東日本大震災の復興支援活動・まちづくり支援活動をサポートする中心的存在として機能してきた、仙台市市民活動サポートセンターですが、その地下にある市民活動シアターで今週末注目のイベントがありますのでご紹介します
最強の一人芝居フェスティバル
「INDEPENDENT:2ndSeasonSelection / JAPAN TOUR in 仙台」
このフェスティバルは、大阪のインディペンデントシアターの看板企画で、過去10年で110作品が上演されています。
今年の夏は、これまで上演された作品のなかから、珠玉のセレクションを再演し日本全国7都市ツアーに撃って出ます。
仙台公演では地域製作作品として仙台で活動する劇作家・演出家・俳優が2作品を持って参戦します。
↓クリックすると拡大します↓
2011年8月19日(金)~20日(土)
会場:仙台市市民活動サポートセンター市民活動シアター (仙台市青葉区一番町四丁目1-3)
前売(2500円)・予約(2500円)
ペアチケット(3000円)
高校生以下 0円(ワンドリンク無)
当日2800円
*日時指定自由席/ワンドリンク付き/一日通し券
*<前売・予約特典>24ページフルカラー公式パンフを当日受付にてプレゼント!
ラインアップ=
[a]「101人ねえちゃん」10年初演/本拠地:大阪
出演:大塚宣幸(大阪バンガー帝国)×脚本演出:早川康介(劇団ガバメンツ)
[b]「マラソロ」09年初演/本拠地:大阪
出演:加藤智之(France_pan)×脚本:山崎彬(悪い芝居)×演出:伊藤拓(France_pan)
[e]「はやぶさ(MUSES-C)~星に願いを」10年初演/本拠地:大阪
出演:谷屋俊輔(ステージタイガー)×脚本演出:美浜源八(シアターシンクタンク万化)
[j]「暗くなるまで待てない!」08年初演/本拠地:大阪
出演:横田江美(A級MissingLink)×脚本演出:土橋淳志(A級MissingLink)
●仙台製作作品●
[m1]「ときどき沼」2010年初演/本拠地:仙台
出演:菊田由美(劇団無国籍)×脚本:益岡礼智(劇団無国籍)×演出:国久暁(劇団無国籍)
[m2]「はなして」新作初演/本拠地:仙台
出演:瀧原弘子(三角フラスコ)×脚本演出:生田恵(三角フラスコ)
↓公演の詳細・チケットのご予約はこちら↓
インディペンデントシアター 公式ブログ
ケータイからのご予約はこちら
さて今日は、唯一震災後に新しく創った作品を持って挑む[m2]「はなして」の脚本・演出を担当された三角フラスコの生田恵さんにお話を伺ってきました。
まいわし ―こちらの「はなして」という作品のタイトルを決められたのはいつ頃ですか?
生田 ―震災後しばらくは稽古ができなくて、稽古を再開した初回の日ですね。
ま ―ひらがなで「はなして」というタイトルですが、これはいろいろな意味にとれるタイトルですね。
生 ―そうですね。見る人によって、いろいろな意味に受け取ってほしいと思い、つけました。
ま ―「Talk to me」とか「私の手をはなして」とか。
生 ―見ている中でその瞬間瞬間にいろいろ感じてもらえたらと思います。
ま ―この作品の内容を少し教えてください。
生 ―一人芝居なので語り手というかひとりの登場人物がいるわけですが、その人物を通して、たくさんの人々の生活がつむぐ記憶であるとか、風景や、この星がもっている記憶が織り交ぜられた作品になっています。
ま ―風景というと、震災前と震災後とで大きく変わってしまったと思うのですが?
生 ―変わってしまったものもあります。一方で変わらないものもあると思うんです。「生きている」「人がいる」ということだと思います。
ま ―生田さん自身にとってもこの作品を創るということが、ひとつこの震災を乗り越えるために必要なことだと思われますが、いかがですか?
生 ―そうですね。ただ目の前にあるから向き合わざるを得ないという側面もあるわけですが、同じ時間、ひとつのお芝居をみることで、実際震災を体験したひとも、遠隔地などでテレビ等のメディアを通してしか体験しなかった人も、体験を共有することができるのだと思います。そして、自分の外側に提示されることによって、自分自身から少し離してみることもできると思います。
ま ―「話して」くれるひとがいることによって、自分が捕らわれてしまった体験から「放して」もらえることもありますからね。今日はどうもありがとうございました。
生 ―ありがとうございました。
公演は今週末19日(金)と20日(土)です。ぜひ劇場へ足をお運びください
関連記事、河北新報に掲載された生田さんのコラムです。
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☆宮城県産まいわし☆
最強の一人芝居フェスティバル
「INDEPENDENT:2ndSeasonSelection / JAPAN TOUR in 仙台」
このフェスティバルは、大阪のインディペンデントシアターの看板企画で、過去10年で110作品が上演されています。
今年の夏は、これまで上演された作品のなかから、珠玉のセレクションを再演し日本全国7都市ツアーに撃って出ます。
仙台公演では地域製作作品として仙台で活動する劇作家・演出家・俳優が2作品を持って参戦します。
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2011年8月19日(金)~20日(土)
会場:仙台市市民活動サポートセンター市民活動シアター (仙台市青葉区一番町四丁目1-3)
前売(2500円)・予約(2500円)
ペアチケット(3000円)
高校生以下 0円(ワンドリンク無)
当日2800円
*日時指定自由席/ワンドリンク付き/一日通し券
*<前売・予約特典>24ページフルカラー公式パンフを当日受付にてプレゼント!
ラインアップ=
[a]「101人ねえちゃん」10年初演/本拠地:大阪
出演:大塚宣幸(大阪バンガー帝国)×脚本演出:早川康介(劇団ガバメンツ)
[b]「マラソロ」09年初演/本拠地:大阪
出演:加藤智之(France_pan)×脚本:山崎彬(悪い芝居)×演出:伊藤拓(France_pan)
[e]「はやぶさ(MUSES-C)~星に願いを」10年初演/本拠地:大阪
出演:谷屋俊輔(ステージタイガー)×脚本演出:美浜源八(シアターシンクタンク万化)
[j]「暗くなるまで待てない!」08年初演/本拠地:大阪
出演:横田江美(A級MissingLink)×脚本演出:土橋淳志(A級MissingLink)
●仙台製作作品●
[m1]「ときどき沼」2010年初演/本拠地:仙台
出演:菊田由美(劇団無国籍)×脚本:益岡礼智(劇団無国籍)×演出:国久暁(劇団無国籍)
[m2]「はなして」新作初演/本拠地:仙台
出演:瀧原弘子(三角フラスコ)×脚本演出:生田恵(三角フラスコ)
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インディペンデントシアター 公式ブログ
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さて今日は、唯一震災後に新しく創った作品を持って挑む[m2]「はなして」の脚本・演出を担当された三角フラスコの生田恵さんにお話を伺ってきました。
まいわし ―こちらの「はなして」という作品のタイトルを決められたのはいつ頃ですか?
生田 ―震災後しばらくは稽古ができなくて、稽古を再開した初回の日ですね。
ま ―ひらがなで「はなして」というタイトルですが、これはいろいろな意味にとれるタイトルですね。
生 ―そうですね。見る人によって、いろいろな意味に受け取ってほしいと思い、つけました。
ま ―「Talk to me」とか「私の手をはなして」とか。
生 ―見ている中でその瞬間瞬間にいろいろ感じてもらえたらと思います。
ま ―この作品の内容を少し教えてください。
生 ―一人芝居なので語り手というかひとりの登場人物がいるわけですが、その人物を通して、たくさんの人々の生活がつむぐ記憶であるとか、風景や、この星がもっている記憶が織り交ぜられた作品になっています。
ま ―風景というと、震災前と震災後とで大きく変わってしまったと思うのですが?
生 ―変わってしまったものもあります。一方で変わらないものもあると思うんです。「生きている」「人がいる」ということだと思います。
ま ―生田さん自身にとってもこの作品を創るということが、ひとつこの震災を乗り越えるために必要なことだと思われますが、いかがですか?
生 ―そうですね。ただ目の前にあるから向き合わざるを得ないという側面もあるわけですが、同じ時間、ひとつのお芝居をみることで、実際震災を体験したひとも、遠隔地などでテレビ等のメディアを通してしか体験しなかった人も、体験を共有することができるのだと思います。そして、自分の外側に提示されることによって、自分自身から少し離してみることもできると思います。
ま ―「話して」くれるひとがいることによって、自分が捕らわれてしまった体験から「放して」もらえることもありますからね。今日はどうもありがとうございました。
生 ―ありがとうございました。
公演は今週末19日(金)と20日(土)です。ぜひ劇場へ足をお運びください
関連記事、河北新報に掲載された生田さんのコラムです。
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☆宮城県産まいわし☆