
ナナちゃんの最期のころ、治療も大変になった時期でさえ、ナナちゃんは私と夫がそろって覗いていると、よろこんでケージで「コロン!」をしてくれました。
ナナちゃんが亡くなってすぐのころ、うさぎ部屋に行って2匹のうさぎに話しかけていて、「こうちゃん、ごはん食べてんの~、いいね~。ぷっくはお水飲んでるの~、そっか~。」なんて話していて、
ナナちゃんのいない場所を見て、
「ナナちゃんは・・・お月様でコロン!なんてしてるのかな・・・」とポツリと言ったら、ぷっくが大げさに「コロン!」とひっくり返って見せてくれました。
その顔は必死な感じでした。。。
「どうやって励まそうか、自分にできることはなんだろう」そう考えてやってくれたような感じでした。
ナナちゃんを失って、反省から他の2匹にはこれからこうしてあげよう、そう思うことは多いです。
人間の子どもいっちゃんも両親がいると、とってもうれしそうにはしゃぎますが、うさぎも同じです。
なるべくできるときは2人で遊んであげようと、今日は久々にいっしょに遊びました。
ナナちゃんの死で改善されることが出てくるのはよいことですが、やっぱりそれも少し切ない気もします。
ナナちゃんはいっちゃんもいないときに家にきて、親子3人(?)でたっぷり遊んだうさぎです。
その期間が4か月ぐらいありました。
だんだん「子ども」が増えていって、ナナちゃんにとっては遊べる時間が減って行ってちょっとさびしかったかもしれません。
今は病気のころの印象も強いですが、お月様のナナちゃんはきっとこのときの4か月間のことを思い出してくれていると思います。
最期に2人のひざの上でミルクを無理にあげなければ、何日か、何時間か長く生きたかもしれません。
でも、そう長くはなかったと思います。
2人ともいないケージの中でさよならするさびしさを思えば、ちゃんと抱っこしてあたたかなひざでさよならできたことはせめてもの救いだったと思います。
きっとあのころの、思いっきりいっしょに遊んだ楽しい思い出を描いて旅立ったと思います。
今いる2匹に今までできなかったことをするのは、ナナちゃんへの思いも甦りますが、ナナちゃんは唯一2人の愛情を独り占めしていた時間があったので、きっと大目に見てくれるでしょう。
私たちもそんな時間があったことをしあわせだったと幸運に思わなければ、ね。
読ませていただきました。ではまた・・・