トム・クルーズとスティーブン・スピルバーグのタッグのパニック映画。昔にあった「宇宙戦争」のリメイクである。リメイクのオリジナルは観たことはないがトレーラーだけ見たことがあった。昔の「宇宙戦争」はいかにも人形が動いていて特撮みたいな感じだった。今回、それがCGでどのようになっているのかすごく気になり、劇場で観ることになった。
ストーリーはというと・・、港でコンテナ下ろしを仕事とする、レイ(トム・クルーズ)は妻と離婚し、一人孤独な生活を送っていた。ある日、別れた妻より実の子供のロビー(ジャスティン・チャットウィン)とレイチェル(ダコタ・ファニング)を預かることになった。そんなとき、暗雲が辺りを覆い同じ箇所に何度も落雷が落ち、地面を振動させる現象が起きた。その現場に集まる人々をよそに地中より”物体”が出現し、次々と人々を灰に変えていくのであった。そんな殺戮を目の辺りにした人々はパニックになってしまう。そんな中、レイは車でロビーとレイチェルを乗せ逃亡を図るのだが・・。その”物体”は世界各地で出現していた・・。地球の運命は・・?
まず観る前にトム・クルーズがどのような形で主役になるのかが一番気になっていた。役どころがアメリカのある家族の父親。ただパニくるだけのトム・クルーズがあっていいのだろうか!?と思ってた。はじまってみたらやっぱ普通の親父役でかなり嫌なやつで、家族のことなんかずっと放っておいたくせに地球の危機になるとすぐに家族を守ろうとする。あまりにも家族の描写が少なすぎてトムの嫌な親父が急に家族思いになっていく様がいかにもと鼻につく。娘にも天才子役と引き手数多のダコタ・ファニングだが、怖がるシーンはさすがにうまいなと最初は思ったが、途中から泣き叫ぶだけの役どころに・・。ここまでの子役は必要ないだろーとつっこみたくなった。特に兄貴役のジャスティン・チャットウィンが正義感が強く宇宙人に戦いを挑むところがいいと思うが、最後が・・。それに途中で出てくるティム・ロビンス・・・。宇宙人から生きのびようとタフなジジイとして登場するが、宇宙人のある行動によりパニックにおちいる役なのだがある意味、人類は宇宙人の前では無力なのだと見せ付けるためだけの役。これにはまたティム・ロビンスはもったいない・・。明らかにキャスティングミスってんじゃないのか?と感じる・・。
役どころはいろいろ書いてますが、冒頭からの宇宙人が降り立ち、地球の破壊の描写は迫力があり、本当に宇宙人の侵略の怖さが観客に引き込まれているのは本当にすごい。人々が逃げ回るシーンも、宇宙人が殺戮を繰り返すシーンもさすがは天下のスピルバーグ監督といいたくなるだろう。とりあえず掴みはOKといったところだろう。しかし、1時間もすぎたあたりから話のテンポは遅くなり、人々の描写が薄く、最後のオチも疑問ばかりが残ってしまう。あれだけ冒頭で観客の心を奪っておきながら最後までその心を奪い尽くせないという感じ。スピルバーグらしいようでらしくない作品になってしまった。リメイクということを意識しすぎたのか・・?
しかし、ナレーションがモーガン・フリーマンとは気づかなかった・・。
★
宇宙戦争(2005:WAR OF THE WORLDS:America)
監督:スティーヴン・スピルバーグ Steven Spielberg
製作:キャスリーン・ケネディ Kathleen Kennedy
コリン・ウィルソン Colin Wilson
製作総指揮:ポーラ・ワグナー Paula Wagner
原作:H・G・ウェルズ H.G. Wells
脚本:デヴィッド・コープ David Koepp
ジョシュ・フリードマン Josh Friedman
ナレーション: モーガン・フリーマン Morgan Freeman
出演:トム・クルーズ Tom Cruise
ダコタ・ファニング Dakota Fanning
ティム・ロビンス Tim Robbins
ジャスティン・チャットウィン Justin Chatwin
ミランダ・オットー Miranda Otto
ダニエル・フランゼーゼ Daniel Franzese
ジーン・バリー Gene Barry
アン・ロビンソン Ann Robinson
ストーリーはというと・・、港でコンテナ下ろしを仕事とする、レイ(トム・クルーズ)は妻と離婚し、一人孤独な生活を送っていた。ある日、別れた妻より実の子供のロビー(ジャスティン・チャットウィン)とレイチェル(ダコタ・ファニング)を預かることになった。そんなとき、暗雲が辺りを覆い同じ箇所に何度も落雷が落ち、地面を振動させる現象が起きた。その現場に集まる人々をよそに地中より”物体”が出現し、次々と人々を灰に変えていくのであった。そんな殺戮を目の辺りにした人々はパニックになってしまう。そんな中、レイは車でロビーとレイチェルを乗せ逃亡を図るのだが・・。その”物体”は世界各地で出現していた・・。地球の運命は・・?
まず観る前にトム・クルーズがどのような形で主役になるのかが一番気になっていた。役どころがアメリカのある家族の父親。ただパニくるだけのトム・クルーズがあっていいのだろうか!?と思ってた。はじまってみたらやっぱ普通の親父役でかなり嫌なやつで、家族のことなんかずっと放っておいたくせに地球の危機になるとすぐに家族を守ろうとする。あまりにも家族の描写が少なすぎてトムの嫌な親父が急に家族思いになっていく様がいかにもと鼻につく。娘にも天才子役と引き手数多のダコタ・ファニングだが、怖がるシーンはさすがにうまいなと最初は思ったが、途中から泣き叫ぶだけの役どころに・・。ここまでの子役は必要ないだろーとつっこみたくなった。特に兄貴役のジャスティン・チャットウィンが正義感が強く宇宙人に戦いを挑むところがいいと思うが、最後が・・。それに途中で出てくるティム・ロビンス・・・。宇宙人から生きのびようとタフなジジイとして登場するが、宇宙人のある行動によりパニックにおちいる役なのだがある意味、人類は宇宙人の前では無力なのだと見せ付けるためだけの役。これにはまたティム・ロビンスはもったいない・・。明らかにキャスティングミスってんじゃないのか?と感じる・・。
役どころはいろいろ書いてますが、冒頭からの宇宙人が降り立ち、地球の破壊の描写は迫力があり、本当に宇宙人の侵略の怖さが観客に引き込まれているのは本当にすごい。人々が逃げ回るシーンも、宇宙人が殺戮を繰り返すシーンもさすがは天下のスピルバーグ監督といいたくなるだろう。とりあえず掴みはOKといったところだろう。しかし、1時間もすぎたあたりから話のテンポは遅くなり、人々の描写が薄く、最後のオチも疑問ばかりが残ってしまう。あれだけ冒頭で観客の心を奪っておきながら最後までその心を奪い尽くせないという感じ。スピルバーグらしいようでらしくない作品になってしまった。リメイクということを意識しすぎたのか・・?
しかし、ナレーションがモーガン・フリーマンとは気づかなかった・・。
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宇宙戦争(2005:WAR OF THE WORLDS:America)
監督:スティーヴン・スピルバーグ Steven Spielberg
製作:キャスリーン・ケネディ Kathleen Kennedy
コリン・ウィルソン Colin Wilson
製作総指揮:ポーラ・ワグナー Paula Wagner
原作:H・G・ウェルズ H.G. Wells
脚本:デヴィッド・コープ David Koepp
ジョシュ・フリードマン Josh Friedman
ナレーション: モーガン・フリーマン Morgan Freeman
出演:トム・クルーズ Tom Cruise
ダコタ・ファニング Dakota Fanning
ティム・ロビンス Tim Robbins
ジャスティン・チャットウィン Justin Chatwin
ミランダ・オットー Miranda Otto
ダニエル・フランゼーゼ Daniel Franzese
ジーン・バリー Gene Barry
アン・ロビンソン Ann Robinson