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今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

コラム記事【8/1~8/4】

2024年08月04日 10時29分08秒 | マリーンズ2024
≪8/1≫


入団5年目のロッテ佐藤都志也は球宴に初出場…第2戦でMVP受賞

 ロッテの佐藤都志也捕手が7月26日の試合終了時点でリーグ2位の打率.302を記録している。自身初の大舞台となった「マイナビオールスターゲーム2024」では、第2戦で6打数5安打をマークしMVPに輝いた。今回は佐藤の球歴、セイバーメトリクスで用いられる各種指標に基づく特徴を紹介する。(成績は7月26日の試合終了時点)

 佐藤は2019年ドラフト2位で東洋大からロッテに入団。1年目は主に指名打者として60試合に出場し、打率.228、2本塁打をマークした。2021年は捕手としての出場機会が増加。6本塁打を放ったものの、打率は.205だった。

 2022年は自己最多の118試合に出場し、リーグ1位の盗塁阻止率.361を記録。8本塁打を放ち、一塁手で起用される機会も増えたが打率.214、OPSはキャリアワーストの.574だった。2023年は打率.218、4本塁打だったが、前年に続いて100試合以上に出場し、チームの2位躍進に貢献した。

 今年は課題だった打撃面で進歩を見せ、打率.302、OPS.722とキャリアベストの数字を記録。前年までの準レギュラーという立場から脱却し、今や打線に欠かせない存在となりつつある。

 昨季までの佐藤は低打率ながら長打力を持ち味とする打者というイメージが強かったが、通算長打率は.340、通算OPSは.632と、どちらの数字も高くはなかった。2024年のOPSはまずまずの数字だが、長打率に関しては.375と、高いとは言えない水準にとどまっている。

打撃スタイルの転換が奏功…積極アプローチで飛躍

 こうした傾向は、長打率から単打の影響を省いた真の長打力を示すとされる「ISO」という指標においても示されている。2024年のISOは.042とキャリアで最も低い数字となっている。さらに、本塁打を1本放つのに必要となる打席数を示す「AB/HR」も、2024年は131.00と、キャリア通算の50.27という数字を大きく下回っている。今季は逆方向への打球が増加していることも含めて、広角に打ち分けるスタイルの転換が奏功していると考えられる。

 打率と出塁率の差を示す「IsoD」に関しては2年目から3年連続で.100以上と優秀な数字を記録していた。特に2021年のIsoDは.182と優れた水準だった。これらの数字からも、慎重にボールを見極めるスタイルを取っていたことがわかる。しかし、今年のIsoDは.076とキャリアで最も低く、キャリア平均の.105を下回っている。一方で、打率がアップしたことに伴い、出塁率は.344と大きく向上し、キャリア平均の.293を上回っている。
 
 四球を三振で割って求める、打者の選球眼を示す指標の一つである「BB/K」についても、今季は.692とキャリアベストの数字を記録している。ISOが低下した一方でK/BBが改善されたという事実は、打てるボールの取捨選択という分野において、大きく選球眼が向上しているという見方もできる。昨季までは甘い球を見逃す機会もあったが、今季はより積極的なアプローチを取っていることがわかる。

 従来の一発長打の可能性を秘めた打者から、アベレージヒッターへと変化を遂げつつある26歳。投高打低の傾向が続く中、「打てる捕手」がチームにもたらすプラスの影響は大きくなりつつある。佐藤がこのまま好成績を維持して自身初の規定打席到達を果たせば、チームにとっても最大の収穫の1つとなることだろう。

(「パ・リーグ インサイト」望月遼太)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

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≪8/2≫


その言葉に苦しくなった時もあった。「打てる捕手」。ロッテ・佐藤都志也捕手(26)は、周りからの期待、そして自分の目標にしてきたスタイルを胸に戦っている。

「〝打てる捕手〟といわれて、大した成績を残せずにやってきた。このままじゃ駄目だというのはありました。(打てる捕手と言われるのに)1、2年目は何にも思っていませんでしたが、ずっと言われるので…。大学時代まで打てていた捕手になっていた。そこは『さすがだな』『やってもらわないと困る』って言ってもらえるくらい期待に応えたいと思うようになっていました」

東洋大からドラフト2位で入団して5年目。持ち前の打撃で目覚ましい活躍をみせ、「打てる捕手」を体現している。8月1日時点でリーグ2位の打率・301を残し、初出場したオールスター戦では7月24日の第2戦・神宮球場で史上最多タイの1試合5安打を記録して最優秀選手賞(MVP)を獲得。ライナー性の強い打球が増えて勝負強さも日に日に増している。

オールスター戦では実りある時間を過ごした。途中出場だった第1戦では、ベンチにいたほとんどの選手とコミュニケーションを取った。打撃の話から配球のことまでさまざまな発見があった。同じく第2戦で5安打を放ち、リーグ1位の打率を残すソフトバンク・近藤とも打撃談議を交わして「本当にいい打者で、2日間でお話をさせてもらっていろいろと何か吸収できるものがあった。それを後半戦に生かしていけるようにしたい」と得るものがあった。

飛躍の年としているが、覚悟を持ってスタートしたシーズンだった。昨季まで期待されながらも打率は2割台前半。田村との併用で小島や佐々木ら若手の投手陣とバッテリーを組んでいた。その中で「やるなら大きく変えてみようと。打撃と守備で1本の方向性を開幕前に決めて、駄目ならもう自分の野球人生が終わるくらいのイメージは持っていました」。コーチ陣から助言ももらってデータを参考に逆方向への打撃意識するなど思考を変更。オフからの取り組みが試合で成果として現れている。

「なんとかソフトバンクを追いかけて、最終的にはリーグ優勝をできるように打撃でも守備でも貢献していきたい。(打率も3割を)ずっと目指しているので、達成できるようにした」

8月1日現在、49勝39敗6分けの貯金「10」で首位ソフトバンクから10ゲーム差の2位につける。可能性がある限りあきらめない。頼れる捕手として、勢いに乗るチームの勝利の要となる。(森祥太郎)

(サンスポ)

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≪8/2≫


力強いストレート

 ロッテの坂本光士郎は今季ここまで25試合に登板して、1勝1敗10ホールド、防御率3.00。7月20日の日本ハム戦から現在5試合連続無失点中、7月26日の楽天戦から3試合連続ホールド中だ。

 今季も力強いストレートで打者をねじ伏せている。5月30日の古巣・ヤクルト戦では、2-3の7回二死走者なしで長岡秀樹を1ボール2ストライクから自己最速となる154キロで見逃し三振に仕留めたストレートは非常に素晴らしかった。坂本本人も「それまでのバッターはスライダーでずっと勝負していたんですけど、相手のバッターからしたら変化球もくるんだろうなというカウントの中で真っ直ぐ、外角で勝負したんですけど、ファウルになってもいい感覚で強い球という意識で投げた。結果的にいいところに決まってくれて、球自体も強くて、あの1球は今年の中でも一番良かったくらいの感覚でした」と手応えを口にした。

 直近では7月26日の楽天戦、4-1の6回先頭の中島大輔を2ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた154キロ外角ストレートが良かった。このストレートに関しては、「スピードはあの日は出ていたんですけど、それ以外変わったことはないので、最近良いなということはなくという感じですね」と振り返った。 

左打者

 今季は開幕を二軍で迎えたが、5月10日に一軍昇格すると、5月17日の日本ハム戦から6月12日のDeNA戦にかけて10試合連続無失点。

 新シーズンに向けてオフは体を大きくした中で、上半身と下半身の連動性が噛み合ってきた時期だ。6月12日の取材で「やっと馴染んできて、いい感じで試合で投げられているかなと思います」とし、「1試合投げて連投とかになってくると体がキツかったりしてたんですけど、そこが今年は連投しても次の日も投げられるぐらいの感じなので、しっかり下半身を使えているんだろうなと感じています」と自己分析した。

 好感触を得ていた中で、3-3の10回に登板した6月14日の中日戦、中田翔に決勝の適時二塁打を浴びると、6月後半から7月前半にかけて失点した登板が目立った。7月2日の日本ハム戦から3試合連続で失点した。失点した登板が続いた原因について坂本は「左バッターに踏み込まれていたので、センターから逆方向の打球が多いなと感じました。去年結構投げさせてもらって、データも色々と出ていると思う。去年と同じようなピッチングをしていた。何か変えなきゃいけないなというところで、そこから色々試行錯誤しながらという感じです」と説明した。

 坂本が話すように昨季左打者の被打率が.194(98-19)だったが、今季はここまで.349(43-15)と打たれている。「確実に打たれていますし、4割くらい(左に)打たれていた時期もあったので、やっぱり僕の仕事は左を抑えないといけない。そこで左に結構打たれていた。試行錯誤しながら、監督、ピッチングコーチと話をしながら、何が必要かというのをやってきましたね」。オールスター明けは左打者に対して9打数1安打としっかり抑え込み、1日の西武戦も3-1の6回に登板し、先頭の源田壮亮を遊ゴロ、続く西川愛也を空三振、蛭間拓哉を投ゴロと左打者を完璧に封じた。

 右打者の被打率は昨季の.329(82-27)から今季は.091(33-3)と抑え込む。ただ坂本本人は「結果としてそうなっているだけで、左もそうですけど抑えようと思って投げている。その中で、たまたま右が打たれていないだけで、左とは変わらないように投げています」とのことだ。 

準備

 今季の坂本は1日西武戦のような勝ち試合だけでなく、ビハインドゲーム、さらにはイニング途中からマウンドに上がるなど様々な場面で登板している。

 準備の難しさについて「投げない日も投げる日もやることは決まっている。準備の段階でそろそろありそうだなと思ったら、自分から体を動かしたり、コーチに動かしとこうかと言われて、その時にやることは決まっている。それをやるだけなので、やばいという登板はないですね」と頼もしい。準備でやることについては「ストレッチ、瞬発系、キャッチボール、球数もそうですけど、その中で自分の中で決めてることをやっているという感じです」とのことだ。

 大逆転優勝に向けて負けられない戦いは続く。「去年ちょっと夏場バテたりしたので、同じことをしていてダメになることもあるので、練習で暑いですけど、なるべく軽い練習するのではなくキツめの練習をしたりしてやっている。引き続き落ちずにやりたいなと思います」。昨季の反省を踏まえ、この夏を乗り越え、チームの勝利に繋がる投球を披露していく。

取材・文=岩下雄太 

(ベースボールキング)

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≪8/3≫


 ロッテの西野勇士はここまでチームトップの8勝を挙げる。

 前回登板の7月26日の楽天戦は、「もちろんそこを任せられるということに自分も意気に感じて投げようと思っていましたし、初戦は大事だと思うので、落としたくないという気持ちでいましたね」と、チームにとってオールスター明け初戦のマウンドを託され、5回4安打1失点に抑えて8勝目を手にした。自身の投球については「全体的にまとまっていたし、試合を作れていたのでよかったのかなと思います」と振り返った。

 前回登板の勝利で勝ち星でいえば、「運良くというか、野手のみんなが僕の投げる試合、打ってくれるし、とにかくそこで打ってくれて勝ちの状態で次に繋げられている。そこがいいのかなと思います」と、早くも昨年の数字に並んだ。。

 西野の中で勝ち星、貯金の数、どちらを大事にしているのだろうかーー。 

 「勝ち負けは僕がたくさん点取られても打ってくれれば勝てるし、そこはわからないのでアレですけど、毎試合勝つつもりで投げています」。

 今季も先発ローテーションの一角として、小島和哉、種市篤暉、C.C.メルセデスと共に先発陣を引っ張る。

 先発に転向した昨季の春季キャンプで「先発の競争が激しいですけど、競争に勝ってまだまだ負けるつもりもないですし、若手に見劣りしない成績を残したいなと思います」と意気込み8勝を挙げ、“有言実行”の働きを見せ、シーズン終了後には「周りがどう思うかわからないですけど、(若手に)見劣りはしていないのかなと思います(笑)」と笑顔を見せた。

 若手にまだまだ負けたくないと常日頃話している中で、「打者陣との巡り合わせだと思うので、負けたくない気持ちはありますけど、それが結果となって出ているのは良いのかなと思います」と今季も闘志を燃やす。

 今季は若手だけでなく、2学年年上の石川歩、1学年上の唐川侑己といった近い世代の投手も一軍の先発で投げている。

 「もちろん刺激になりますし、やっぱり先発ピッチャーは枠があると思うので、そこを取られないように若いも、歳が近いとか関係なく誰にも負けないつもりでやっています」。

 西野は13年にマークしたシーズン自己最多タイの9勝目を目指し、15時からのオリックス戦に先発する。「チームとして負けられないし、疲労とか色々絡んでくると思うので、とにかく自分が投げる試合は勝つ。そして長いイニングを投げると言うのを常に目標に頑張っていきたいと思います」。チームに勝利を呼び込むため、今日も腕を振る。

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)

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≪8/4≫


 「(8月は9連戦もあるが)投げる期間的には変わらないので、自分が投げる試合はしっかり投げたいと思います」。

 ロッテの種市篤暉は“勝負の夏場以降”も、登板試合でしっかり投げ、チームの勝利に貢献することを誓った。

 前回登板の7月28日の楽天戦は、1回(6球)、2回(9球)、4回(9球)は10球以内で終えるなど初回から省エネピッチングで5回まで球数はわずかに45球、さらに楽天打線を5回までパーフェクトに抑えるなど完璧に近い投球内容だった。6-0の6回に先頭の村林一輝に四球を与え、続く黒川史陽に初安打を浴びると、ここからなかなかアウトが取れず5回1/3・67球を投げ、4被安打、1奪三振、2与四死球、6失点と悔しいマウンドとなった。

 前回登板で気になった点で言えば、序盤からストレートが少なく、150キロ超えもわずかに4球で、スライダー、フォークが中心だったこと。種市に確認すると「変化球が良かったからですね」と明かした。その中でも、「スライダーは1週間練習してきた中で、いい感覚で投げられていたので良かったです」と振り返った。

 現状のストレートは本人の中でどのように感じているのだろうかーー。

 「5月、6月が良かった分、今はちょっと納得していない部分が多いかなと思いますけど、そこをなんとかしていかないと行けないのがプロだと思うので、いい感覚になれるように毎日考えてやっています」。

 7月以降、ストレートに関しては試行錯誤しているようにも見える。

 「そうですね、満足することは絶対にないんですけど、その中でいい感覚に持っていかないといけないとすごい思っています」。

 プロ入りからつけている日記を読み返したり、色々な人に聞いたりして、ストレートの状態を取り戻そうとしているのだろうかーー。

 「そうですね。いろんな選手にも聞きますし、家に帰ってからも考えています。その中で自分の正解を見つけて行けたらいいなと思います」。

 リーグ優勝するためには、種市が投げる試合全部勝つくらいの気持ちで投げてもらわなければならない。本人も「やっぱりいい状態に持っていけるようにしたいと思います」と自覚する。現在109回1/3を投げているが、結果を残し続けることで、本人が今季目標に掲げた180イニング到達も見えてくる。「イニングちょっと少なくなっちゃっているんですけど、全然まだまだ諦める時期じゃないと思いますし、180もいけると思っているので諦めずに頑張りたいと思います」。

 種市といえばワクワクするストレートに落差の大きいフォークで三振の山を築くピッチングスタイル。種市本来の姿を、そしてマリーンズファンがワクワクするような“種市はいいぞ!”という投球を見せてほしい。

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)

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