お祭りも過ぎた

お祭りの通過
速く感じる
寒さのせいか
天候のせいか
それとも
過ぎていく年のせいか
露天の明かりが
ぼんやり霞んで見えた

晴天の祭り

神輿が晴れた街にくりだした
太鼓の音・笛の音・祭りのざわめき
子どもたちの興奮の声
露天焼きそばの香り
空気の匂いが祭りを
一層盛り上げる

雨にも負けず

雨にも負けず
踏ん張ってきた
護り神の遣えの台石に
見事に花が咲いた
雨の日に明るい出来事
今日から街祭り
街にも活気が湧き出した

かっ飛ばせー稲葉・・・

「かっ飛ばせーイナバ。」
まではよかった
そのとたん
バサバサバサーー
天が揺れだした
座って入れない
どしゃぶり
フワンの一人が言った
「これでは選手に怪我させる。」
「中止・中止・・・・。」
ついに試合は流れた

心配になってきたハルニレ

街のシンボル
ハルニレの大樹
ことしもぐいぐいと
大きくなってゆく
青い空に精一杯
地から養分をすって
この健やかな姿に
背筋がグイッと伸ばされる
まさか、まさか、これは
伐採されないか？
ポプラの様子では
連鎖行為で心配になってくる

なんとバッサリ只一つの大樹を

驚き、楽しみにしていた
ポプラの夫婦大木が
なななななんとバッサリ
街に只一つの
夫婦ポプラの大木
どんな気持ちで
斧を振るったのか
生命の尊さが失われた
世の中の一つのあらわれ
恐ろしい世の中
大木の祟りは怖いぞーーー。

景気のよくない天候

雨ふりでうんざり
不景気のニュース
暗いニュース
もう、うんざり
よし、ケーキを作って
景気づけだ
バター・卵ごちゃまぜ
ラムづけのイチジクをたっぷり
入れて
ゆっくりと焼き上げた
できたーーー「くグロフ」
甘い・甘ーーい、ケーキ
明日天気になーーれ
元気が出た

蜜集め

この雨続きで
花たちは出遅れの
開花やっと花らしい
一生へと力いっぱい
咲いている
そこへ蜂たちは
必至蜜集め
一生は必死に過ごすこと
教えられる

ナラワラ

ワラの白がめっだて
目に入った
きっと緑と水の色が
生き返って
若さと老いが
調和した美しさだ。

トドワラ満開

これは何だと驚く
一輪一輪が一斉に
花開くエゾカンゾウが
別天地を創造する
自然の力に
うろたえてしまった。