時間風景のスケッチマン

その時のTPOを記録に残す

心の隙間

2011-08-28 21:28:53 | Weblog
世界陸上100メートル決勝でウサイン・ボルトが、フライングで失格となる。
世界中の多くの人間が、テレビの前でボルトの9秒台の走りを見れると期待し、それが当たり前と思っていたのが、走ることなく消える。
陸上競技ではありえない光景であり、予想だをしない出来事に唖然とする。
1位になるのは当たり前であり、記録の更新や空中を飛ぶかのごとく走る姿を見れる。それだけのことなのに・・・。
ボルトにすると、いくら速く走れてもその機動力がスタートにある。意識が高かったのだろう。普通どおりに走れば、負けることのないレースに彼は更なるものを狙いすぎた。
アスリートならしかたがない。でも、心のどこかに一瞬の隙間が生じたとしか言えない。
ボルトにとっては次なるステップへの苦い経験ではないか。
あの明るく振舞い、プレッシャーからのがれようとするボルトが、これからどのように変化するか楽しみだ。


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