仕事場の壁は、季節に合わせて自撮の写真を飾っています。主に旅先での風景ですが、季節に適したものが種切れになることがあります。そんな時便利なのが季節感の少ない“モノクロ写真”です。いつの頃からか、コレクションの中で存在感を示しているのがこの蒸気機関車なのです。
パネル張りになっていますが裏面に「会津線:桑原駅」昭和46年5月3日と記載してありました。ご丁寧に(1972)とありますが、1971の間違いなのでは・・・?というのも、会津線には乗車した記憶がないので、この写真パネルはお客さんが飾ってくれと寄贈してくれたかもしれないのですが、記憶がとぎれています。失念してしまうとは、頂いた方に失礼なのですが・・・。現在会津線はJRから分離され会津鉄道となり(1987年:昭和62年)、近年施設された野岩鉄道と接続、東武鉄道を経て東京浅草へ直行出来ます。地名としての桑原は存在していますが、同時期「桑原」駅は「芦ノ牧温泉南」駅に改称されています。
鉄道旅行は好きだったのですが、子供が3人になってからは、移動の手段としては車の方が利便性が良く、何より家族旅行で大量の荷物を持って乗り継ぎの多い鉄道では、行動が限られてしまいます。家族を置いての旅行は所属している団体の文字通りの団体旅行が殆どですから、新幹線や飛行機での目的地への移動後は観光バスが主体となり、鉄道そのものを楽しむことは殆どありません。現在ではたまの鉄道利用は、遠距離への新幹線での移動手段に過ぎなくなっています。
鉄道を対象にしたグラフ週刊誌の発行を新聞広告で知り、久しぶりに鉄道旅行が懐かしくなり書店で購入しました。ところが「鉄道のグラフ週刊誌」と店員さんに言って出して貰ったのが集英社刊「鉄道絶景の旅」でした。帰って袋から取り出し気が付きましたが、目的の朝日新聞社刊「歴史でめぐる鉄道全路線」はまだ発売されておらず、それでも発売日を待ちかねて購入しました。
予定外ではありましたが、2種類の週刊誌、それぞれ趣も違いますしそれはそれで興味が湧きました。両誌とも創刊号には付録が付いていて、ブログで苦労していた説明文の参考書に最適な文献でした。集英社刊は「鉄道線路図昭和35年3月10日現在」なる旅客事務用の復刻版、朝日刊は「全駅名一覧付きJR鉄道路線地図(東日本編)」なる現在のJR線の路線図(3セク、私鉄も路線は記載されていて)両者によって現在過去の記憶を辿るのに最適な参考書となります。
ただし、西日本編路線図は2号の付録となり、30日の発売日に買わなければなりません。以後毎週発行される続刊は、内容を確かめてから抜粋で購入することにしました。