海賊軍団の鬼が城

水上軍団の掘り込んだ
鬼が城に肝を抜かれる
約4キロの渡り橋
そこにへばり付き
海の男の厳しさを
体感。

熊野大社本宮

山道を登ると
古い大社が
大きく手を広げ
良く来た、良く来た
と、迎えてくれた
山の神々のお顔が
浮かぶ
思わず手を合わせ
幸せに感謝した。

瀧の裾に『旅の話し』

瀧の行き着く
滝つぼに
勢いと流れの
面白さに
神の遊びを見る
透通る水のその中に
夢とロマンと
希望と安堵と安らぎ

神と対面の那智の瀧

滝の音に俗人の声が
消され、全ての者を
洗い流される
顔の表情を
より人間らしく
神の前に拍手を打つ
その音さえ消され
瀧はただただ流れ落ちる

還宮で

五十川の流れに
架かる橋も
新しい橋に
新しい時代を
この世がこの世に
渡る架け橋
この風景は
二度と見れないと
思うとこれまでの
時代が懐かしく
思えた

伊勢本宮拝殿へ

なぜだろうか
身がしまる
今参拝できる幸せ
感謝。
家族・兄弟の健勝を
祈願。
神が静かに迎えて
静かに参拝。
祓い給い・清め給え

神宮のたび２『 神輝か？』

神宮参道を深く行くと
何千年の大樹の檜の
枝葉の隙間に
強烈な太陽
深い森林の中に
神の存在
しばし目を覆う

伊勢神宮へ１

還宮の時とあって
心改まった参詣
『兄姉の健勝願い』と、
きめて参拝ーー。
昔、ワイワイと騒ぎハシャギした
家族の姿が頭を過ぎって
ざくざくと小砂利を踏む
音と埃が過去の人生を
思い出させてくれる
神に出会える前触れ

南紀州のたびその1

驚きの櫻・・満開
那智山観音の山頂から
神の眼で見下ろす
豊な山村に
這い上がってくる
参詣びとに
降り注ぐ櫻の花弁
熊野古道の
古の鼓動が
まだ聴こえる。