小鳥が卵から出る時
親鳥が殻を吐く
カッツカッツカッツ
これを喝という
この作者は己の殻に
カッツを入れ
仏に喝を戴き
涅槃の路へ
歩んでいった
合掌
小鳥が卵から出る時
親鳥が殻を吐く
カッツカッツカッツ
これを喝という
この作者は己の殻に
カッツを入れ
仏に喝を戴き
涅槃の路へ
歩んでいった
合掌
小鳥が卵から出る時
親鳥が殻を吐く
カッツカッツカッツ
これを喝という
この作者は己の殻に
カッツを入れ
仏に喝を戴き
涅槃の路へ
歩んでいった
合掌
寒さの風が
顔面をなでる
思わず首がすくんで
冬を感じた
空には秋空の
なごり雲が
太陽を隠していた
さて、これから冬に備えよう
雪は必ずやってくる
さむさもかならずやってくる
いつもそう思って
慣れていたが
老いてくると
そう簡単には
いかない
体にこたえる
重ね着して
湯たんぽ入れ
厚い靴下はいて
まふらーー
それでも寂しいくらい寒くなる
普段使用する
器の美学は
機能と美をつなげていく
使いやすい
気持ちが穏やかになる
御馳走が引き立つ
それぞれ自分の食生活から
生まれてきそうだ
食器を見ると
その家の食文化が
見えてくる
大切な創作の一つ
すぐれものを見つけることは
とても難しい
何が優れているのかを
究めるからだ
案外優れていないという
すぐれものもある
創作の魂が生きているか
これがすぐれものの
条件かもしれない
磨きをかけて
形の中に眠っている
美しさを誘いだす
これもまた
人生観に通じる
己を磨くことは
生きている肉体・魂を
充実させていくが
欲を出して磨くと
雑念が固まって出来る
そして、体を壊し
体も壊れていく
己の背伸びは
醜さにもなる
素朴な作品を創りたいと
土を練って考えた
素朴素顔な自分を
表現すると
色彩も沈んでしまう
素朴なことは本当に
難しい
素朴な輝き
是が今後の課題