平成うきよの覚え書き

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ウクライナ、ロシア両首脳のテレビ画像を見て

2009年01月19日 | Weblog
 ウクライナのチェムシェンコ 首相、ロシアのプーチン首相とも黒の服装にかなり緊張しきった面持ちである。真にたとえは悪く失礼かもしれないが、通夜か葬式に参列しているようである。たいてい国際的なニュウスなどで見る首脳は笑顔を見せている。このように見る者に対してさえある種の緊張感を感じさせるテレビ映像は滅多に無いと思う。二人が並んで歩く映像は、何時撮影したものか判らないが、国際的な常識に反し(と勝手に私は思っているのだが)た映像はどのように考えるべきだろう。ただ有りのままを映すことはありえないと思う。にこやかな顔が対外的演出であるとすれば、この厳しい表情は逆に嬉しくてたまらないのを隠しているのだろうか。世界に伝わることを十分承知した上であのような、映像になっているのであろうと思うのである。KGB出身であり情報の重要性を知り尽くしているプーチン氏があのような映像を流す意図はいかなるものであろうか。大国の頂点に立つ人の意図は到底私などの想像の及ぶところではない。
 あのテレビの映像からは、ただならぬ緊張感、真剣さがひしひしと伝わった。プーチン首相は毎度見慣れており、常にポーカーフェースで有り笑った顔はまづ記憶に無い。いかにも大国の頂点にある人の迫力と凄みが備わっているようだ。
 ウクライナのチェムシェンコ首相は始めてテレビで拝見したが、人を思わず躓かせてしまうような王女の様な毅然とした気品と、威厳が感じられた。残念ながら現在のわが国には、このような指導者の顔が見当たらない。写真や絵で見る、昔の政治家の方には、威厳に満ちた方も多かったように思うのであるが。今の政治家の方々は実に軽い、軽すぎる。実にノー天気な顔である。西郷さんや、徳川家康級の風貌であるならば、国際的にわが国の威厳と徳の力を十二分に見せ付けると思うのである。

写真:ランドマーク遠望 横浜市中区

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