2000年CANADAの旅・その4:ジャスパー駅
午前11時過ぎ、乗車していた「カナディアン号」はジャスパー駅に時間通り到着したようだった。列車が到着しても、車内放送の案内などはない。走行してきた途中駅でも同じであったが・・・。表を見渡すとどうも駅らしい!?!しばらくしてドアがノックされ、客室係の乗務員が到着を知らせてくれた。1時間以上の停車となるので焦る必要はなかった。ホームへ下りると、といっても平地に近い高さで車も乗り入れられるくらいだが、遙か彼方後方から同行のツアー一行がやってくるのが見えた。雪を頂いた山をバックに、長く続く線路と列車、緑に囲まれた駅舎、ついにカナディアンロッキーにやってきた実感を味わった。
あいにく駅舎は化粧直しの最中で、足場が組まれ“様”にならなかったが、山荘風の佇まいは景色に融け込んでいた。
改札口があるのかないのかは分からなかった。乗客も荷物もホームから直接道路に出入りしていたから、駅舎内には入っていない。バス出発まで2時間以上のフリータイムとなったので、街中を散策して食事場所を探した。生活のある町なのであろうが、郊外のリゾート地の雰囲気で、木造の建物と塀のない庭の連なりは気分をゆったりとしたさせてくれたが、なぜか写真は残っていない。パン屋へ入ってサンドイッチを買い、道端のベンチで軽くすませた覚えがあるが記憶は定かでない。はっきりしているのは、駅前に連なっていた商店、物産店・雑貨屋・洋品店・食料品店有りでお土産が中心であったが、いくつかの店を巡って留守番の子供達に土産を数点購入していた。特に目的とする物品以外は旅のはじめに土産は買ってしまい、心おきなく後の旅を楽しむことにしているので・・・。
駅に戻ると、さすがカナダは車社会だと感じるほどの車の群れであった。その傍らには対照的に古典的なトーテンポールが立っていた。
いよいよ3泊4日のロッキーのツアーが始まり、最初の宿泊のジャスパー・パークロッジに向かった。正面の山はジャスパーで一番に目に付くMtエディスキャベルと思われるが果たして??? 山の斜面に斜めに刻まれた溝は、氷河の流れによって削られて出来たものと早速ガイドされ、ロッキーの山の多くにあり以後の旅中ずっと眺めることとなった。
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