新宿副都心に立つ100階建てぐらいの黒くて、怪しいビル。
株や石油の売買で大もうけをする、桐原コンツェルン総帥。
「ダウ平均株価が4000ドルを超えました」
「中近東の火薬庫の動きが不気味です」
と、美人秘書の報告に
「各国の財務局長に伝えろ。強気一本でいけ」
「中東に原子力潜水艦を向けろ。当コンツェルンのタンカーだけを護衛せよ。当コンツェルン以外のタンカーがどうなろうが、我々には関係ない」
と、なにやら怪しい財テクをしておりますが、裏の顔はもっと怪しい、特殊メークで段階的に顔が変わっていき、地下にもぐり、
「帝王ゴットネロス」
に変身する。
人型のヘリコプターや戦闘機のメカの機甲軍団に銘じて、中近東でタンカー破壊して、石油の価格を吊り上げて大もうけしたり、政情が不安定な国で、破壊工作をしたり、武器商人をしたり、お金儲けをしている、地下組織、ネロス帝国。
いままでの、戦隊ものや、メタルヒーローとも違った、株価操作や死の商人で経済を支配しようとしている、ニューフェイスの悪の軍団。
しかも。
「戦乱は、難民や飢餓を生み出すが、弱者に用はない」
ネロス様独自の帝王学の解説とともに、難民や貧困の絵が映し出される。
さらに、ネロス帝国は第1話にして全軍団員40体近くが登場。
人間が部分的に機械で改造された、ヨロイ軍団
人型の格闘重視の、戦闘ロボット軍団
怪物たちの、モンスター軍団
そして、人型銃撃、爆撃重視の機甲軍団
そして、各々の軍団長の登場シーンがかっこいい。
そして、メタルダー陣営は。
人工知能の権威古賀博士が、息子の墓参りの後に、ひそかに息子そっくりのメカ。
超人機を機動しにいった。しかしそのあと、敵につかまり、死亡。
古賀博士の呼び声に、覚醒したばかりのメタルダーはかけつけたが、「死」という概念がわからないようで・・。とりあえず、追ってのネロス軍団員と戦う・・。
が、そこえ、帝国ナンバー2のヨロイ軍団長クールギンが登場。
手合わせを申し込んで、対決。
いきなり第1話からメタルダー肩を切られて、谷底に落ちてしまい、敗北。
この展開に最初見たときはびっくり。
いきなり、敵側のかっこいいナンバー2に切られて苦難の道か。
「こいつはすごいぜ」