アクリルと倉之助

絵とクラリネットと魚と具沢山日記

今度ののだめは切ない

2007-06-13 22:54:45 | 日々徒然
今、調べ物をするために自分の辞書をひいたら
「悲劇」という単語に鉛筆で丸してありました。
なんで・・・?

今日は午前中で仕事を終わらせて、
午後は上野の国立博物館にレオナルド・ダ・ヴィンチの
『受胎告知』を観にいってきました。

思ったよりも小さくてびっくり。
画集には絵のサイズがちゃんと書いてあるんですが、
普段あまり気にしないので
本物観てびっくりすることってよくあるんですよね。

で、『受胎告知』ですが、とても綺麗でした。
500年以上も前に描かれたものとは思えないほどです。
もちろん表面洗浄とかメンテナンスを
しっかりやっているからなんでしょうが、
「昨日完成しました」と言われても
「そうですか」と納得できるくらいです。

絵自体もやっぱりすごい。
大きな絵ではないけど、その技術とか技法による
絵の持つ迫力って言うのかな、
観る者に訴えてくるものが凄いです。

でもねー・・・やっぱり人が多くて。
平日の昼間だったので15分くらいで絵に会えたんですが、
絵の目の前では止まっちゃいけないので
じっくり鑑賞することができなかったんです。
止まって見られるところもあるんですが、
絵から遠いから筆致(って言葉は絵画でも使うのかな)とか
細かい表現を観察できませんでした。
もったいないなー、せっかく遠い国から遥々来てるのに。
絵の目の前にいられたのは10秒くらいでした。

『受胎告知』を観た後は別会場へゴー。
ダ・ヴィンチの残した手稿から
彼の研究の内容を紹介したり
当時考え出した機械のからくりを現物で再現したりと
まぁなんだか色々ありました。
最初のうちはへーとかほーとか思っていたのですが、
途中から頭が痛くなってきました。
とにかく難しいの。
機械工学や物理学をやっている人が見たら
多分感激すると思いますよ。

で、なんとか最後のブースまで来てびっくり。
一番肝心の、ダ・ヴィンチが発見・考案した
風景画にとってとても重要な技法である「空気遠近法」や
目の働きや役割、色光が肌の色に与える影響とか
2色の色光による影の出来方の研究等の、
「美術」に於いてとても大切なことの紹介が
そこでなされているじゃぁありませんか。
なんだよもー、最初の方でダ・ヴィンチの美術作品の
紹介とかしてるんだったらこれを最初に持ってきてよー!と
疲れた頭の中でブーブー言ってみました。
人が多くてその最後のブースをきちんと鑑賞する余裕がなかったので
買ってきた図録で勉強したいと思います・・・。

さっきも書きましたが、とにかく人だらけ。
人人人。
人の多い美術館は苦手です。
ひといきれで息が詰まりそう。
人にぶつかられて鑑賞に集中できない。
自分のペースで作品と向かい合うことができないのは
本当に辛いですね。
(まぁそれでも行くんですけどね。)

そんなわけで次回の美術館探訪は
23日の神奈川近代美術館の葉山館です。
今度は空いてるな、多分。


*募集中
7月10日(火)関内の某バーに
美人音楽先生のライブを聴きに行くツアー
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2 コメント

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おお。 (わかば)
2007-06-14 01:14:39
関内の某バー、美人音楽先生、行きたいのですが、その日はお仕事だった。あたくしも某所のライブハウスにおります……。歌わないけどね。

またある時には教えてね。
返信する
はーい (むにょ)
2007-06-14 14:43:42
あ、火曜日ですもんね。

また何かあったら告知しまーす。
返信する

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