東京映画日記

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星になった少年 Shining Boy and Little Randy

2005-07-17 02:20:25 | 映画
「誰も知らない」。観たい観たいと思って観れてなかったと思ったらもうDVDが出てた・・。お目当ては柳楽優弥の演技!14歳にして見事日本人初、カンヌ史上最年少となる男優賞に輝き大いに話題になった演技を観てみたかった。結局観れずにこの「星になった少年」を観ることになった。ちょっと彼のプロフィールを見るとびっくりした。03年にはフジテレビ系ドラマ「クニミツの政」でTVドラマに出ていたのは知らなかった。原作が好きなので半分ぐらい見ていたので・・。ドラマ自体はたいしたことなかったが・・。確かに柳楽優弥が出ていたかもしれない・・。
この「星になった少年」は実際の人物を描いたノン・フィクションである。

ストーリーは・・動物プロダクションを経営する家族で育った小川哲夢は、家族思いの優しい少年だったが、両親の不和や小学校でのいじめが原因で、内にこもりがちだった。しかし、ある時両親が経営する動物プロが購入した仔ゾウ・ランディと出会い、その神秘的な力に触れ次第に心を開いていく。環境と天賦の才能により、ゾウの言葉を理解できるほどの資質に恵まれた哲夢は、日本人初の象使いを目指し、タイのゾウ訓練センターへ留学するが・・。

この作品は最初はあまり、面白くないなと感じた。抑えすぎじゃないか?と思う柳楽優弥の演技が地味であり、話自体も最後まで盛り上がりが少ない。しかし、ゾウと少年の友情、そして最後に明かされる少年の母親への愛。最後まで見てトータルで考えると押さえ気味の柳楽優弥の演技はあれでよかったんだなと思えた。素人っぽくもなく器用さもない彼の自然な演技は将来を感じさせると思った。高橋克己のダメ親父っぷりもいいが、常盤貴子が高校生の子供がいる母親役にはまだ無理があるかと・・、年齢的に。個人的には大好きなのだが、今回の母親のイメージにはあっているとは思うが。

順番は違ったけれど、今度は「誰も知らない」を観てみようと思う。

★★☆

星になった少年 Shining Boy and Little Randy (2005:Japan)

監督:河毛俊作
製作:亀山千広
プロデューサー:小岩井宏悦
和田倉和利
原作:坂本小百合
脚本:大森寿美男
出演:柳楽優弥
常盤貴子
高橋克実
蒼井優
倍賞美津子

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