平成うきよの覚え書き

日々の出来事などを老化防止の為 書いてゆきます。

労働者派遣法、渡辺自民党議員他

2009年01月16日 | Weblog
以下日刊ゲンダイ記事引用
ボンクラ官僚ばかりじゃなかった!? 厚労省広島労働局の落合淳一局長が、連合広島主催の旗開きのあいさつで、見直し論が噴出している労働者派遣法について「(改正を)止められず申し訳なかった」と謝罪したのだ。

 行政実務のトップが、現行制度の誤りを認めるような発言は異例中の異例だ。

 発言があったのは6日。400人の出席者を前に、来賓あいさつに立った落合局長は、“ハケン切り”の温床とされる製造業への労働者派遣が認められた04年の改正派遣法に触れ、「もともと問題があると思っていた。誰かが職を辞してでも止められなかったことを謝りたい」と持論を展開。さらに、派遣労働者の契約打ち切りが相次いでいることに対しても「法律違反で、あってはならない」と踏み込んだ。

「来賓には知事や市長ら与党支持の政治家もゴロゴロいた。そんな中で、政権の無策ぶりを批判した内容の発言だからビックリした」(出席者)

 連合広島は「広島労働局はいち早く雇用対策を始めており、評価している」(国近匠事務局長)と絶賛だが、落合局長とは一体何者なのか。

 広島労働局は「局長の素性は個人情報のため答えない」(総務部)と素っ気ないが、関係者によると、落合局長は広島出身。旧労働省に入省し、広報室長や福祉課長、賃金時間課長などのキャリアを積んできた。労働政策のシンクタンク「独立行政法人労働政策研究・研修機構」の副校長から、06年6月、広島労働局長に就任した。

「キャリア官僚にありがちな事なかれ主義ではなく、物事の本質をズバズバ言うタイプ。労基法違反スレスレの企業にはどんどん苦言を言うし、過去には障害者雇用を進めない県教委に対しても『認識不足だ』と迫ったことがある」(関係者)

「個人的には、製造業にまで派遣労働を適用するのはいかがかと思う」と言った舛添厚労相、彼を次官にでも引き上げたら……。
(日刊ゲンダイ2009年1月8日掲載)
とのことであるが、誰かが職を辞せばこの法律を阻止できたのであろうか。数人の官僚が反対したからと言って大勢に変化は無かったであろう。多くの官僚が反対すれば別であろうが。一人くらいは職を辞したものが居たのであろうか?多分居なかったであろう。もともと問題があると思いながら、何故積極的に反対し、抵抗しなかったのか謝ってすむことではないのだ。気迫も義心もないことをいまさら表明している。この程度のことを言ったからと言ってなんら持ち上げるような人物ではない。素直に非を認めたことだけは偉いと思うが。
 
 渡辺議員 
自民党に離党届を出した「渡辺元行政改革担当大臣」は、いくつかの提案をして採用されなければ自民党を離党すると述べたようだ。幾つかの提案の中でマスコミが無視し、一般に知られなかった事は次の事だろう。
・・国家戦略スタッフを官邸に配し、経済危機対応特別予算勘定を創設し、その企画立案にあたらせる。政府紙幣を発行し財源とする・・
 この発言の重点は「政府紙幣」と言うことだ。渡辺議員がどれほど金融、財政、銀行、貨幣制度等の造詣があるか知らないが、この発言は極めて重要且つ本質的だ。奇しくも彼の父が次のような発言をかってしたとのことだ。
 以下「晴耕雨読」より引用
・・・三重野日銀総裁は、デフレ経済のド真ん中でインフレを懸念し、金融を緩和すべきとき引き締め、公定歩合を下げるべきところ引き上げた。
日銀は300兆円もの国民の財産を奪った。渡辺美智雄元副総理が細川首相に語った「三重野康日銀総裁が言ったことはみんな間違っている。本当は死刑に値する。責任をとらせてしかるべきだ」との発言は当然のことです。・・・       
 彼は(息子)父から「日銀の問題」について講義を受けていたのであろうか。
 日本銀行と言えば何か高尚で一般庶民は無縁の、なにか途方も無く神秘的且つ超の付く秀才がそろった所という感じであるが、私は以前から何か胡散臭さとインチキ臭さを感じ取っていた。長い間何かもやもやした思いを持ってきたが、昨年「マネーを生み出す怪物」著者:エドワード・グリフィン を読み長い間の疑問が少し解けたような感じがした。一言で言えば、現在殆どの国で行われて居る、通貨、金融制度はそれ自体巨大な詐欺システムであると言うことが述べられている。
 平べったく自分流に言えば、銀行は金貸し高利貸だ。日銀はその下締め、親分だ。高尚なわけが無かろう。伝統的なわが日本国の考えからすれば、最も卑しいものである。西洋とて本来同じこと。金貸しは卑しいものとされて居たのではないか。

首相の寝言
麻生首相は12日、フジテレビの番組で、「今一番欲しいもの」を問われ、用意された色紙に毛筆で、「国家の誇り」と記した。

 世界的な経済危機からの脱却に向け、各国から日本への期待感が強いことを強調。そのうえで、「もっと自信、誇りを持っておかしくない。ぜひ持って頂きたい。自分の国、郷土に対して、誇り(を持つこと)は国の底力の一番の根源だ」と訴えた。

(2009年1月13日03時13分 読売新聞)

 何が国家の誇りだ。こんな人間を選んだ与党国会議員諸氏の責任は彼よりも重いと言うことを知れ。日本への期待感が強いだと。国内がどのような状況か知らないのか。日本の内容実体がどれほどひどいか、外国援助どころではないのだ。まず足元を見よ。○○○者め。
 あまり古代中国の人物の言葉を引用したくないが、老子を引用する。
 最も優れた君主の下では人民は君主が存在していることさえ忘れている。次の段階のよき君主のもとでは人民は君主を慕い、君主を讃える。さらに下の悪しき君主の下では、人民は君主を恐れる。最も悪しき君主の下では、人民は君主を軽蔑する。
 君主と、現代日本の首相ではその性格政治制度など異なっているが、一国の指導者で無ければならぬと言う点において同じであろう。麻生氏がどの位置であるかは言うまでも無かろう。こんな指導者を持ってどこに国家の誇りがあろう。国家の誇りを国民が持つためには、首相が一刻も早く消え去ることが最低条件であろう。

写真:日向ぼっこ
   「寒いわねー」こんなことを言ってるようです 

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