ランプ生活の下宿
小さな酪農
全て馬と手作業
夜はランプの下で
お母さんの読み聞かせ
家族みんな疲れたからだを
横たえて
いつの間にか寝てしまう
御伽噺のような家族
小さな酪農
全て馬と手作業
夜はランプの下で
お母さんの読み聞かせ
家族みんな疲れたからだを
横たえて
いつの間にか寝てしまう
御伽噺のような家族
カメラと共に
呼吸してきた
三代目カメラ
ふと気付くと
カバンんの中で
眠っていた
命を入れようと
フィルムを入れた
頭の中にカチッと
スイッチが入った
これからまた共に
生きてイコウ
呼吸してきた
三代目カメラ
ふと気付くと
カバンんの中で
眠っていた
命を入れようと
フィルムを入れた
頭の中にカチッと
スイッチが入った
これからまた共に
生きてイコウ
「全快・おめでとう。」
皆の声に胸詰まる
つぎからつぎへと
もちよった
ご馳走が机一杯に広がる
土の匂いとお茶の香り
賑わう陶芸の仲間の声
嬉しそうに声が高まって
そのたびに喜びが
深まってくる人生の一こま
皆の声に胸詰まる
つぎからつぎへと
もちよった
ご馳走が机一杯に広がる
土の匂いとお茶の香り
賑わう陶芸の仲間の声
嬉しそうに声が高まって
そのたびに喜びが
深まってくる人生の一こま
捏ねた分だけしっかり
醗酵待ってた分だけしっかり
しっかり焼きを入れた分しっかり
立派に生まれたパン
口に身体にしっかり働いてくれた
しっかりパン
醗酵待ってた分だけしっかり
しっかり焼きを入れた分しっかり
立派に生まれたパン
口に身体にしっかり働いてくれた
しっかりパン
幼い時から
レコードにかじりついて
何で音楽が聞こえるか？
母は『この蓄音機の下に
人がいる。』と、
いつも夢を持たせてくれた
たまには箱を覗き込み
最後にはバラしてしまった。
レコードをみると
いつも子どもの私が浮かぶ
レコードにかじりついて
何で音楽が聞こえるか？
母は『この蓄音機の下に
人がいる。』と、
いつも夢を持たせてくれた
たまには箱を覗き込み
最後にはバラしてしまった。
レコードをみると
いつも子どもの私が浮かぶ
幼い時の新潟の街を
母と歩いた路
赤い柿・庄内柿
ごろごろ庭に軒下に
塀の外へと
ぶら下がっていた
「採って・とって。」と、
大きな声で駄々を捏ねた
自分がこの柿の中に
浮かんできた
母の困った顔も
母と歩いた路
赤い柿・庄内柿
ごろごろ庭に軒下に
塀の外へと
ぶら下がっていた
「採って・とって。」と、
大きな声で駄々を捏ねた
自分がこの柿の中に
浮かんできた
母の困った顔も
遠のいていく秋空に
連れられて
摩周周辺をドライブ
夕ぐれ
葉風が冷たくなって
ふと喫茶店へ
名前が『葉風』
ゆっくりと暖まった
ランプの下で
秋を送った
連れられて
摩周周辺をドライブ
夕ぐれ
葉風が冷たくなって
ふと喫茶店へ
名前が『葉風』
ゆっくりと暖まった
ランプの下で
秋を送った
体の機能も
均整がとれたとき
力が出てくる
指先たちが
楽しげに動き出し
懸命に機能を発信
足が動き
頭脳も活躍
どうやら今日で
いいバランスの生活
均整がとれたとき
力が出てくる
指先たちが
楽しげに動き出し
懸命に機能を発信
足が動き
頭脳も活躍
どうやら今日で
いいバランスの生活
さーっと冷たい風が
頬を削るように
山奥へと
春夏秋の想いを
引き連れていった
寂しい冷たさだけが
頭上に流れ冬到来の
気流が迫ってきた
頬を削るように
山奥へと
春夏秋の想いを
引き連れていった
寂しい冷たさだけが
頭上に流れ冬到来の
気流が迫ってきた