仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会スタッフブログ

仙台・宮城観光PRキャラクターむすび丸と、その上司や部下が仙台・宮城の観光情報とむすび丸のおしごとの様子をお伝えします。

みやぎの思い出写真集 『海と 風と 町と』 発行

2011年10月11日 | お知らせ
今日は、3.11大震災前の風景を集めた、みやぎの思い出写真集 『海と 風と 町と』のお話です。



この写真集は、「美しかったあの頃の風景を、もう一度見たい!」という声にこたえるため、
みやぎの思い出写真集制作委員会さんが、震災で津波被害を受けた宮城県沿岸部の「被災前」の風景や祭り等の写真を集めてつくったものです。
掲載写真はプロ・アマ問わず公募により寄せられた3195点の中から約300点を掲載。
出来上がった写真集は、宮城県沿岸部の全15市町で被災された方に、合計32,300部を無償配布。
10月14日から、宮城県内の主な書店、ローソン各店及びウェブサイトにて一般販売を開始します。定価525円(本体500円+消費税)
販売による収入は、写真集発行費用の不足分に充当。収益が発生した場合には、その全額が震災復興義援金として宮城県に寄付されます。

↓クリックすると拡大します↓


↓詳しくはこちら↓
がんばろう!宮城 みやぎ思い出写真集
http://www.m-omoide.jp/


眺めていると、ぞわぞわと色々な感情が沸き起こってきます。

ふと思い出したのですが、震災後、石巻にある海から300mくらいの小学校で、小学生の女の子と「うみをみにいく」という遊びをしました。
遊びといっても悠然とブルーシートにのっているその子を、私が一人で教室中ひきずりまわすというものですが
私が
「お客さん、どちらまで?」ときくと
「うみ!」と彼女が言うので、
「海というのは汚れてないきれいな海ですね?」
「そう!」
ということでふたりで海を見に行くことに。
ただ、はじまってみると、学校からも自宅からも近いはずの石巻のきれいな海に、永遠にたどり着くことはできなくて、
私 「あと何分ですか?」
彼女「10分」
―5分後―
私 「あと何分ですか?」
彼女「15分」
私 「のびてるし!」
彼女「じゃあ、3分」
私 「もうだめだつかれた」
彼女「あと30分!」
といった具合で、ひっぱってもひっぱってもひっぱっても汗だくになってもふたりともぐるぐるまわりすぎて気持ち悪くなっても、すぐそこにあったはずの石巻のきれいな海にはたどりつけない。

なにもかももとどうりになることはありませんが、少しでも復興に近づくためには、みやぎに興味関心を持ち続け、見守り、訪れていただくことが、何より大切なことです。
これからもみやぎをよろしくおねがいします。

☆宮城県産まいわし☆