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天下御免のすっとこどっこい

自分が読み返して「楽しかった」と思えることを書き綴っています。

『若親分出獄』(1965年大映)

2014年07月20日 | 時代劇(テレビ・映画)
京都みなみ会館で催されている「市川雷蔵映画祭2014」。
『若親分出獄』(1965年大映)を観に行ってきました。

南条武…市川雷蔵
中津京子…朝丘雪路
お芳…坪内ミキ子
三吉…山田吾一
竹村一夫…戸田皓久
仙之助…水原浩一
鈴木源吉…千波丈太郎
中新門勇吉…神田隆
堀越伝三郎…内田朝雄

元海軍の軍人で大浜のやくざの若親分南条武は、大正天皇御大典の恩赦で六年振りに出獄した。しかし不在の六年間で大浜は、九州から流れて来た中新門勇吉一家がが政界の実力者堀越伝三郎の庇護を受け、すっかり牛耳られていた。かつての勢いを取り戻そうと南条組の子分たちは武に詰め寄るが、彼にはもうやくざ渡世から足を洗う決心でいた。
口入屋家業を行うも中新門一家に拒まれる毎日。また、海軍時代の旧友・竹村から海軍上層部の汚職に堀越伝三郎が黒幕であると知る。子分がさらわれた武は救出に向かうが結局、中新門一家を絶滅させ、血気に逸る竹村たちをかばうため、自ら海軍鎮守府にかつての軍服姿で堀越を斬殺。竹村の説得で自首せず、軍艦でどこか海外に向かう武であった。

雷蔵さんのやくざ映画を初めて観ました、というより、60年代のやくざ映画を初めて観ました。
普段目張りバリバリの雷蔵さんしか知りませんでしたので、あんなにあっさり顔やったんですね。
なんとなく縄張りだの義理だ、人情だの暑苦しいのって似合うか~?と思っていましたが、この若親分シリーズ?は元海軍でやくざというめちゃくちゃな設定で、雷蔵さんにぴったりでした。かっこよかった~。

敵はバンバンと銃を乱射してくるのに、刀しか持ってない雷蔵さんには当たらない。
しかも立ち回りは時代劇のチャンバラ風。肩脱ぎするとワザとらしい昇り龍?の刺青。楽しすぎ

ラストは白い海軍の軍服姿で、ツカツカツカっと黒幕が座る部屋へ入って行き、刀でぶわぁっさぁ~っと一太刀。返り血で白い軍服が真っ赤。ワザとらしい演出が素敵~。

私は歌舞伎風味な楽しくて明るい時代劇が好みで、股旅任侠ものも好きでないのに、やくざ映画大丈夫かなあと思っていましたが、この設定なら大丈夫でした。

この作品は2作目で全7作あるそうです。
機会があれば他の作品も観てみたいです。
面白かった♪

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