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天下御免のすっとこどっこい

自分が読み返して「楽しかった」と思えることを書き綴っています。

【視聴メモ】銭形平次(風間杜夫版)3<終>

2010年03月27日 | 時代劇(テレビ・映画)
■みどころ

・テーマは怒る!走る!
 大体冒頭はお静とのラブラブシーンで、そこへ八五郎がやってきて
 「お静、行くぜ!」というところでタイトルが入る。
 そして現場まで走って行き、道すがら八五郎から事件の話を聞く、というパターン。
 
 権力のある者が立場の弱い庶民を犠牲にすることが、イチバン許せない親分。
 頭から湯気が出てるんじゃないかと思うほど怒る。
 悪人に対して「黙りやがれ!このすっとこどっこい!」だったが、
 最終回ではひとこと「うじ虫!」と叫んでいた。
 とにかく親分は怖いのだ。
 得意の十手で悪者と応戦するのだが、相手が観念しているにも関わらず
 殴る、蹴るを1発いれる。本当に恐ろしい親分なのである。

・銭形平次だけど銭がない!
 平次はとても貧しい。
 内職するお静に向かって稼ぎの少なさを詫びたりしている。
 そして、トレードマークの銭の束がかなり短く、わずか5cmほど。
 あるとき、束にする一文銭がないなーと、平次が縁側でたたずんでいると
 お静がいつの間にか貯めてあった一文銭を持ってくる場面がある。 

・とにかく仲のよいおしどり夫婦
 平次とお静は自他ともに認めるおしどり夫婦。というよりバカップル。
 2人が一緒にいると、いつもデレ~っとしている、見ているこっちのほうが赤くなりそうなほど。
 それが結構かわいいのだ。
 ある時は賭け将棋や花札もする。しかもお静のほうが強かったりする。
 縁日や祭りにも出かけるが、事件が起こると一転、2人とも真剣な顔つきになり
 岡っ引きとその妻に大変身するのだから、スゴイ。

・前半はコミカル、後半はシリアス
 シリーズ前半はおりんとお静の平次の取り合いであったり、万七と清吉の漫才、
 紋三さんの活躍、事件も派手めでアップテンポで話が進むのが多かったが、
 おりんちゃんがいなくなってから、笹野さまの出演が減り、新三郎が工藤に替わり、
 万七、清吉の出番も少なくなり、話も暗いシリアスなものになってしまった。
 中には救いようのない話もあったりする。

・必ずある「錦ちゃんタイム」
 笹野弥三郎が出てくるのは、平次から事件の報告を受ける場面と、
 平次が悪者に乗り込みに行っている時。
 笹野さまの出演がない時は親分はやたら強いのに、あるとちょっと弱かったりする。
 そこでやられそうになっていると、笹野さまは小柄で助けてみたり、逃げようとする者を斬ったりするが、
 必ず登場するときは「南町筆頭与力、笹野弥三郎」と前口上。
 そして鮮やかな太刀さばきで数人を斬ってすてる。
 たまに馬に乗って登場したりして、まるで鬼平を彷彿とさせる場面となっている。
 そして「笹野のテーマ」(?)らしき専用の曲が流れ、必ず錦ちゃんのアップで終わる。
 かっこいいから許せるのだ。

 <終>

(2005/9/4) 

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