棚からうさもち …羊毛フェルトの、ふんわりうさぎ…

羊毛で作るうさぎと、まるみ(ネザーランドドワーフ)のいる日々

桜と鬼子母神

2009-03-31 22:40:29 | 思ったことあれこれ
昨日は、今年初めてのお花見へ。

醍醐寺・三宝院にて、一般公開前の特別公開にお誘いいただき、saradaも一緒に

行ってきました。



山の上は、夕方になると寒さが身に凍みてきます。







夕日の中の桜。






まずは、霊宝館にて、仏像や絵画をゆっくり鑑賞。


私のお目当ては、平安時代に描かれた『訶梨帝母(かりていも)像』。

別名、鬼子母神ともいわれ、人の子をとって喰らう恐ろしさと母性を合わせ持つ神様です。

でも、この作品からは、恐ろしさは微塵も感じられません。

片手に赤ん坊を抱き、片手にザクロを持ち微笑む女神像。

ゆったりした筆使いからは、おおらかな母性が感じられます。




saradaが気に入ったのは、『倭花名品』。

江戸時代の代表的な桜、37品種が精密に描かれています。

薄い花びらが日に透けて少し重なっているところなど、ちょっと今

外で一枝取ってきて、置いたように生き生きしています。

当時の人も、すぐ散ってしまう桜を、何とか留めておきたかったのかなぁ~。







さて、7時になってライトアップされた庭に出ると…








桜が、まるで雪のようにも見えます。









いや、本当に、半端でなく寒かったんですが…


大好きな絵も見ることができて、贅沢なお花見でした。








コメント (6)
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