りん日記

ラーとか本とか映画とか。最近はJ-ROCKも。北海道の夏フェスふたつ、参加を絶賛迷い中。

第19章

2007-09-19 21:59:43 | the Deathly Hallows
ハリー・ポッターシリーズ最終巻『HARRY POTTER and the Deathly Hallows』の
ネタバレ読書メモです。

未読の方はご注意下さい。

記事タイトルよりあとの章についてのネタバレコメントはご遠慮下さい

ここ、読み間違ってるぞ!というところがありましたら、ご教示いただけると助かります。

第19章です。記事を反転させてお読み下さい。






********************************************************************

silver doe....誰だ?! 誰のパトローナスなんだ?!
ハリーたちの味方で、グリフィンドールの剣を手元に持っていた人物。
しかも、ハリーたちがこの森にいることをなぜ知ってる?!

誰だろーっっ!!

ハイ! 私はね、私はね、スネイプ先生だと思います!(ウキウキ
根拠? そんなものありません!(ウキウキ

でも、ハリーたちの味方の中で、剣を持ってる可能性が一番高いのはスネイプ先生じゃないですか?
騎士団の中にはいないだろうし。
(いたらハリーに渡してるよね、ハリーたちがHorcruxを探そうとしてることは知らなくても。)

それに、牝鹿よ。

リリーのことが好きだった(一説にそういわれているにすぎませんが、私の中では事実となっています)スネイプ先生の
パトローナスが牝鹿……
いかにもありそうじゃありませんか~

いやー、こう思いついたとたん、なんだか嬉しくなって来ちゃって
他の可能性を考える気なくしちゃったわ

スネイプ先生~ やっぱり頼りになる~

(なーんて、違ったらお笑いですな~




そして、ローン!!!
やっぱり戻ってきてくれたのねー!!

第一声が‘Are you mental?'って、らしいよね~
あ~、いいな~、ロンだよ~、ロン~


だけど再会の喜びもそこそこに、やらなくてはならないことが。

あ~、このくだり、読んでてツラかったです。

なんてむごいんだ、Horcrux。

ロンの痛いところをグサグサグサグサ、刺したい放題突き刺してくれちゃって!!

ひどいよ~~

でもあれだね、ロン、自分でもちょっと言ってたけど、
ロンは他の二人より、ねたみやひがみなどのマイナスの感情を多く持っていたから、
Horcruxの影響をより受けやすくなっていたんだね、きっと。

Horcruxを破壊したことで、そういうマイナスの感情も克服することができたのかな。
できたんだといいな。
じゃないと、ハリーとの友情を続けていくことができないもんね。
ハーマイオニーのことも愛せないもんね。


それにしても、物語の中で、ここまではっきりとロンがハリーとハーマイオニーの仲を邪推して
勝手にひがんだりしていたってことが描かれるとは思わなかったな。

しかもそれを受けて、ハリーが、ハーマイオニーとは姉弟みたいなもんだ、
ロンが思ってるようなことは何もない、みたいなセリフを言うとは。

二次創作読んでるのかと錯覚しちゃうくらいでした。



そしてテントに戻り、ハーマイオニーの元にロンが還ります……

あっはっはっ 大笑い。

ハーマイオニー~、何もそこまで怒んなくたっていいじゃん(笑)

いや、そりゃ、それだけ辛かったってことなんだろうけどさー。

私はね、最初「バカバカ、今さら戻ってきて!」って、ポカポカ叩いたあとは、
「ロンのバカぁ~!」かなんかかわいく言って、ロンに抱きついて
ワンワン泣くんだろうと思ったんですよ。
7巻のハーマイオニーってやたら涙もろいしさ。

ところが。

……泣きゃしねー

怒る怒る、声もどんどんヒステリックになってきて、しまいには
コウモリしか聞き取れないような声って

ハリーの命を救って、Horcruxも破壊したって聞いても、怒りは溶けません。

うーん、やっぱりハーマイオニーって相当執念深いよね。
ロン、苦労するな。。。



さて、ロンはDeluminatorのおかげで二人を見つけることができたのね。
あのライターがそんな機能も持っていたとは驚きです。
やっぱりダンブルドアはちゃんとした理由があって、ロンに遺したんだね。
てことは、ロンがいったんは離れてしまうことを、ダンブルドアは見越していたってことでしょうか。
ロンとは口を利いたことさえほとんどないはずなのに、この洞察力。
すごい。


第19章、最後の1行にホロッと来たな。
ロンが自分の荷物から取り出した、maroon pajama。
ああ、ロン、還ってきたんだね。お帰り。




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章タイトル(後半)

2007-09-19 21:03:21 | the Deathly Hallows
『Harry Potter and the Deathly Hallows』、全36章のうち、レビューはようやく第18章、
ちょうど半分まで辿り着きました。

ちょこちょこ小さなヤマ場はあるので退屈こそしないものの、
謎ばかりが次々出てきて、わからないことだらけ、
話がなかなか進まなくていろんな意味で辛い展開のここまで……
ところが第19章からとたんに話は急転直下、動き出します。

もう止まらない止まらない。

レビューはなるべく新鮮な気持ちで書きたかったので、
これまで読むのとレビューを書くのとをほぼ同時進行でやってきましたが、
19章に入ったとたん、読み手のボルテージがどんどん上がって、
ページをめくる手が止まらなくなり……

旅行には持っていかなかったので何日間か足踏みはしていましたが、
いますでに読むのは第29章まで進んでいます。

あ~どうしよう、あと7章しかない~。終わっちゃう~。


とりあえず、レビューの続きに入る前に、後半の章タイトルを列挙しておきます。

ネタバレになりますので未読の方はご注意下さい。








*************************************************************

19.The Silver Doe……296
20.Xenophilius Lovegood……315
21.The Tale of the Three Brothers……327
22.The Deathly Hallows……344
23.Malfoy Manor……362
24.The Wandmaker……386
25.Shell Cottage……406
26.Gringotts……419
27.The Final Hiding Place……439
28.The Missing Mirror……447
29.The Lost Diadem……460
30.The Sacking of Severus Snape……474
31.The Battle of Hogwarts……489
32.The Elder Wand……513
33.The Prince's Tale……529
34.The Forest Again……554
35.King's Cross……565
36.The Flaw in the Plan……580
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第18章

2007-09-14 22:34:09 | the Deathly Hallows
さぁ、いよいよ前半最後の章になりました。

ハリー・ポッターシリーズ最終巻『HARRY POTTER and the Deathly Hallows』の
ネタバレ読書メモです。

未読の方はご注意下さい。

記事タイトルよりあとの章についてのネタバレコメントはご遠慮下さい

ここ、読み間違ってるぞ!というところがありましたら、ご教示いただけると助かります。

第18章です。記事を反転させてお読み下さい。






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膠着状態が続いて、ゴドリックの谷に行って進展があるかな?と期待したのに
何の成果もないまま、ひゃーっっっと逃げ帰ってきて、
また膠着状態に陥って……
と、当人たちが辛いのはもちろんだけど、
読んでるこっちもけっこう辛い状況です。

各巻、最低1回はこういう部分があるような気がする。
こっちの忍耐力が試されるところ、というか。
後半の盛り上がりに向けて、いったんテンションを抑えているような感じですかね。
でもそういうところにこそ、大事な鍵が隠されている場合も多いんですよね~。
だからダレずに、心して読まなくては



ほぉ~、グレゴロビッチから何かを盗んだあのイケメンが誰だかわかりましたよ。
グリンデルバルドですと。
グリンデルバルドかぁ。
ふうん、やっぱりかなりストーリーに絡んでくるんですねぇ。

なんか、いままで名前だけがちらっと出てきただけの人物が
あとから実は重要な人間だったってわかるという展開、
私はホントはあまり好きじゃありません。。。

露出を抑えに抑えてきておいて、いきなり、
ほーらこの人だったのよー、ビックリしたでしょーなんて言われても、
大事なのかどうかこっちは判断のしようがなかったんだから、
そんなのズルい、って思っちゃう。

推理小説でいえば、誰もが忘れているようなちーいさい伏線を突然出してくる
ミステリって、あまり出来のいいミステリとはいえないんです。
私はハリー・ポッターシリーズってミステリとしても読めると思ってるから、
こういうのを見るとちょっと不満に思ってしまいます。


ま、それはさておき。

『The Life and Lies of Albus Dumbledore』にショッキングな記述が次々出てくるので、
打ちのめされるハリー。

えーとまず、

ダンブルドアとグリンデルバルドは、若い頃親交があった。

当時ダンブルドアは、力(すなわち魔法力)を持った者が、その力を行使することにより、
力を持たない者を支配するべき、という考え方を持っており、
それがグリンデルバルドに大きな影響を与えた。

ダンブルドアの妹・アリアナが亡くなったとき、グリンデルバルドはその場に居合わせた。
ひどく動揺して帰ってきて、すぐに帰郷してしまった。


こんなところでしょうか。

どうもよくわからないんだけど、問題となってる、ダンブルドアがグリンデルバルドに宛てた手紙。
あれ、本当にそういう意味でダンブルドアは書いたんだろうか。
リータがああいう文脈で使ってるから、ハリーもハーマイオニーも
『魔法力を持つ者が持たない者を支配するべきだ』というふうに解釈してるけど、
そういう意味だと断定はできないような気がする。
読み方によっては、他の解釈も可能なような気がする。
すごく抽象的な書き方してあるし……

ただいかんせん、英語力が心許ないので、じゃあ他にどういう解釈が可能なんだといわれると、
わからないんですよねー……

何度も読み返して、辞書も引いて、丁寧に読んだんだけど、
どうもいまひとつ。
ダンブルドアはそういう意味で書いてるとは限らない気がする。。。。
と、きわめて曖昧な言い方しかできないのが悲しいです

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第17章

2007-09-11 13:26:09 | the Deathly Hallows
ハリー・ポッターシリーズ最終巻『HARRY POTTER and the Deathly Hallows』の
ネタバレ読書メモです。

未読の方はご注意下さい。

記事タイトルよりあとの章についてのネタバレコメントはご遠慮下さい

ここ、読み間違ってるぞ!というところがありましたら、ご教示いただけると助かります。

第17章です。記事を反転させてお読み下さい。






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現場となったハリーの家は、現在もそのままで(瓦礫のままで)保存されていて、
一種の名所旧跡みたいになってるんですね。

銘板に、そこを訪れた人たちが落書きを残していて、
それを見て喜ぶハリー。
魔法界の人々の祈るような気持ちが伝わってきて、私も少し目頭が熱くなりました。
(こんなことしちゃいけないのに、ってハーマイオニーが憤慨するの、おかしい。
いいじゃないね、みんなハリーの無事を祈るコメントなんだから(笑)。)


そして、さぁ現れましたよ、バチルダ・バグショットさん!
これから二人で探すんだと思ってたのに、向こうから出てきてくれた!
透明マントを着ているのに、ハリーたちの姿が見えるみたい。
お~、もしかして、老いてはいても、ダンブルドア並みに力のある魔女なのかもしれないですよ♪
いろんなことがわかるといいな~♪

……なんて、そうは問屋が卸さなかった

いや、おかしいとは思ったのよ。
クサいクサい、って何回も書いてあって、
ちょっとカビ臭いとか埃臭いとか猫クサいとかキャベツ臭いとか、
そういう次元の臭さじゃないみたいでしょ?

いくら半分ボケてるかもしれなくたって、
ホグワーツの教科書として採用されるほどの名著を著した魔女が、
家の中をそんなに臭くしておきますか??

口をきかないのもなんだかアヤシイ~~

と思ったら、やっぱり!!

老婆はバグショットなんかじゃなかったですよ~

ナギニが化けてた、というか、ナギニが中に入ってたですよォ~

いや~、いきなりナギニとは。
私は、服従の呪文かけられてるかも、ぐらいにしか思ってなかったんですよ。
まさか、ナギニが中から出てくるとはな~


でも、私はまだあきらめてません、バグショットさん。
ナギニに喰われちゃったんだ、と思わせておいて、
実はどこかで生きてるんじゃないか。
ナギニの入ってた身体が、すなわちバグショットさんの遺体とは限らない。

絶対に彼女に直接話を聞く機会があるに違いない、
とニラんでるんだけど、さて、どうか。


そしてハリーは、いままでになく長く、鮮明に、
両親が最期を迎えたときの模様を見てしまいます。

ああああ、ひどい




ところで。
ここを読んで、前から疑問だったことをまた思い出しました。

ヴォルデモート、ジェームスのことはすぐに殺したのに、
リリーはなぜすぐ殺さなかったんでしょう?

前から、リリーは死ぬ必要はなかった、
なかったけどハリーを救うために命を投げ出したから、
ハリーに守護の魔法がかかった、
と説明されてますよね?

だけど、相手はあのヴォルデモートですよ。
「どけ」といわれてリリーが素直にどいたからって、
リリーを殺さずにおきますかね?

「どけ」「やめてお願い」「どけってば」「やめてやめて」
って問答を繰り返すより、
ジェームスにしたように、出会い頭に速攻殺人呪文を放ったって
良かったんじゃないの?
というか、その方がヴォルデモートらしいんじゃない?

なんとなくここのところ、スッキリしないです。

まぁ、リリーは生き残ろうと思えば生き残ることもできた、
ってことにしておかないと、ハリーに守護の魔法がかからないわけで、
あとあと都合が悪いんだけど。
ただそれだけのことなんですかね。



命からがら生還した二人ですが(ハーマイオニーお疲れ様!)、
ああなんてこと、ハリーの杖が
杖が、折れちゃった

ウソ、どうすんの?
オリバンダーはもういないのに。
死んでるとは限らないけど、とりあえずすぐに連絡をつけられるような状況じゃない。
えぇーっ、利き腕なくすようなものじゃないですか。

うーん、今回、「杖」も大きなキーワードですねぇ。
ヴォルデモートもハリーも、自分の杖を使えない状況に……

あ、でも、ヴォルデモートが自分の杖を使わないのは、
兄弟杖ではハリーを殺せないからだから、
ハリーの杖が折れてしまえば、ヴォルデモートは自分の杖を使えるんだね。
さぁ、ヴォルデモートにいつバレるか。

あ、でもでも、兄弟杖で相手を殺せないのはハリーにとっても同じことだから、
どっちみちハリーはいままでの自分の杖を持ったままじゃダメだったのかもね。

あ、でもでもでも、相手を殺せないその兄弟杖で、いかに相手を打ち負かすか、
が最後のポイントになるんだと私は思ってたんです。

ヴォルデモートは殺すことでしか相手を倒すことができないけど、
ハリーは殺さなくても相手を倒すことができる。
(具体的にどうやってかはわからないですよ。
でも「愛」とかさ、「友情」とかさ、ヴォルデモートにないものをハリーは持ってるって
今までさんざん言われてきてるんだから、その辺のことをあーしてこーして、
何とかなりそうじゃないですか?←無責任……

だから、お互いに相手を「殺す」ことはできない兄弟杖を持っている限り、
有利なのは圧倒的にハリーじゃないか、と……

思ってたんだけど、兄弟杖がおシャカになっちゃったからには、
この理論は全然なしだー

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第16章

2007-09-10 10:14:20 | the Deathly Hallows
ハリー・ポッターシリーズ最終巻『HARRY POTTER and the Deathly Hallows』の
ネタバレ読書メモです。

未読の方はご注意下さい。

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ここ、読み間違ってるぞ!というところがありましたら、ご教示いただけると助かります。

第16章です。記事を反転させてお読み下さい。






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膠着状態が続きます。
おまけにロンがいなくなっちゃう
秋が深まり、冬が訪れ。。。

二人はついに、ゴドリックの谷を訪れることに決めます。

教会の墓地で、ダンブルドアの母親と妹の墓、
そして自分の両親の墓を見つけるハリー。

泣くんですよね、ハリー……
泣けてよかったな、と思います。うまく言えないけど。



さてこの章では、これって大事?!と思うようなことが二つ。


一つは、ハーマイオニーがダンブルドアから遺された本に、
グリンデルバルドが使っていた三角の目のマークがあったこと。
しかも、最初から印刷されていたのではなく、
誰かが後から書き加えたらしい。
誰がって……やっぱりダンブルドアしかいないよね?
ダンブルドアが三人に遺したメッセージなんだよね?
でも意味は?
グリンデルバルドのことをもっと調べろってこと?


そしてもう一つは、そのグリンデルバルドのシンボルマークを、
ゴドリックの谷の墓地でも見つけたこと。
墓石に彫られており、その墓の主の名は、Ignotusとなっているみたい。
Ignotus……聞き覚えないなぁ。
ハリーは両親の墓を見つけることに気が行っているので、
あまり興味を示さず、スルーしちゃう。
でもこれ、気になりますよ……?

グリンデルバルドにとっても、ゴドリックの谷はゆかりの地なのかもしれないですね。。。
うーむ。。。
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第15章

2007-09-07 23:44:38 | the Deathly Hallows
ハリー・ポッターシリーズ最終巻『HARRY POTTER and the Deathly Hallows』の
ネタバレ読書メモです。

未読の方はご注意下さい。

記事タイトルよりあとの章についてのネタバレコメントはご遠慮下さい

ここ、読み間違ってるぞ!というところがありましたら、ご教示いただけると助かります。

第15章です。記事を反転させてお読み下さい。






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なんか、事態は膠着状態に陥っちゃいましたね

秋がだんだん深まって寒くなってくる中、
毎日場所を変えてのテント生活。
食べものはなかなか思うようにならないし、
自分たち以外の人間との接触は全くなくなるし、

何より辛いのが、次にどこに行って何をしたらいいのか、
さっぱりわからないこと。

最初読んだとき、機嫌が悪いのを隠そうともしないロンが
子供っぽく見えて、「しょうがないな~、それでも‘the Chosen One'の親友?」
と思ったけど、よく考えればムリもないですよね。。。

かわりばんこにとはいえ、ロケットを首にかけてるのも悪いんじゃないかなぁ。
ハーマイオニーのバッグに入れておくんじゃダメなの?
3人きりしかいないんだから、そのうち一人でも機嫌が悪かったり落ち込んだりしてたら、
影響大ですよ。
やめとけばいいのに……


さてそんな中、思いがけず、逃亡生活をしている二組のグループが近くでキャンプしていたため、
彼らの会話を聞くことができました。

グループのうち一つは、Dirkという魔法使いと二人のゴブリンの三人組。
ゴブリンの一人の名前、Griphookって聞き覚えあるなと思って調べたら、
1巻で出てきてた。
グリンゴッツ銀行にハリーが初めて行ったとき、金庫までトロッコに乗せてくれたゴブリンです。

もう一組は、トンクスのパパ、Tedと、あらま、ディーン・トーマス。
そういえば、彼もマグル育ち。
父親は魔法使いで、デス・イーターになるのを拒絶したために殺されたという裏設定があるらしいけど、
ローリングさんの公式サイト/そのほかのこと/編集 による)
ディーンもその母親もそれを知らない。
(知っていたとしても、そういう過去を持つ父親なら、たとえ魔法使いだったとしても、
その息子はアズカバンに送られてしまうかもね。)
これは逃げるしかありません。


そしてここからは、「ええっ」と驚く情報が
次から次へとてんこ盛り!

まずは、ジニー・ネビル・ルーナが校長室からグリフィンドールの剣を
盗もうとした

そこでスネイプは安全のため、剣をグリンゴッツに預けたんだけど、
実はその剣はニセもの!
でもゴブリンたちはわざとスネイプにそれを知らせなかった!

じゃあ本物はどこにあるのかというと、まーたあなたですか、ダンブルドア!
ダンブルドアが持ち出して、どこかに隠したらしいって。
何でそれをハリーに言っとかない

う~~~ん、何考えてたんだろう、あのじーさん……
ハリーにいろいろ伝えないまま逝ってしまったのは理由あってのことだと
思うけど、その理由って何だ
ハリーに自分で考えて、自分の力で解決してほしかったから?

だけどねー、ことはハリー一人の問題じゃないからねー、もう。
魔法界全体に関わることでしょ、ヴォルデモートのことは。
ハリーがヴォルデモートを倒さなきゃ、この先何人もの命が失われちゃうわけでしょ。
どういうことなのかなぁ。
三人に遺した遺品と‘I open at the close'って言葉だけで、
Horcruxとグリフィンドールの剣のことは全てわかるってことなんでしょうか。。。?


さてさて、私は嬉しい。
スネイプ先生。あなたやっぱり、味方ですね?
ジニーたちに与えた罰が、ハグリッドの手伝いをしに禁じられた森に行かせること、だなんて
そんなの、あの子たちにとっては罰でも何でもないしィ
剣がニセものだってことも、ダンブルドアから聞いて知ってたのかもしれないな♪


なんて喜んでいたら、のー!!!
何ですかあなた達、ただのケンカならともかく!
イヤだよー、ロン、ほんとに
ホントに帰っちゃったの

うそー、あり得ない!

えーん、やだー、ロンー、あんたがいなくちゃハリー・ポッターじゃないよぉーーー

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第14章

2007-09-05 21:39:31 | the Deathly Hallows
発売からひと月半経つというのに、まだ読むのもレビューも(ほぼ同時進行です)半分もいっていないことに
急に焦りを感じ始めました。
ちょっとスピードアップしたいと思います。


ハリー・ポッターシリーズ最終巻『HARRY POTTER and the Deathly Hallows』の
ネタバレ読書メモです。

未読の方はご注意下さい。

記事タイトルよりあとの章についてのネタバレコメントはご遠慮下さい

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第14章です。記事を反転させてお読み下さい。






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あちゃー、いたい!!
もうグリモールドプレイスに戻れなくなっちゃった!
とりあえず安全な隠れ場所、拠点がなくなっちゃって、
世話をしてくれるクリーチャーとも離れちゃって……
これはいたいですよ。
当分あちこち場所を移しながらのテント生活になるなんて。

しかもロンがケガ。
「ロン、どうしたんだ?」とハリーに聞かれて、ハーマイオニーが
‘Splinched'って答えたから、
最初読んだときには左腕がもげたのかと思ってました
でも違った、肉がごっそりこそげただけだった……
ああ、よかった いや、よくないよくない。

とりあえずテント張って落ち着いて、Cattermole夫妻のことを心配するロンに、
優しいまなざしを向けるハーマイオニー。
やーねーハーマイオニーったら、なに萌えちゃってんのォ
そして、そんなハーマイオニーを見て、ぎょっとして(そんなに驚かなくても、と思うけど)、
次にちょっといたたまれなくなるハリー。

第10章 Kreacher's Taleの冒頭で、トッテナム・コートからグリモールドプレイス12番地に来て
一晩明けた翌朝、ハリーが目を覚ますと、
ハーマイオニーの手とロンの手が近いところにあって、
二人は昨夜手をつないで寝たのかな、
とハリーがちょっと疎外感を感じるシーンがありましたね。

こういうことがこれからちょくちょくあるのかな。
三人の友情に悪い影響を及ぼさなければいいけどね。
いまの場合、友情にヒビが入るということは、
それだけヴォルデモートを倒す可能性が低くなる、ということ、
そしてそれはとりもなおさず、
三人の命が危うくなる、ということだからね。
杞憂だといいんですが。


そして、奪還に成功したスリザリンのロケットを取り出す。
鶏の卵ほどもあるんだ。でかい。
だけどこの三人、よくそんなふうに平気でさわれるな、と思いませんか?
Horcruxですよ?
ヴォルデモートの魂が封印されてるんですよ?
私だったらさわるどころか、半径10メートル以内に近づきたくないけどな。
ロンだって、ヴォルデモートの名前を口に出すなって二人に頼むほど
ナーバスになってるのに、Horcruxはさわれるのね。うーーーん。
そしてそれをハリーったら、自分の首にかけちゃった。
なんか不気味に脈打ってるような気もするのに?
やめといた方がいいと思うけど……これも杞憂?


そしてそして、再びハリーの傷が痛み、幻を見ます。

うーーーーーーーん????

なんなんでしょう、この映像???

は? いたずらっぽい陽気な感じの、金髪のイケメン?
誰それ?
それが、何を盗んだっていうの、グレゴロビッチから?
そしてなんでヴォルデモートはそれを探しているの?
杖のことでグレゴロビッチを探してたんじゃないの?
そのイケメンにハリーは見覚えがある?

んーーーー????

何ですか、それは……なんなんですか

見覚えがあるってことは、既出なんですね?
どこかで何気なーい顔して、ちらっと出てきてるんですね?
誰だ?
そして何を盗んだんだ?
Horcruxか?

何だ?何なんだーーー


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第13章 後半

2007-09-05 10:59:01 | the Deathly Hallows
ハリー・ポッターシリーズ最終巻『HARRY POTTER and the Deathly Hallows』の
ネタバレ読書メモです。

未読の方はご注意下さい。

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ここ、読み間違ってるぞ!というところがありましたら、ご教示いただけると助かります。

第13章 後半です。記事を反転させてお読み下さい。




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イヤなイヤな第13章、さらにイヤな場面が続きます。

地下10階に下りていったハリー、廊下にディメンターがウヨウヨしているのに
気づきます。
尋問を待っているマグル生まれの人たちを監視してるらしい。
寒気と絶望感に襲われるハリー、でもすかさず心の中で自分に言うんです。
‘Fight it'って。

こういう強さが好き。

ハリー・ポッターシリーズの中で好きなキャラクターはたくさんいるけど、
この精神的強さ、勇気ゆえに、やっぱり私はハリーに一番惹かれる。
この半分でも強くなれたらなぁ……

で、まぁ‘Fight it'と言いつつも近づいていくにつれ気持ちは萎えそうになるんだけど、
そこで考えるのが、ロンとハーマイオニーのことってのがいいじゃありませんか。
本当にハリーにとって、二人は大切な存在なんだなぁ。

尋問を終えて法廷から出てきた魔法使いが、必死で叫びながらも
ディメンターに連れて行かれてしまうという
またまたいやぁな場面を経て、ハリーは透明マントをかぶったまま、
次の被疑者であるMrs Cattermoleにくっついて、法廷の中に入ります。

うも~~~、腹が立つ!
どうせ尋問なんかしなくたって、最初から有罪だと決めつけてるんでしょうが!
だったらこんな、形ばかりの尋問なんてしなければいいでしょうよ。
誰に対しての言い訳なの、この意味のない手続きは。
3人も子供がいるお母さんなんだよぉ、あああ、気の毒

と怒っていたら、おっと。あったよ、スリザリンのロケットが。
Horcruxが。
(目的はそれでしたっけね、半分忘れてましたわ)
カエルおばさん、首から下げてました。ラッキー!

自分が由緒ある家柄の出だということを誇示するために、ロケットをしてるんだ。
ふうん。じゃあ裏返せば、本当は大した家じゃないのかな?
カエルは自分の出自にあまり自信を持ってないの?

まぁそれは置いといて、ここでロケット見つかったのはラッキーだけど、
どうやって奪う?
脇にはデス・イーターが控えてるし、部屋の外にはディメンターがわんさか。
ハーマイオニーと相談する余地もなさそうだし……
と思っていたら、わお、ハリー、ついカッとして、後先考えずに麻痺させちゃった。

さぁ、逃げろ!!

こういう時のハリーは頼りになるなぁ。
この決断力、度胸、リーダーシップ、惚れ惚れします

何とか脱出成功!……と思ったら、あれ、なんかヘン?
グリモールドプレイスに戻ってきたんじゃないの?
え、ハーマイオニーの手がどうしたって??


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第13章

2007-09-04 23:05:56 | the Deathly Hallows
ハリー・ポッターシリーズ最終巻『HARRY POTTER and the Deathly Hallows』の
ネタバレ読書メモです。

未読の方はご注意下さい。

記事タイトルよりあとの章についてのネタバレコメントはご遠慮下さい

ここ、読み間違ってるぞ!というところがありましたら、ご教示いただけると助かります。

第13章です。記事を反転させてお読み下さい。



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ううううう~~~、この章は、はらわた煮えくりかえったり、
ぞぞーっとしたり、胸が悪くなったり、もうホントに、イヤな章ですね……

昨日寝る前に読んで、レビューを書くためにいま2回目を読んだところですが、
もう二度と読まん!
七巻全体を読み返すことがあっても、13章だけはとばす!
ものすごぉぉぉぉくイヤな気持ちになるんだもん……
昨夜は軽く眠れなくなったくらい。
作者も書いててツラかったろうと思います。


もうね、開始7行でソッコウ、イヤな気分になるんですよ。
カエルおばさんが言うんです、
「今日は十人も尋問しなくちゃならないの。
そのうちの一人なんて、魔法省職員の妻なのよ! 
おおイヤだ、こんなところにまで入り込んでるなんて……」(訳は適当です。)
もうすっかり犯罪者扱いなの、マグル生まれの魔法使いのこと。
腹立つわ~~

でもでも、こんなことで怒ってたら、この章では先に進めないのです。

ハーマイオニーがカエルに連れて行かれてしまって、
とうとう一人になってしまったハリー。
ロケットがそこにあるとは思えないけど、一応調べておかなくてはと、
とりあえずカエルのオフィスに向かいます。

オフィスの扉の前では、数人の職員たちが何かのパンフレットを
折りたたむ作業中。
パンフレットのタイトルは、MUDBLOODS and the Dangers~(以下略)。
ちょっと、Mudbloodって、マグル生まれの魔法使いを意味する差別用語で、
普通の良識ある人なら絶対に使わないような言葉なんじゃなかったの
それを何、政府刊行のパンフレットのタイトルに堂々と使うって、
どういうことよ

ほんの1、2ヶ月の間に、事態はここまで悪くなってるなんて……

とブルーになってるまもなく、ウソでしょ、カエルの部屋のドアに、
マッド・アイの目がくっついてる
何それ~~~……

そ、それはあれよね?
マッド・アイの目と同じ機能を持つ「監視用の目」みたいのが
グッズとしてあってさ、それがくっついてるってことだよね?
マッド・アイの、あの目が、そのままそこにくっついてるって
わけではないのよね?
ね?ね? そうだよね?

……と思いたいんだけど、違うのかなぁ。
ものすごく怒って、それを剥がして自分のポケットに入れちゃってるところを見ると、
ハリー自身はそれがマッド・アイの目だと思ったみたいだけど。

ホントにそうだとしたら、どこまで無自覚に邪悪なんでしょうか、
あのカエルさんは
うー、ヘコむわぁー……

それにしてもハリー、そんなことして大丈夫かしら。
カエルが部屋に戻ってきたら、侵入者がいるってたちまちバレちゃうよね。
アブナいなぁ、イヤだなぁ……

ざっと探してやっぱりロケットは部屋にないようだと判断したハリーは、
ハーマイオニーとロンに合流すべく、下の階に向かいます。

ハーマイオニーがいるはずの、地下10階の法廷へ。
廊下でウヨウヨしていたのは……
あ~あ、またあんたたちですか……

レビュー書いてるとまたまたいやぁな気分になってきたので、
今日はここまでにしておきます。続きは明日(たぶん)。
なんか、続くのも申し訳ないんですけどね……すみません

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第12章

2007-09-04 21:50:12 | the Deathly Hallows
ハリー・ポッターシリーズ最終巻『HARRY POTTER and the Deathly Hallows』の
ネタバレ読書メモです。

未読の方はご注意下さい。

記事タイトルよりあとの章についてのネタバレコメントはご遠慮下さい

ここ、読み間違ってるぞ!というところがありましたら、ご教示いただけると助かります。

第12章です。記事を反転させてお読み下さい。


グリモールドプレイス12番地に三人が隠れてから、ちょうど一ヶ月経ちました。
今日は九月一日、始業式。

ふうん、そうか、だから12番地を監視しているデス・イーターの数が多かったのね。
何かあったのかと思ってドキドキしちゃった。

「汽車に乗ってないなんて、なんかヘンな気分」というロン。
そうだよねー、読んでるこっちもヘンな気分だもの、
当人たちはなおさらでしょう。
前にも書いたけど、私はてっきり、なんだかんだいって7巻でも
三人はホグワーツに戻ることになるだろうと思ってたんだけどな。
予想はしっかり外れました。

そして、おーなんてこと、Merlin's pants、スネイプ先生が新校長にですと!!
「あり得なーい!」
とショックな三人。

でも私はそれより、Carrow兄妹(姉弟?)が教師として
ホグワーツに入り込んじゃったことがショック。
デス・イーターが先生なんて……
生徒たち、それにマクゴナガル先生たちは大丈夫でしょうか……

それにしても、「マグル学」という科目、残ってるんですね。
マグル生まれを弾圧するこのご時世に、マグル学は必要ないとされて
当たり前な気がするんですが。
まぁいいけど。

そんな話をしていると、またもやハリーの傷が痛んで、幻を見ます。
ヴォルデモート、まだグレゴロビッチを探してるんですね。
ハリーが見る幻は、ヴォルデモートの感情が高ぶった時を別にすると、
Wand makerに関するものばかり。
ヴォルデモートがわざと見せてるんでしょうか。
でも、なぜ??


さてそして、いよいよ魔法省に乗り込むことにした三人。
ハーマイオニーは魔法不適正使用取締局のマファルダ・ホップカークに、
ロンは魔法ビル管理部のCattermoleに、
ハリーはRuncornという名のやたらガタイのでかい威圧的な雰囲気の職員(所属部署不明)に
それぞれ変身。

3人一緒に行動するはずだったのに、ロンはヤクスレイに出くわして、
部屋の雨を何とかしろと半ば脅されるように命令され、仕方なくそっちへ向かう。
ロンが化けたCattermoleさん、ゲーゲートローチを飲まされても
這うようにして「今日は絶対行かなくちゃ!」といっていたの、
奥さんがマグル生まれで、今日尋問されに魔法省に来ているからなんですね……
なんか気の毒。
そういう事情がある人に化けたロン、大丈夫かなー。
次の章タイトルが章タイトルだし、これはあとで絶対ストーリーに絡んでくるな。

そしてハリーとハーマイオニー二人になったところへ、バッタリ!!
カエルおばさん登場ですよ~、さー、どーするどーなる

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第11章 追記

2007-09-02 21:03:08 | the Deathly Hallows
ハリー・ポッターシリーズ最終巻『HARRY POTTER and the Deathly Hallows』の
ネタバレ読書メモです。

未読の方はご注意下さい。

記事タイトルよりあとの章についてのネタバレコメントはご遠慮下さい

ここ、読み間違ってるぞ!というところがありましたら、ご教示いただけると助かります。

第11章 追記です。記事を反転させてお読み下さい。


あの、第11章を読んでいてふと疑問に思ったことがあるんです。
いまさら、なんですけど。

ダンブルドアは、Horcruxのことをなぜロンとハーマイオニー以外には口止めしたのでしょう?
騎士団のメンバーにまで、なぜ秘密にしなくてはならない?

自分の死後(ダンブルドアは自らの死を予期していたはずです)、事態は急速に悪化することは当然予想できること。
一刻も早くヴォルデモートを倒すには、手数は多いほどいいはず。

なのになぜ若い3人だけに任せ、大人たちの手助けは期待できないようにもっていったのでしょう?

騎士団のメンバーを信用してない。。。ってことはないよね?

冷静なハーマイオニーなら、自分たちだけでやるより騎士団の手を借りた方がいいって判断しそうなんだけどな。

何か理由があるのか。

それとも物語上その方が都合がいいからだけなのか。


とりあえず、7巻読み、先を急がなくてはなー。。。

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第11章

2007-08-30 21:51:22 | the Deathly Hallows
ハリー・ポッターシリーズ最終巻『HARRY POTTER and the Deathly Hallows』の
ネタバレ読書メモです。

未読の方はご注意下さい。

記事タイトルよりあとの章についてのネタバレコメントはご遠慮下さい

ここ、読み間違ってるぞ!というところがありましたら、ご教示いただけると助かります。

第11章です。記事を反転させてお読み下さい。



最初わかりませんでした、章タイトルであるThe Bribeの意味。
最後の最後でやっとわかった。

スリザリンのロケットの行方、マンダンガスがBribe(賄賂)として魔法省の役人に渡しちゃったんですね。

で、その役人って誰かというと……
えーーーー……
あのカエルおばさん……?
また出てくるの、あの人……
5巻で廃人同様になって、ハイ、消えた!と思ってたのに
イヤだなぁ……

折しも魔法界ではマグル生まれ狩りが始まったところ。
なんだか張り切ってそうじゃないですか、あの人?
イヤだなー、会いたくないなー

悪役でも出てきてくれると嬉しいキャラクターは何人かいるけど、
あのおばさんだけはイヤだ
現実世界でもたくさんいそうなキャラクターだけに、なおさら
いっそ彼女がデス・イーターだってんならまだ納得のしようがあるんだけど、
そうではないから、なおさらあの邪悪さに受け入れがたいものを感じます



さて、悩み、傷つき、苦しむルーピン先生。
そして、その傷にさらに塩を塗り込むハリー(笑)。

イヤでもね、私はハリーの怒り、もっともだと思いますよ。

だってさ、わかってたことじゃない、そんなの。

人狼の身で家族を持てば、その家族に苦労をかけることぐらい、
結婚前からわかりきってたことでしょ?
結婚したってことは、苦労をかけるけどそこも含めて自分が守って、
幸せにしてみせる、って覚悟があって結婚したんじゃないの?

ましてや、やることやりゃー子供ができるの当たり前でしょーが。
それを、やってしまってから、生まれてくる子供に申し訳ないとか何とかグダグダと、まーなんて情けない。

そんな情けない男だとは思わなかった、見損ないましたよ、ルーピン先生!

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第10章

2007-08-23 22:14:40 | the Deathly Hallows
ハリー・ポッターシリーズ最終巻『HARRY POTTER and the Deathly Hallows』の
ネタバレ読書メモです。

未読の方はご注意下さい。

記事タイトルよりあとの章についてのネタバレコメントはご遠慮下さい

ここ、読み間違ってるぞ!というところがありましたら、ご教示いただけると助かります。

第10章です。記事を反転させてお読み下さい。



ハリーがシリウスの部屋で見つけた、リリーからの手紙。

3人家族で、幸せだったときの様子がしのばれて、ほろりとさせられました。

でもそのあとすぐに、気になる記述が次々。

まず、透明マント。
ダンブルドアが最初にハリーに渡したときには、君の父親から預かっていた、というふうにいっていたはず。
だけどリリーのこの書き方だと、ダンブルドアの方で持っていってしまった、って感じ。
なんだか釈然としませんね。

それから、バチルダがダンブルドアの昔の話をいろいろしていった、という記述。
しかもダンブルドアがそれを知ったらあまり喜ばないでしょう、といってる。
「でも眉唾な話かも、だって信じられないもの、ダンブルドアが」
手紙はそこまでで終わってる。
終わってる、というか2枚目に続いてるんだけど、その2枚目が見当たらない。

気になりますね~
他愛のない話って可能性もあるけど、第2章でのリータ・スキーターへのインタビュー記事や、第8章でのミュリエル大叔母さんの大暴露話のあとでは、どうしても……

第2章のレビューにも書いたけど、最終巻ではダンブルドアの過去が物語の大きな鍵を握っているような感じです。


でも、なんで??


第6巻では、ヴォルデモートの過去(の一部)が明らかになった。

これは「敵を知る」という上で、まぁ当然といえば当然のことでしょう。

だけど、ダンブルドアの過去が、ここへ来てどう関係してくるの?

ダンブルドアの過去といっても、問題となっているのは、若い頃のこと。
トム・リドルが闇の帝王になるどころか、まだ生まれてもいない頃のことでしょ?
なのに、ハリー対ヴォルデモートの物語に、どう関係してくるっていうのでしょう。
でも手紙の続きが持ち去られてる、たぶんデス・イーターに。
ということはやっぱり、ダンブルドアの過去とヴォルデモートにはつながりがある?

まさか、トム・リドルが闇の帝王になった背後にはダンブルドアがいるってーの?
うっそでしょー、それこそ信じられん。

あ、グリンデルバルド?
ダンブルドアがグリンデルバルドを破ったことと、トム・リドルが関係あるの?

と思っていま確認したら、うわー、そうかも!
だってダンブルドアがグリンデルバルドを破ったとされているのは1945年のこと。
そして同じ年の6月に、トム・リドルはホグワーツを卒業しているのです。
つまり、ダンブルドアがグリンデルバルドを破ったとき、トムはダンブルドアの近くにいた可能性が大なのですよ~。


ということは、もしかして!


……と、妄想突っ走ってるのですが、仮定の上に仮定を重ねた根拠のない推論ですので、ここでいうのはやめます……


うわー、これはやっぱり、いくら見張られてる可能性が高いといっても、ゴドリックの谷には行かなくっちゃだね……

だけどダンブルドアの過去にこだわってたら、Horcruxを探す旅はどうなるんだ。
ダンブルドアの過去をたどる過程でHorcruxも棚からぼた餅的に手に入るような展開になるんでしょうか。
実際、ハリーはこの時点で、優先順位がHorcruxよりダンブルドアの過去の方が上になってるみたい。

きっとそっちが正解の道なんだろうな、と思う。
5巻でハリーがこだわった夢の中の黒い扉は、やっぱり物語の核をなすものだったし、6巻でこだわったドラコが企てていることも、やっぱり最重要事項だったから。
本人も理由がわからないのに、なぜかハリーが気になって仕方ないことは、実はそれがすごく大事なことだったから、っていうのが最近一種のパターンとしてあるので、今回もそうだと思います。


7巻の鍵は、そしてヴォルデモートを倒す鍵は、Horcruxではなく、ダンブルドアの過去なのだ。
きっと……



さて、そして。
この章は情報盛りだくさんでしたね。

ニセHorcruxのメモにあったR.A.B.とは、大方の予想通り、シリウスの弟のレギュラスであったことがはっきりしました。

そしてやっぱり、ほんもののHorcruxのロケットは、5巻で出てきていた、どうしてもフタの開けることのできなかったロケットだったんですね。

クリーチャーを呼び出して、その辺の経緯が彼の話によって明らかになりました。

う。。。うわー。。。凄絶。。。

ものすごい体験をしていたのね、クリーチャー。。。

嬉しかったのは、クリーチャーの話を聞いて、ハリーが彼のことを理解して、ちゃんと尊重してあげられるようになったこと。
ハリーはここで、また一つ階段を昇ったと思う。

だけど、そういう事情がわかる前から、しもべ妖精のことをさげすんではいけない、対等に、敬意を持って接しなくてはいけない、と言っていたハーマイオニー。やっぱりamazing、です。




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第9章

2007-08-22 17:35:45 | the Deathly Hallows
ハリー・ポッターシリーズ最終巻『HARRY POTTER and the Deathly Hallows』の
ネタバレ読書メモです。

未読の方はご注意下さい。

記事タイトルよりあとの章についてのネタバレコメントはご遠慮下さい

ここ、読み間違ってるぞ!というところがありましたら、ご教示いただけると助かります。

第9章です。記事を反転させてお読み下さい。


デス・イーターがやってくるー?!

パニックに陥るダンス会場の中、ハリーとロンの二人を連れてSide-Along Apparationをするハーマイオニー。

Apparationができるようになったばかりなのに、Side-Along Apparationって難しくないんでしょうか。
しかも二人も連れて。

そして、パーティ用のちっこいバッグに魔法をかけて、四次元ポケットみたいにしておいたり、忘却術も習得済みだったり。

どんだけ魔法力強いんでしょうか、すごいですね。
力もあるんだろうけど、努力も惜しんでないからなんだろうな~。
でもその、努力を惜しまずにできる、というのも一種の才能よね。

いつ慌てて逃げ出すことになってもいいように、荷造りをしておいたという準備の良さもさることながら、ロンのいうとおり、ハーマイオニーってamazingです。



トッテナム・コートの終夜営業の喫茶店にとりあえず入って、と思ったら、ワオ、デス・イーターだ、たちまち始まる銃撃戦!

いや、銃撃戦じゃないんだけど、このシーンはハリウッド映画の銃撃戦の場面を思い出させます。
いままでならこんなアクション・シーンは最後の2・3章になってからなのに、最終巻ではまだ夏休みが終わってもいないのに第4章に続いて2度目。

うーん、盛り上がってるな~。

いままでの巻とあまりにも雰囲気違いすぎて、ちょっと戸惑いも感じてしまいます。
賛否両論ある点かも。


さて、
すっかり戦い慣れしちゃって、雑魚二人くらいあっという間に片付けちゃう三人。
頼もしい~
だけど問題は、なぜハリーの居所がこんなに早くわかったのか、ということ。
傷が痛んでないから、ヴォルデモートがハリーの心を探った、というわけでもなさそうだし。
未成年に対するTraceはハリーが17才になった時点でもう終わっているはず。
それとも、本人に近づかなくても、また改めてTrace魔法をかけることは可能なんでしょうか? 
ヴォルデモートが魔法省を掌握していれば、できることなのかも。。。
それともローリングさんのことだから、何か意外な理由があるのかな。
三人(特にハーマイオニー)も気にしていますが、私もかなり気がかりです。


そして大胆にもグリモールド・プレイス12番地を隠れ場所にすることに決めた三人。

前からおどろおどろしい雰囲気の屋敷だったけど、うわーんコワいよ、マッド・アイの呪いにダンブルドアの幽霊!

でも、スネイプよけにしては子供だましの感じが否めないな。
non-verbalで呪文をかける達人だから、舌を動かなくされても何とかできそうだし、長年二重スパイ生活を送ってきて修羅場を何度もくぐり抜けてきているはずの男が、にせものの幽霊なんかを恐がるでしょうか、たとえそれが自分が殺した相手の幽霊であっても。

きっとスネイプはこんなワナに妨げられることなく、あのあと一度はここに来ているんじゃないかな。。。

そして、ハリーの傷が痛み、また幻が見える。

今度は、Rowleという金髪のデス・イーターをいじめてるヴォルデモート。
この人は初出ですかね?
あ、そうか、トッテナム・コートの喫茶店にいた人だ。
ハリーを逃がしたことで怒られてるんだね。
で、拷問を実際にやらされてるのはドラコ。
あーあー、かわいそうに。おいたわしい

それにしても、どうしてこんなふうにヴォルデモートとハリーのつながりが復活しちゃったんだろう……

ダンブルドアがいたらなー。教えてくれるんだろうになー。
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第8章

2007-08-20 22:33:19 | the Deathly Hallows
ハリー・ポッターシリーズ最終巻『HARRY POTTER and the Deathly Hallows』の
ネタバレ読書メモです。

未読の方はご注意下さい。

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ここ、読み間違ってるぞ!というところがありましたら、ご教示いただけると助かります。

第8章です。記事を反転させてお読み下さい。


ビルとフラーの結婚式。

ドレスアップして現れたハーマイオニーに、
‘You look great!'(すっげぇいいじゃん!)と声をかけるロン。

だから、そんなにcasualに女の子ほめられるようなタイプじゃなかったはずでしょー、あんたは。
ほめたくてもなぜかほめられずに憎まれ口きいちゃうような、不器用な男の子でいてほしいのよ、ロンには。

で、ハーマイオニーの方は、ちょっと前までならそれにいちいち言い返してケンカになってたのに、最近はオトナになって、本当はほめたいロンの気持ちをわかってあげた上で、憎まれ口をにっこり笑って受け流す、と。
そんな二人でいてほしいのです。。。

そして、いいねとロンにいわれて返したハーマイオニーの答えが、
‘Always the tone of surprise,'(相変わらず、びっくりしたみたいにいうのね)

これ、クィディッチの試合でハーマイオニーにプレイをほめられたときのロンがいってるのと同じような返事。
性格全然違うようだけど、案外似たものどうしなとこもあるのかしら。

そのあとも、息の合った掛け合いでハリーたちを爆笑させる二人に、
「まぁ、いつのまにかそんなに安定した関係になっちゃって
と和んでいたら、うわ、クラムの登場だ!

ほー、フラーに招かれたんですか。
クラムって、フラーとも連絡取り合っていたのね。
へぇー。ま、別にいいけど。。。
って、私がハーマイオニーなら思いますね(笑)。

ハーマイオニーがもうロンとできちゃったらしいとわかってからは、
ジニーに目をつけたり、
「えっ、クィディッチやってるのは女の子にモテたいからなの?!」といいたくなるような発言したり、
むっつりとして硬派なのかと思ってたら、案外そうでもないんだ、クラムくん(笑)。

ま、それはさておき、ダンス・パーティが始まって、トリオが座ってるテーブルに、ほーら来たよ、クラムが。
ロン、どうする?!
と思ったら、あっというまに「踊ってこよう」とハーマイオニーを連れてった!
おぉ~
対応がやけに迅速じゃないですか、ロン。
真っ赤になってどぎまぎするだけのハーマイオニー、空気を読めずに口説き始めるクラム、
傍観者を決め込むハリー、そんな中でのロンの不器用ぶりが楽しめるかと思ったのに、あざやかあざやか。

でもやっぱり……変わりすぎだわよ、ロン……つまんない……


まぁ、そんなことよりこの章で重要なのは、ミュリエル大叔母さんによって落とされる爆弾。
「ダンブルドアの妹(姉かな)はスクイブだった」?!
「しかも家の中に閉じこめていた」?!
そして、それより衝撃度はかなり落ちるけど、
「ダンブルドアの母はマグル生まれ、しかもそれを隠して純血のフリをしていた」?
加えて、「妹と母親の死には何か怪しい点がある」?
「ダンブルドアの鼻が曲がっていたのはアバーフォースにやられた」?
そして、そして、「ダンブルドアの家はゴドリックの谷にあった」ぁ?!


なんですかなんですか、どういうことですか?!

次々思ってもみなかったようなことをいわれて、ハリーと同様私たち読者もアタマ大混乱。


魔法界的に一番耳目を集めるのは「妹がスクイブであり、しかもそれを隠すために家の中に閉じこめていた」っていう噂だろうけど、
私が一番気になるのは、最後の、ダンブルドアの家がゴドリックの谷にあったということ。
これはどうも噂ではなく事実らしいし……

ジェームスとリリーがゴドリックの谷を隠れ場所に選んだのも、それが理由なんですね、きっと。
わ、もしかして二人がヴォルデモートに襲われたときにいた家って、ダンブルドアの家なんじゃ……
だったらどうしてダンブルドアはハリーに何も言わなかったの?
いう機会がなかっただけ?
んなことないよね~。
じゃあ意図的に隠してたの?
どういう理由で?
うーん……

そういえば、二人(いや、一才のハリーがいたから3人か)がヴォルデモートに襲われたあの晩、ダンブルドアも現場にいたんじゃないかという説をどこかで読んだことがあるような……

そうなんだろうか……

6巻26章で、Horcruxを手に入れるために緑色の液体を飲んだダンブルドアが正気を失って、うわごとを言い出す、あの言葉はその運命の晩、そこに居合わせたことを思い出しての言葉なんじゃないか、と言う人もいたなぁ。

いや、でも、それはちがうと思うんだよね。
なんとなく、だけど。

いま6巻に戻ってあのうわごとを読み返してきたんだけど、これはむしろ、母親と妹に何か関係があるんじゃないか。
ミュリエル大叔母さんの爆弾発言を信じる気はもちろんないけど、ダンブルドアが家族関係に問題を抱えていたであろうことは間違いないことでしょう。
あんなふうにうわごとを言って苦しむほどのことがダンブルドアの過去にあったとすれば、それは家族に関することのような気がします。

うーん、でもするとどういうふうに考えればいいんでしょう、
ダンブルドアはなぜハリーに自分の家がゴドリックの谷にあったことを一言も言わなかったのか……
うーん……



ところがローリングさんは考えるヒマを与えてくれません。



突然キングスレイ・シャックルボルトのPatronusがダンス会場の真ん中に降り立ち、
「魔法省陥落。スクリムジャー死す。ヤツらが来る」
ですとぉ!
ちょっとぉ、またジェットコースターなのぉ?ひーーーー



あ、ところで。
気になるところが。

Lunaパパがグリンデルバルドのマークを胸に付けているといって憤激するクラム。
どういうことでしょう。
何か意味があるんだろうとは思うけど、さっぱり。
でも覚えておいた方が良さそうです。
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