クリスマスカード

いつものように
息子からのクリスマスカード
小さい頃のクリスマスの思い出が
いくつか心に残っている
やっぱりクリスマスの
ごちそうやプレゼントは
成長のベースになって
今も心に燃やしながら
生きているようだ
親がサンタと違うことを
プレゼントはサンタから
これを信じ込ませる
親の演技は今は
笑えるがまじめに信じる
息子の姿に今も
笑顔が戻ってくる

霙から雪道

霙から
突然の雪道
来るまでの道は
様々な危険が一杯
要求される運転の技
高度化される
何十年もの運転の中に
実についているものもあるが
廃れ欠けた技もある
十分に心して運転が
これからは大切になる

雪積もる

午前中雪が降り午後
ゆきが積もっていた
早速、スコップ・雪よけ道具が引っ張り
出されて除雪

夜・子どもの合唱ステージへ
するとクリスマスソング
素晴らしい歌声にうたれ
帰り道はサンタになったみたい

初めての作品

陶芸を教えていると
人が初めて創作し
作品を完成すると
不思議に忘れえぬ
情感が生まれる
その感動は作品が
どうであれ
一生ついて離れない
ほとんどの製作者は
ときどきその作品と
向き合いその時の
ときめきに火をともす
創作とは本当に大切な
人の行為ではないだろうか

織部を楽しむ

織部の模様と焼きを
学びついに完成
見事な模様とわびさびの世界をのぞく

早速、ごちそうを盛って
その色彩との調和を
楽しむ

結局は
味を楽しむ
陶芸の学習

ゆったりと雪見

カーテンを開けると
ゆっくりと雪が舞い降りてきた
庭を真綿でかぶせたように
椅子に腰かけて
ゆくりと雪見
夏にはできない空間

ふと簪のように
雪をのせた庭木
そおっと雪を
落とさないように
じっとしていた

厳しい寒さも

やっぱり厳しい寒さは
くらしにとって重要だ
山の樹木も教えてくれる
この寒さにとって
生命には過酷な
ことは・・・大切な
ことかも知らない

カムイヌプリの眠り

雪を戴くカムイの姿
人は無口になり
氷を纏った樹木も
頂上を守るように
覆い隠すまるで
神が降りて眠るかのように

この景色が

この景色が拝みたくて
まず、声をかける
手を合わせて「摩周のカムイよ」
そこに広がる摩周は
新鮮・神秘
体の血液が
サラーーーーと
音を出して流れる
体や思考が一変したように
静まり返って
カムイもひっそりと
声を沈めて
「よーーきた。」と
大きな手で抱擁して微笑む

急な寒さが

山々が白くなった昨夜からの寒さ
寝床も寒く湯たんぽを抱えて
眠るような日々
昔の一人で寝るときはよ・・・
を思い出してしまう寒さ
やまの木々は
簪のように氷を震わせて
輝いている
元気出して明日も生きよう