責められて、チッチッと舌打ちされて…「もっとテーマアップをしっかりしとかんかい」と嫌味をいわれて…。
そうです。この日の当番デスク大沢謙一郎じゃないけど、思わず「お、お、おゆるしくだせぇまし…お代官さまぁ」と口走る心境になる…我が越後屋局長植村徹也のような悪代官…もとえっ、アクの強い代官のことじゃありませんのダス。
大寒の 埃(ほこり)のごとく 人死ぬる…(虚子)という「大寒」であります。
なにね、本日のお代官サマは会議の前に「ちゃんと前の日とか、早い段階でテーマをしっかりとしておくことや。間口を広げて取材ポイントをあぶりださんかい!」とお白州でモロ肌ぬいで越後屋ザクラ…要するに「これからキャンプに入ると取材時間も少ない。それで浅い内容になるのは、事前のテーマアップがちゃんとしとらんからだゾ」というのです。
だから…行き当たりばったりはダメというわけ。しかし…休日ばかりで無いモノは無い。あちこちでいろんなことをやっているではないか…と皆様は思うでしようが要するにみなさんゼンギ? をやってらっしゃるわけデス。あちこち触って…そのうちアフン! なんて気分が高揚してきて、じゅうぶんにウルおって、それでソーニュー…何に、キャンプの話ですョ、キャンプの…その前段階のこと。
石垣島の小林宏さんをマークしている安藤理は「石垣島の泡盛が実にうまくて、それに石垣牛がこれまた安くて絶品。それで食べ過ぎて僕はお腹をこわしたぐらいです…エヘヘ」だと。それをもれ聞いたのが鳴尾浜の寒風に立ち尽くす川端亮平。「なんであいつが23度もある石垣にいて、俺が鳴尾浜にいるんだろう…と考えると、なぜかムカムカしてきまして…」と携帯で「おい、エエ目ばっかりすると人間がダメになるんやぞ」とえらそうに…すると石垣の泡盛小僧は「そうですねぇ。先輩もつい最近まで会社の金で(サッカー取材で)世界中を飛び回っていましたからねぇ」と反撃。
川端はおかげで『上気道炎』というのど風邪をひいてグズグズ。鳴尾浜には秋山クンが休日返上トレをやっていたのでヤツは空振りせず済んだけど。
つまらんやりとりをしていたら、もう夕方。もちろん、収穫はありません。紙面会議で編集総括の宮本圭一郎が「なんぞないかいな」と大沢を締め上げる。そして阪神は甲子園近くのホテルで「スタッフ会議」。そこに集結したキャップ堀啓介にサブキャップの川端と阿部祐亮。デスク大沢が「ここでなんとかせいよ」とハッパをかけたら南社長が記者を集め「あした小林宏と初交渉します」と発表。そこから取材を進めると、小林宏がすでに飛行機で大阪に向かっていることが判明。大沢が「いけーーー」と阿部を甲子園から関西空港に飛ばし、捕まえたところ「虎入り表明です!」。
この報告を聞いた越後屋局長「それならドヒャーっといけ!、ドヒャーっと」と虎のコバヒロ誕生を祝う、1、2、3面大展開。南社長は城島に続く大型補強に成功。お見事という他、ありません。
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