平成うきよの覚え書き

日々の出来事などを老化防止の為 書いてゆきます。

トヨタ大政奉還だって?消費税ほか

2009年01月23日 | Weblog
 大政奉還なる言葉をマスコミ各社が使っている。一体どのような感覚であろうと、私65歳の「悪たれ爺」の日本人としては非常に訝るものである。たかが会社の人事に軽々と国家の一大事の時を表すこの言葉を使うとは何たる不謹慎、軽薄さであろうか。思えば、広告収入に頼り、これ無くしては会社として経営が成り立たず、社員も失職の憂き目を見なければならない、マスゴミ各社にとっては自動車会社の親分たるトヨタは、国家と同じあるいはそれ以上の存在と言うことか。前会長の奥田氏が厚生労働省の悪口を言うのならば、広告宣伝を控える、と脅したことがあった。その後直ぐに「厚労省元次官」襲撃事件が発生した。
 お受験に絶対価値を感じる現役の(ある階層)は、後生大事に覚えた受験知識を披瀝したいと言う欲望に駆られて「大政奉還」なる言葉を用いたのであろうか。
 このところ消費税に関するマスコミ報道が多い。消費税は国民から金を巻き上げる一方において、一部大企業には「輸出戻し税」と言う大変おいしい制度があることを記憶すべきだ。消費税率を上げることが問題となり与党内部でも反対があった税制改革は、景気が回復したらと言う条件付で消費税を上げることで決着したようだ。しかし此処で大いに疑義ありだ。問題はどのように景気回復を判定するかと言うことだ。これは今まで政府がいかに好景気だと言っても一般には全く好景気は感じられなかったと言うことがあるからだ。不況でも好況だという、大本営発表があれば好況という事にななってしまう。結局のところ一般庶民の生活に関係なくあげると言うことを意味するのであろう。トヨタなど一部輸出大企業はこの制度と、コスト削減(要するに従業員の給料削減と社会的義務からの逃避)により、莫大な利益を得ていたに過ぎないのだ、と私は思う。ま、それにしてもなんだか面白くない事ではある。世襲大国日本の面目躍如たるものあり。右から左、上から下、政界全て同じだ。とおもっていたが他のいわゆる、ヨーロッパ諸国、米国もどうやら事情は似たようなものらしい。血縁地縁を切断することが進歩的とアメリカは日本人に教育したきたが、これは結局わが国の伝統、文化、そして力を破壊し弱めることとなった。

 昨日のテレビ映像・・・ガザ
イスラエルに徹底的に叩かれたガザの映像、瓦礫の山、さまよう子供。これらの映像と共に、走ってゆくトラックの横をゆっくりとロバに引かれた馬車が見えた。何かこの映像に感動した。理由は良く分からないが。

写真:廃屋 横浜市西区 最近廃屋が増えたように感じます。

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