goo blog みょうがのときどきにっき

月子のティーハウス(絵本)を作成しております

月子のティーハウス・エピローグ

2024年02月29日 | 月子のティーハウス(第6話~第9話・エピローグ)

どうもありがとうございました

月子のティーハウス
(moon child's tea house)

エピローグ

月子のティーハウスは、小さな拠り所です
ここには哀しみを抱えた者たちが訪れます

哀しみに耳を傾け、月子は細やかなおもてなしをいたします

やがて哀しみは、言霊となりティーハウスに漂い
いつしか天(そら)へ消えて行きます

哀しみが拭(ぬぐ)われ、新しい微笑みが生まれる時
月子は想います

(明日はきっと良い日になります)

どうもありがとうございました

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぬりえはせらぴーです(ランドスケープ)

2024年02月29日 | ぬりえ

ご訪問ありがとうございます
Landscape(風景画)
今回は、ぬりえ・ランドスケープを作成したいと思います
どうぞよろしくお願いいたします

「ランドスケープ」「風景画」「フリー」
この様なキーワードで、私はぬりえを検索してみました

雰囲気のある風景画が見つかりました
ゆったりとした空間で、落ち着いた印象がいたします


「銅版画(エッチング)かと思います」

樹木が揺れていない代わりに
鳥たちが、画面に動きを与えているのでしょう

まず彩色する空間を、縦方向に広げ
薄いグリーンとブルーそしてピンクを使用してみました


(心地良いリズム感も感じます)

暫くすると「夕暮れのイメージが合うかな?」と思いました

「それでは黄昏の雰囲気を出そう」と気持ちを込めたら
お腹を空かせて、家路を急ぐ帰り道の光景に似て来ました


(オレンジも加筆いたしました)

やはり大人になっても、子供の頃の育った環境や思い出に戻るのですね
今回は色鉛筆を使い過ぎず、ナチュラルな感じで終了しようと思います

ここからは、水彩画風の使い方をご紹介させてください
透明水彩色鉛筆は、水彩画の様にも描くことができます

全体的に、もう少し濃く彩色をいたします

少量の水を指先につけて、タッピングをしてボカシていきます
ちょっとお恥ずかしいのですが…


(なんちゃって印象派風です)

ご一読ありがとうございました

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

微笑むお友だち

2024年02月23日 | 月子のティーハウス(番外編・エピソード)

ご訪問ありがとうございます

微笑む

今回は「月子のティーハウス・第2話」に登場する
まつざわたかしくんをご紹介させてください

彼は幼稚園・うめ組の同級生でした

思い返しますと、まつざわくんは自*症であったかと思います
また身体的特徴もありました

彼のお話しを私は聞いたことがなく、先生方も気遣っておりました

しかしお弁当の時間は、まつざわくんと一緒です
いつもニコニコしてお弁当を食べておりました

幼稚園でお友達と会い、優しい先生と接することが
何より楽しかったのだと思います

そして祈るような気持ちで、ご両親は彼を送り出したことでしょう…

やがて成人し社会人となり、私はお釈迦さまのエピソードに出会いました

拈華微笑(ねんげみしょう)

拈華微笑は、華を拈(ひね)り微笑むということです
言葉を使わずに、心から心へ伝える以心伝心の意味です

霊鷲山(りょうじゅせん)にて、お釈迦さまは大切な教えを伝える時
言葉の代わりに蓮華(れんげ)をひねったそうです
(にっこり微笑んだ、とも聞いております)

すると弟子の1人、迦葉(かしょう)が
この意味を理解し、微笑み返したというエピソードです

この時、私は気がつきました
まつざわたかしくんの微笑みは、言葉では伝えることのできない
心からの想いだったのです

無邪気な子供を見るとき、人は微笑みます
大好きなペットを見るとき、人は微笑みます

幼稚園のお弁当の時間
この「微笑み」をみんなで共有したのだと思います

まつざわくんに大切な事を、私は教えてもらいました

こちらこそありがとう、まつざわたかしくん


(微笑む男の子)

ご一読ありがとうございました



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第7話・月子の祈り

2024年02月23日 | 月子のティーハウス(第6話~第9話・エピローグ)

ご訪問ありがとうございます

月子のティーハウス
(moon child's tea house)

第7話 月子の祈り

秋が深まった満月の夜、今日は風が止んでいる

生成り色のコットンワンピースを月子は着ている
襟は少し高く、胸元にはレースがあしらわれている

藤のバスケットを抱え、けもの道を通り 月子はひとみ川へ向かった
風の無いひとみ川は、穏やかで淀みは流れが止まっている

小瓶の蓋を開け清酒を差し上げ
瞳を閉じ、月子はお祈りを捧げた

結んでいた髪をほどいた
はらりとした髪が背中に届く

月子はひとみ川へ入って行く
川の水は、冷たく痛くそして重い

淀みに達すると手紙の入ったバスケットを浮かべた
天を見上げ、月子は満月と目を合わせた

「ふっ…」、誰かが息を吹きかけてくれた
(ひとみさん、ありがとう)

手紙の入った藤のバスケットは、ゆっくりと動き始めた
闇に溶けゆくまで月子は手紙を見送った

ご一読ありがとうございました 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チョコレートを食べながら

2024年02月21日 | 季節外れ

Chocolateを食べながら
2月14日・聖バレンタインデーのお話し


(加筆をいたしました)

ずっとずっと昔
2月15日、古代ローマではルペルカリア祭がありました
こちらは豊作を祈願しての祝祭です

ところが前日の2月14日は、若い女性が桶に自分の名前を書いて入れ
若い男性がカード(札)を引く、という習わしがあったそうです

そしてルペルカリア祭を共に過ごした
カップルは、少なからず結婚に至ったということです

296年頃
ローマ時代のキリスト教の司祭・聖人ウァレンチヌス(バレンタイン)の祝日です

当時の皇帝クラウディアス・ゴティクス帝は
士気が落ちるという理由で、兵士の結婚を禁止したそうです

ところがウァレンチヌスは、内緒で兵士の結婚式を挙げました
この事が皇帝の怒りにふれ、ウァレンチヌスは殉教に至ったということです

ちょっと昔
兵庫県の洋菓子メーカー・モロゾフさんのお話をご紹介させてください

1930
年代、創業者の葛野友太郎氏は
214日、欧米では「愛する人に贈り物をする習慣があります」と
米国の友人から教えられたそうです

この様な習慣を広めたいと、葛野友太郎氏はビジネスに活かしました

こうしてみると、聖バレンタインデーはエビデンス的な内容は希薄なようです
何となく仮想フォルダのようです

でも、どのお話しにも「愛」が含まれている気がいたします
私も納得することが出来ました

それでは、まだ少し寒い夜が続きます
チョコレートと熱い飲み物を美味しくお召し上がりください

駄菓子チョコレートを私は買ってみました


     (歯みがきをしましょうね!)

(参考:ブリタニカ国際大百科事典・広辞苑☆電子版)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする