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ショートストーリー/月子のティーハウスを作成しております

貧乏神のお話し

2025年08月06日 | 童話・法話・映画・音楽

のお話し
貧乏神と福の神

今回は貧乏神のお話しを
私なりに要約をさせて頂きました
どうぞよろしくお願いいたします

あらすじ
むかしむかし
あるところに貧乏な若者がおりました
なかなか若者は豊かになりません
そんな若者ですが
お嫁さんをもらうことが出来ました
 力を合わせて働き
二人の暮らしは少しずつ良くなりました

ある年の大晦日の夜
屋根裏から泣き声が聞こえました
 この家には貧乏神が住んでいたのです
「もう、この家を出て行かなくてはならない」
貧乏神は言いました
貧乏神といっても神さまは神さまです
「このままいて下さっても構いませんよ」
 夫婦は引きとめました

夜が更けると
どなたかが戸をたたきました
貧乏神に替わろうと福の神がいらしたのです
氏神/うじがみの座をかけ
神さまたちはお相撲をすることになりました
すると
 二人の応援を受けた貧乏神が勝ち
打ち出の小槌を落として福の神は去って行きました
 二人のために
打ち出の小槌で貧乏神は宝物を出してあげました
そして
貧乏神は福の神になりました

貧乏神と福の神は同一の神さまである
というお考えがあります
人のこころのあり方によって
貧乏神にも福の神にもなるようです
豊かとはいえないご夫婦ですが
貧乏神を追い出すことはしませんでした
損得ばかりを考えず
思いやりを持つことが
貧乏神を福の神に替えたのだと私は思いました
                      (参考:歴史人 貧乏神の正体は福の神?)
                          (参考:DIAMOND online 幸運な人は知っている)
つまり

(こころがけが大事よね

ご一読ありがとうございました

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月にうさぎのお話し

2025年05月21日 | 童話・法話・映画・音楽

のお話し

今回は月にうさぎのお話しをさせてください
法話としてご存じかと思いますが
平安時代後期の今昔物語集に収められております

要約をいたしました
今はむかし
うさぎときつねとさるがおりました
ある日、旅行く老人に出会いますが
老人は疲れ果て食べるものもありません
そこで3匹は食べ物を集めます
さるは木の実を
きつねは魚を捕って来ました
しかしうさぎは何も持って来ることが出来ませんでした
うさぎは悩み
さるときつねに火を焚いてもらいました
そして
「私を食べてください」
そう言って火の中に飛び込み
自分の身を老人に捧げました

実は老人は
帝釈天/たいしゃくてんという神さまだったのです
動物たちの行いに感心すると共に
帝釈天さまはうさぎを哀れみました
献身的なうさぎの行いを忘れてはいけないと
月に昇らせて後の世にお伝えしました

帝釈天とジャータカ
帝釈天はヒンズー教のインドラという最強の神さまで
後に仏教と融合したそうです
またインドの説話集/ジャータカによると
うさぎはお釈迦さまの前世のお姿とのことです
日本では
お米の収穫への感謝の意味があるようです
うさぎは月でお餅をつきます
餅をつくが転じて望月/もちづき
そして望月が満月の別名になったとも言われております

月にはお餅があるの?

(私は安倍川もちがいいわ
                       (参照:みんなの教材サイト/季節の活動・ブリタニカ国際大百科事典)

ご一読ありがとうございました

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小川未明 野ばら

2025年04月30日 | 童話・法話・映画・音楽

  小川未明 

小川未明/おがわみめい作・野ばらをご紹介させてください
正しくはびめいと読みます

小川未明1882-1961
新潟県高田/現上越市出身の小説家/児童文学者です
坪内逍遥に指導を受け小説を書きましたが
後に童話作家となりました
日本のアンデルセンとも言われております
日本芸術院賞受賞/1951・芸術院会員/1953
そして文化功労者にも選定されました

あらすじ
大きな国と少し小さな国はお隣どうしです
国境を定めた石碑を守るため
それぞれ老人と青年の兵士が派遣されました
そこには
1株の野ばらが茂っておりました

将棋/チェスを通じて2人の兵士は仲良くなりました
相手への理解を深め
実の親子とも思えるほどの友情や思いやりが育まれていきます
ずっと続いて欲しい平和な時間が流れます
ところが悲しいことに
二つの国は戦争を始めてしまいます

少佐である老人は青年に言いました
「自分の首を持っていけば出世ができる」
青年は答えました
「どうして私とあなたが敵/かたきどうしでしょう」
老人の申し出を断り
青年は戦地へと向かいます

野ばらは美しく流れるようなストーリーです
友情や平和の象徴として
野ばらを感じるご意見が多いようです
お互いを思いやる気持ち
私はこの事を考えました
民族や世代の違いは
お互いを思いやる事によって理解できると思います
そして争いごとが減ってほしいと私は強く感じました

ノイバラをイメージして

(ぬりえを練習いたしました)
                                         (参照:毎小ニュース・ブリタニカ国際大百科事典・電子版)

ご一読ありがとうございました

コメント (4)
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キサーゴータミーのお話し

2025年03月19日 | 童話・法話・映画・音楽

ーゴーミー のお話し

今回のお話しは
キサーゴータミーとケシの実としても知られております
どうぞよろしくお願いいたします

キサーゴータミー
貧しい家に育ったキサーゴータミーは
結婚して男の子を授かりました
しかし生まれて間もないわが子を失い
嘆き悲しんだキサーゴータミーは正気を失います
すでに冷たくなったわが子を胸に抱き
「誰かこの子を助けてください」と町中を訪ね歩きました

ケシの実
やがてお釈迦さまのもとを訪ねたキサーゴータミーに
お釈迦さまは言いました
「この子を治すためにはケシの実がいる、町へ行って頂いて来なさい」
ただし
「ケシの実は、死者を出したことのない家のものでなければいけない」
とお話しされました

「お釈迦さま、わかりました」
キサーゴータミーは家々を訪ねて
死者を出したことのない家のケシの実を探しました
しかしどの家を訪ねても
「昨年、父が死にました」
「夫を今年亡くしました」
「先日、子どものお葬式を終えました」
という答えが返ってくるばかりです

町中を探し回ったものの
キサーゴータミーが求めるケシの実はありませんでした
やがてお釈迦さまの言葉の本当の意味を彼女は知りました
死者を出したことのない家などありません
そして死なない人はいないのです

現在であれば死者を出したことのない家もあるでしょう
しかし2500年前では難しかったと思います
キサーゴータミーのお話しは奇跡のストーリーではありません
避けることの出来ない死を受入れるお話しです
キサーゴータミーが自分で気づくように
お釈迦さまは導いて下さったのです
その後キサーゴータミーはお釈迦さまのお弟子さんになられたそうです

悲しくて

(とても辛かったのです)
                                    (参考:京都市東山浄苑東本願寺 親子仏法の集い)

ご一読ありがとうございました

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やまたのおろちのお話し

2025年01月15日 | 童話・法話・映画・音楽

 のお話し

今回は八岐大蛇/ヤマタノオロチのお話しをさせてください
古事記や日本書紀に登場するヤマタノオロチは
頭と尾が八つずつある巨大なヘビです
日本神話において最も恐ろしいとされている怪物です

あらすじ
アマテラスオオミカミの弟であるスサノオノミコトは高天原から
出雲の国の斐伊川/ひいがわ流域に天降ります
そこで老夫婦と娘のクシナダヒメに出会います

お話しを聞くと
ヤマタノオロチは、老夫婦の娘を1人ずつ食べていくという事です
今年は最後に残ったクシナダヒメが食べられます
スサノオノミコトはクシナダヒメと結婚をして
ヤマタノオロチ退治へと向かいます

老夫婦には強いお酒を造ってもらい
ヤマタノオロチに飲ませます
お酒に酔い眠ってしまったヤマタノオロチを
スサノオノミコトは十拳剣/とつかのつるぎで退治をします

ところがヤマタノオロチの尾を斬った時
とつかのつるぎの刃がこぼれてしまいます
すると中から素晴らしい剣が出て来ました

こちらの天叢雲剣/あめのむらくものつるぎを
スサノオノミコトはアマテラスオオミカミへ献上します
この剣は後に草薙の剣/くさなぎのつるぎと呼ばれ
三種の神器の1つとなりました

古事記では、肥河と記されている斐伊川は鮭/鱒が捕れる恵みの川です
また岸には穀物//麻が実る肥沃な土地があります
しかし時として洪水や氾濫を起こします
ヤマタノオロチは、荒れ狂う斐伊川の状態を示しているという説もあります

ヤマタノオロチって
キングギドラに似ておりませんか?

(キングギドラの原型とも言われております)
                                                                              (参考:島根県雲南市観光協会 うんなん旅ネット)

ご一読ありがとうございました

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