(プロローグ)
ついに、プリキュア現役を引退したスマイルチーム。
2年の学年末を向かえ、彼女たちの道はどこにつづく。
といいながら、実質主役はいつも、緑川なお(ちゃんなお)だけど。
「ファンタジーガールズ(坂本琴音、咲野明日香、緑川なお)」の続編だけど。
(本編)
みゆき「ねえ、なおちゃん。進路希望の書類かいた」
なお「わたしは、サッカーが強い高校を志望することにしてるけど」
みゆき「うわ、さすがなおちゃん、もう決まってたんだ」
なお「決まってるというか、六田コーチとか、坂本監督とか、ベルマーレの中田さんとか、いろいろ誘われてさ」
みゆき「中田さんって、あの元代表の」
なお「そう、代表の。わたしは地元の学校でいいかとおもったけど、こういろんな人達からオファーがくると断りきれなくって」
六田フィジカルコーチ「断りきれないって、内心、明日香のことが気になってるのだろう」
なお「コーチ?その咲野先輩は、澤さんの後をつぐといわれてる司令塔でわたしにとっては雲の上の存在で」
フィジカルコーチ「その雲の上の存在、いつも新人は優しい先輩がいきなりお前のことをふっとばしたんだ、上半身弱いって」
みゆき「なおちゃんが、ふっとばされるって」
フィジカルコート「なでしこジャパンでワールドカップをとり、キャプテンマークは先輩にゆずったものの、10番をとった、なでしこワールドカップと金メダルダブル制覇の切り札、咲野明日香だよ」
みゆき「なおちゃん、日本代表になっちゃうの」
フィジカルコーチ「坂本監督の評価だとスピード、ボールコントロールは即戦力、フィジカル、ディフェンスは落第点、戦術理解も代表にはまだまだだが、ドリブラーとして、延長戦とかで野人岡野のようなスピード勝負での切り札で使える可能性はすでにあると」
なお「坂本監督がそんな評価を。でもわたしが代表だなんて」
フィジカルコーチ「戦術理解とかディフェンスとかは2年も代表で揉まれれば教え込むことができる、俺はお前の素質を買ってベルマーレユースをさそったのに、赤ちゃん生まれて家も大変だから、中学のうちは週末の通いで、高校の進路はクラブのユースチームに通えるところを考えてだな」
なお「それは何度も聞いてるけど、正直まだ迷っていて」
みゆき「家のこととか」
なお「赤ん坊の世話でママも大変だしさ」
フィジカルコーチ「坂本監督が、弟妹たちも成長してるんだから、お手伝いとか引き継いでいけば大丈夫なのではと、今度一度話をしてみるか?」
なお「でも、寮生活とかは」
フィジカルコーチ「だから、通いでなんとかなる方法をベルマーレのコーチも含めて、考えてるのではないか」
みゆき「なにか、なおちゃんすごいね」
なお「みゆきは、志望校決まったのか」
みゆき「それが、全然・・」
なお「童話を書きたいとか」
みゆき「確かに書きはしたけど、作家先生っていうのもイメージわかなくて」
なお「別に、童話を書くだけが童話との接し方ではないよ。サッカーだって、サポートしてくれる人たちが大勢いるし、紙芝居サークルとかで読み聞かせるのもあるし、児童館とかで読んだり描いたりするのもあるし」
みゆき「そっか。でも具体的に何がなりたいというのは」
フィジカルコーチ「だったら、普通科で、文芸サークルでも演劇サークルでも入るなり、地域の学童保育のお手伝いしたり、道はいろいろあるぞ。まだ、高校の段階で将来を決めることはないし」
みゆき「他のみんなはどうなんだろう」
なお「あかねは、お店つぎたいから商業科も検討してるし、れいかは、取りあえずは国立の名門で一流大学を狙っている。そして、やよいは、高校はいちよういくけど、漫画家の道を」
みゆき「みんな、ちゃんと考えていたんだ」
フィジカルコーチ「なおは、坂本監督が選手をやめた理由を聞いたことあるか?」
なお「えっ、ないけど」
フィジカルコーチ「心臓病でな、泣く泣く現役の選手はあきらめたんだ」
なお「えっ、そうなの」
フィジカルコーチ「高校時代からファンタジスタとしてのマジカルなプレーを見せてた天才少女だったが、病には勝てず。だが、中学高校の英語教育を専攻しながら、サッカーの監督ライセンスを取り、今やプレミアリーグと女子ユース代表の監督を兼任するバイリンガルな監督として、国際的な監督になり」
なお「坂本監督にそんな過去が。すごく努力したんだ」
フィジカルコート「まあ、みゆきっちも、童話を書くにしても、読み聞かせるにしても、売るにしても、童話に携わる道はいくらでもあるさ、プロアマ問わず」
みゆき「わたしも、よくわからないけど、坂本先生みたいに頑張って勉強したいなとおもってきた」
なお「そうそのいき」
みゆき「じゃあ、なおちゃん、一緒に期末テストの勉強しよう」
なお「えっ、それはちょっと」
フィジカルコーチ「ルーニーのサインが欲しかったら日常会話程度の英語と、海外に行ったときに恥じ欠かない程度の歴史の知識は必須だといったよな」
なお「とほほ・・。結局勉強もしないとか・・」
みゆき「この前、れいかちゃんから、もらった英語の絵本頑張って読んでみたら、英語の成績もあがったし」
フィジカルコーチ「なおも、みゆきやあかねと切磋琢磨して頑張らないと」
なお「わかったよ。六田俊夫のためにも頑張るよ」
(終わり)
3月にまた、明日香とのフル代表との合流合宿をやって、やよいが「ファンタジーガールズ」を執筆をはじめる話を企画しています。ちなみに、ちゃんなおは顔で選ばないので、スキンヘッドのルーニーの大ファンだ。普通はベッカムにいくのに、なおはルーニーです。
ついに、プリキュア現役を引退したスマイルチーム。
2年の学年末を向かえ、彼女たちの道はどこにつづく。
といいながら、実質主役はいつも、緑川なお(ちゃんなお)だけど。
「ファンタジーガールズ(坂本琴音、咲野明日香、緑川なお)」の続編だけど。
(本編)
みゆき「ねえ、なおちゃん。進路希望の書類かいた」
なお「わたしは、サッカーが強い高校を志望することにしてるけど」
みゆき「うわ、さすがなおちゃん、もう決まってたんだ」
なお「決まってるというか、六田コーチとか、坂本監督とか、ベルマーレの中田さんとか、いろいろ誘われてさ」
みゆき「中田さんって、あの元代表の」
なお「そう、代表の。わたしは地元の学校でいいかとおもったけど、こういろんな人達からオファーがくると断りきれなくって」
六田フィジカルコーチ「断りきれないって、内心、明日香のことが気になってるのだろう」
なお「コーチ?その咲野先輩は、澤さんの後をつぐといわれてる司令塔でわたしにとっては雲の上の存在で」
フィジカルコーチ「その雲の上の存在、いつも新人は優しい先輩がいきなりお前のことをふっとばしたんだ、上半身弱いって」
みゆき「なおちゃんが、ふっとばされるって」
フィジカルコート「なでしこジャパンでワールドカップをとり、キャプテンマークは先輩にゆずったものの、10番をとった、なでしこワールドカップと金メダルダブル制覇の切り札、咲野明日香だよ」
みゆき「なおちゃん、日本代表になっちゃうの」
フィジカルコーチ「坂本監督の評価だとスピード、ボールコントロールは即戦力、フィジカル、ディフェンスは落第点、戦術理解も代表にはまだまだだが、ドリブラーとして、延長戦とかで野人岡野のようなスピード勝負での切り札で使える可能性はすでにあると」
なお「坂本監督がそんな評価を。でもわたしが代表だなんて」
フィジカルコーチ「戦術理解とかディフェンスとかは2年も代表で揉まれれば教え込むことができる、俺はお前の素質を買ってベルマーレユースをさそったのに、赤ちゃん生まれて家も大変だから、中学のうちは週末の通いで、高校の進路はクラブのユースチームに通えるところを考えてだな」
なお「それは何度も聞いてるけど、正直まだ迷っていて」
みゆき「家のこととか」
なお「赤ん坊の世話でママも大変だしさ」
フィジカルコーチ「坂本監督が、弟妹たちも成長してるんだから、お手伝いとか引き継いでいけば大丈夫なのではと、今度一度話をしてみるか?」
なお「でも、寮生活とかは」
フィジカルコーチ「だから、通いでなんとかなる方法をベルマーレのコーチも含めて、考えてるのではないか」
みゆき「なにか、なおちゃんすごいね」
なお「みゆきは、志望校決まったのか」
みゆき「それが、全然・・」
なお「童話を書きたいとか」
みゆき「確かに書きはしたけど、作家先生っていうのもイメージわかなくて」
なお「別に、童話を書くだけが童話との接し方ではないよ。サッカーだって、サポートしてくれる人たちが大勢いるし、紙芝居サークルとかで読み聞かせるのもあるし、児童館とかで読んだり描いたりするのもあるし」
みゆき「そっか。でも具体的に何がなりたいというのは」
フィジカルコーチ「だったら、普通科で、文芸サークルでも演劇サークルでも入るなり、地域の学童保育のお手伝いしたり、道はいろいろあるぞ。まだ、高校の段階で将来を決めることはないし」
みゆき「他のみんなはどうなんだろう」
なお「あかねは、お店つぎたいから商業科も検討してるし、れいかは、取りあえずは国立の名門で一流大学を狙っている。そして、やよいは、高校はいちよういくけど、漫画家の道を」
みゆき「みんな、ちゃんと考えていたんだ」
フィジカルコーチ「なおは、坂本監督が選手をやめた理由を聞いたことあるか?」
なお「えっ、ないけど」
フィジカルコーチ「心臓病でな、泣く泣く現役の選手はあきらめたんだ」
なお「えっ、そうなの」
フィジカルコーチ「高校時代からファンタジスタとしてのマジカルなプレーを見せてた天才少女だったが、病には勝てず。だが、中学高校の英語教育を専攻しながら、サッカーの監督ライセンスを取り、今やプレミアリーグと女子ユース代表の監督を兼任するバイリンガルな監督として、国際的な監督になり」
なお「坂本監督にそんな過去が。すごく努力したんだ」
フィジカルコート「まあ、みゆきっちも、童話を書くにしても、読み聞かせるにしても、売るにしても、童話に携わる道はいくらでもあるさ、プロアマ問わず」
みゆき「わたしも、よくわからないけど、坂本先生みたいに頑張って勉強したいなとおもってきた」
なお「そうそのいき」
みゆき「じゃあ、なおちゃん、一緒に期末テストの勉強しよう」
なお「えっ、それはちょっと」
フィジカルコーチ「ルーニーのサインが欲しかったら日常会話程度の英語と、海外に行ったときに恥じ欠かない程度の歴史の知識は必須だといったよな」
なお「とほほ・・。結局勉強もしないとか・・」
みゆき「この前、れいかちゃんから、もらった英語の絵本頑張って読んでみたら、英語の成績もあがったし」
フィジカルコーチ「なおも、みゆきやあかねと切磋琢磨して頑張らないと」
なお「わかったよ。六田俊夫のためにも頑張るよ」
(終わり)
3月にまた、明日香とのフル代表との合流合宿をやって、やよいが「ファンタジーガールズ」を執筆をはじめる話を企画しています。ちなみに、ちゃんなおは顔で選ばないので、スキンヘッドのルーニーの大ファンだ。普通はベッカムにいくのに、なおはルーニーです。