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コラム記事【2/27~2/28】

2024年02月28日 08時14分50秒 | マリーンズ2024
≪2/27≫


 「今日のハイライトは大谷翔平のような藤原恭大でしたね」。試合後、吉井理人監督はメディア取材で試合を振り返りながら、自ら切り出した。2月23日、糸満で行われたイーグルスとの練習試合。1番ライトでスタメン出場をした藤原恭大外野手は1、2打席目で凡退をした後の3打席目で左前打を放つと八回の打席では2死満塁フルカウントからセンターへ走者一掃の適時三塁打。大きな輝きを放った。

 前日2月22日に首脳陣と協議の上、大きな打撃改造に踏み切った。これまでの右足を上げて踏み込んで打つ打撃からノンステップに近い形でスイングをするスタイルに変更したのだ。

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 その前日21日のドラゴンズとの練習試合(北谷)でも2安打。決して結果が出ていなかったわけではなかった。が、ベンチから試合を見守っていた指揮官は「なんか出会い頭のような当たりに見える」と首をかしげた。

 翌日、糸満での練習日。本人と首脳陣が意見交換をした中で導き出した答えがノンステップ打法だった。今までどうしてもタイミングをとるのに苦労をしていたり、差し込まれて窮屈になることもあった。そこで出された提案がこの打法。打席スタイルを大きく変えることになる勇気のいる決断だった。

 練習で試した藤原も手応えを口にして明るい表情を見せた。何よりも足を上げて打つ場合とノンステップの状況を比較してもスイングスピードに変わりがないという計測データもこの決断を後押しし、勇気をくれた。

 1打席目、2打席目と結果が出なかったがベンチに戻ってきた藤原に吉井監督は「大谷翔平のように打てばいい」と優しく声をかけた。するとそこから2安打3打点。新しい打法に明るい光が差し込んだ。吉井監督は思わず「翔平 藤原 恭大!」と叫んだ。

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 「何か希望が見えてきたんじゃないかな。アイツ、昨日の夜、ずっと大谷の打撃フォームの映像を見ていたらしい。ワシが『大谷のように打てばいい』と話をした後、ステップに微修正を加えて、しっかりとアジャストして打っていた。まさに大谷のような感じで打っていた」と目を細めて笑った。

 まだまだ新しい試みは始まったばかり。だが、今年の藤原は毎日、何かを変えようと必死になっている。食事の仕方を変え、トレーニングを変え、身体をつくり直した。打撃へのアプローチを変え、時間の使い方を変え、考え方も変えた。プロ6年目。今年こその想いを強く胸に秘め、グラウンドに立っている。ノンステップ打法への挑戦も変わらないといけないという貪欲な欲求から生まれた。背番号「1」がグラウンドを所狭しと縦横無尽に駆け回る時、マリーンズ悲願のリーグ優勝の夢はぐっと近づき、現実となる。

(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

(千葉日報)

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≪2/27≫


 「離脱がちょこちょこ、間隔を空けながらというのがあったので、そういうことがないようにしっかりとケアとかもっとフォーム的な部分のチェックをもっと増やして、1年間しっかり回りたいと思います」。

 ロッテの西野勇士は今季はシーズン通して先発ローテーションの一員として投げることを誓う。

 トミー・ジョン手術を受けてから本格復帰2年目となった昨季は先発に再転向し、登板間隔を空けながら先発ローテーションの一員として18試合・117回を投げ、8勝5敗、防御率2.69の成績を残した。

 今季に向けてオフは「パフォーマンスは出ていたんですけど、(昨シーズン中に)肩の調子が悪くなったので、そうなりにくいメカニックをしっかりもう1回作ろうという感じです。肩自体を良くするというよりは、フォーム的に肩の負担が少し軽くなるようなピッチングフォームを作ってきました」とのことだ。

 去年は春季キャンプからアピールする立場だったが、昨年8勝を挙げたことで、春季キャンプ序盤の2月3日の取材では「ペースは遅く作れるというのはあるんですけど、ライバルがたくさんいるので、ちょっと意識はしますが、しっかり作ろうという感じですね」と、自分のペースで取り組んだ。

勝負球

 投球面では昨年はフォーク、スライダー、カーブ、シュートとどれも勝負球になった。

 「たとえば真っ直ぐの調子が悪くてもシュートだったり、スライダーでかわすピッチングもできるし、フォークが調子が悪くてもいけるし見たいな、そういう何かがダメでも何かで補える球種が絶対2つはあったので、それがすごいよかったと思います」。

 1つの球種がその日悪かったとしても、違う球種で投球することができ、それが投球の安定感につながった。今季も昨季のようなイメージで抑えていこうという考えなのだろうかーー。

 「去年ベースの形であとは球自体を全体的にレベルアップ、真っ直ぐを中心にですけど、全体的にレベルアップできたらいいなと思って自主トレをやってきました。それをシーズンで出せればいいなと思っています」。 

中6日の先発に意欲

 昨季は登板間隔を空けての登板だったが、今季は中6日での先発に「もちろんですね、そこは」と意欲。

 「中6日で投げてこそローテーションピッチャーだと思うし、空けながら規定投球にいかないというのは先発投手としてはちょっと物足りないんじゃないかなと思うので、中6で投げられるような準備をしていこうと思います」。

 また、昨季は「若手に見劣りしない成績を残したいなと思います」と宣言し、有言実行の働きを見せたが、今季も「当たり前です。負けてたら投げられなくなっちゃうので。全然負ける気はないです」と、若手に先発ローテーションを譲るつもりはない。

 27日のソフトバンク戦で今季初実戦となる。昨季は日本ハムとの練習試合で、「とにかく一つ一つの変化球と真っ直ぐと、調整期間なので、課題を持って、どうしたらいいのかというのをしっかり調整していました」と、武器であるフォークをほとんど投げなかったこともあった。今季も球種を1つ消したりして調整したりするのか春季キャンプ中の2月3日の取材で質問すると、「それはないですね。オープン戦でしかできない攻め方とか、試したい攻め方とかはやってみようと思っています」と回答。シーズンに向けて、練習試合、オープン戦でしかできないことを試し、シーズンに向けて仕上げていく。

取材・文=岩下雄太 

(ベースボールキング)

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≪2/28≫


 「去年も2位で最後悔しい思いをして終わっているので、そこをチームでなんとか優勝というところを目指さないといけないと思いますし、自分自身も勝つためのピースになれればと思います」。

 ロッテの国吉佑樹は、リーグ優勝を目指すチームにおいて、しっかり貢献していくことを誓った。

 昨季はオープン戦で4試合・4イニングを投げ、2奪三振、防御率0.00だったが、1回を無失点に抑えた3月15日のヤクルトとのオープン戦を最後にファームで過ごすことになり、開幕も二軍スタート。一軍初昇格は9月19日だったが、3試合・3回2/3を投げ、防御率0.00の成績を残し、オリックスとのCSファイナルステージ第3戦、0-0の5回から登板し2イニングを無失点に抑えた。

 24年に向けて良い形で23年を終え、シーズンオフに突入した。「オフはしっかりメニューを立てて、スケジュール通りやれて、体もしっかり作ってくることができた。あとはそれを野球のパフォーマンスにどう繋げていくかというところ」。 

 ブルペン入りした2月4日の石垣島春季キャンプでの取材では「いいボールもたくさん投げられていますし、エラーもありますけど、全体的には良いボールが割合では多く投げられているのではないかなと思います」と振り返った。

 国吉はストレート、フォーク、カットボールが主体だったが、昨年は2月の練習試合からカーブを投げていた。今季も新たに挑戦する球種などあるのだろうかーー。

 「新しくは特にはないんですけど、それぞれのボールのレベルアップと個人のスキルの向上を目標にやっています」。

 「全体的に持っている球種を満遍なくいつでもどのカウントでも、ストライクが取れますよというのが理想なので、そこになるべく近づけるように今のブルペンは過ごしています」(2月4日取材時点コメント)。

 昨年は練習試合、オープン戦と無失点に抑えながら開幕は二軍スタートとなったが、今年も一軍最初の実戦となった27日のソフトバンク戦で、1回を無失点に抑えた。「まずは試合に入って怪我をしないことが一番。そこが大前提としてパフォーマンスの方もしっかりアピールしていかないといけないと思うので、結果もそれに伴ってついてくれば、それが一番良い形かなと思います」。

 150キロを超える力強いストレート、フォーク、カットボールは魅力。国吉が話すように、今季は“勝つためのピース”になって、1試合でも多く、チームの勝利に貢献したい。

取材・文=岩下雄太 

(ベースボールキング)


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