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モウリーニョの発言

2014年06月19日 | 翻訳記事

モウリーニョがぺぺを痛烈に批判

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『ESPN』によると、モウリーニョは「事実として、彼はもともとポルトガル人ではない。だからこそ、彼は余計にポルトガル代表としてあるべき
振る舞いをするべきだったが、そうしなかった」と、一刀両断。
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サッカーというスポーツにおいてぺぺの行為は、決してほめられたものではなく、批判されてしかるべきであろう。それが、「国家」の尊厳を左右するワールドカップにおいて、「国民」に批判されているのだから、なおさらかもしれない。

しかし、「事実として、彼はもともとポルトガル人ではない。だからこそ、彼は余計にポルトガル代表としてあるべき振る舞いをするべき」という規定はいただけない。

ポルトガルは、ブラジル出身のぺぺを「国民」として「認定」することによって、サッカー強化に励んだのであろうが、このような「批判されてしかるべき」行為が出た瞬間に、「もともとポルトガル人ではない」としている。モウリーニョの発言は、「ポルトガル人」たりたければ、「ポルトガル人らしく」振舞いなさい、という発言にも捉えられかねない。

大多数のマジョリティによる、「承認」のもと、マイノリティはその場を確保する。許すも許さないも、マジョリティ次第、というわけだ。退場していたのが、C.ロナウドであったなら、批判だけですんだであろう言葉が「ぺぺ」であったがゆえに、その出自の問題と昇格され、もともとポルトガル人ではないのだから、もっと頑張りなさい、というメッセージにまで発展した。

こういう発言に、国民国家内の「国民」構造が見え隠れするものなんだと思う。まして、モウリーニョの采配には、感嘆していただけに残念である。

チリがスペインを撃破した。「大航海時代」のスペインによる強占の歴史を噛み締めていただろう。祝賀と、スペイン選手、スタッフたちにも拍手を送りたい。

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