3.11大震災をきっかけに反原発運動が活気づいている。それ以前に私は「反原発主義の胡散臭さ」(2009-04-05)という記事を書いており、全員とは言わないが、反原発を掲げる活動家にはぬぐい切れない不信感がある。これも「こういうご批判を頂きそうです」という原発問題を扱ったブログ記事にヒントを得て書いたものだし、件の記事には以下のような文章があった。
-原子爆弾を作る技術は易しいと言います。そうだからこそ核爆弾を製造しないように監視を厳しくする必要があるのです。いつもその可能性が有るからこそ女性も原子力発電へ強い関心を持ち、間違っても原爆製造をしないように監視したほうが抑止効果が上がると思います…
他にも管理人・藤山杜人氏は「「日本は中国の一つの地方」―心を豊かにする考え方」(2009/06/08)の類の記事や拙記事「イスラエルを擁護する人々」でも取り上げたが、日本人とアウシュヴィッツをこじつけ(※ユダヤ人を大虐殺、それを知りつつ救出もしなかった欧州人は咎めず)、戦争責任を追及する姿勢は実に不愉快だった。カトリックの藤山氏だが、この種の主張を見るとますますクリスチャンが嫌いになる。
駄記事「反原発主義の胡散臭さ」に藤山氏の友人の「ひかるの」なるブロガーからコメントがあり、これまた浮世離れした内容だった。ブログ紹介でも「25年間、ネパール、インド、タイとうろうろ歩き回っています」とあり、「東京で居候している」「東京よりネパールではずうずうしくなれる」者がエコや地球温暖化を訴えていた。
居候やプータローをするのは自由だが、そんな者が「人間らしく生活しているように思える」現地を讃え、日本の生活を貶しつける姿勢にはひかるの氏自身の言葉、「好き勝手なことを発言していると思えてきて腹が立つ。一体自分を何様だと思っているのかと思えてくる」をそのまま返したい。ブログをしている以上、アラシや異論は覚悟の上だが、最も嫌味なコメンターの一人だった。
せっかくコメントを頂いたので、これも「エコロジスト、その偽善と独善」という記事で使わせてもらった。四半世紀ちかい海外在住体験を持つ『ブルガリア研究室』さんも、ひかるの氏には辛口なコメントをしている。
-日本国内では、無名で、誰も振り返ってくれないのに、ネパールの田舎では「有名人」扱い、「日本人」ということでも尊敬され、いい気分になれるのです。そのくせ、現地に行っても何とかネットにつながる生活空間を築いているらしいのは、笑えます…
この女性(?)は単に現地に行って、「有名人気取り」だけ楽しんで帰ってきているのでしょうか?それとも何らかの有益な貢献を現地にもたらしているのでしょうか?
氏はまもなく発病、日本の病院に入院したようだ。あれだけタイやネパールの人間らしい暮らしを礼賛していたのに、なぜ現地の病院ではなく、日本で闘病するのか実に不可解だ。日本と違いタイの病院ならさぞ人間的な看病をしてくれるはずだが、いざとなれば日本の先進医療に頼った所にこの者の偽善性がよく表れている。またも氏の言葉を借りるが、全く不思議な日本人の国民性といったところ。
原発問題でブログ記事「ネット上の反原発な人にコメントしてみた その3」は興味深かった。私も管理人LiXさんと同じく、「反原発と言うより脱・原発依存、脱・化石燃料依存という考え方の人間のつもり」なのだ。情けないことに私は彼と違い文系の人間なので、「科学用語としての水蒸気は目に見えないということは、中学の理科(小学校4年生だそうです^^;)で習うはずなんですけれどもね」さえ気付かなかったが。
日本は地震国のうえ災害が多いので、出来れば原発に依存しないことが望ましいし、クリーンエネルギーで賄えるならば大変結構。しかし、今のところ自然エネルギーだけでは到底電力が足りず、そうなると化石燃料を手放せない。一旦電気のある暮らしをすれば、蝋燭やランプには戻れないし、川やたらいで洗濯する気もなくなる。反原発を叫ぶならば、電気を使わない暮らしをする覚悟はあるのか?エコを訴える者が途上国と日本の良いとこどりの生活をしていたように、この種の連中はやはり信用できない。
その二に続く
◆関連記事:「反原発主義の胡散臭さ」
「エコロジスト、その偽善と独善」
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行き帰りに金がかかるとはいえ、自腹切る覚悟なしで原発を止められるものかな。
エコを唱える者が繰り返す「人間らしい生活」っていったい何でしょうね?居候しながら海外をうろうろ、いざとなれば祖国頼りなのは実に日本人的。途上国ではそんな者は顧みられません。
探偵ファイルというサイトの例の記事は未見ですが、デモ参加者に主催者から1万円が支給されていたとは…
これだけの「足代」が出るならば、反原発主義者ならずともデモ参加する人が出てきて不思議はない。主催者も何処からその資金を調達しているのか、本当に胡散臭いですよね。
ひっそりとブログを書いているつもりの自分の記事が引き合いに出されると、何故か、かなり驚愕するということを知りました。
「脱・原発依存」ではなく、「脱原発・依存」(脱原発を叫ばないと生きていけない)という精神状態にはならないようにしたいものです。
どこかでmugiさんに紹介した方との長々としたやり取りをアップしました。めったにしないのでトラバもしてみました。長い上に未だに見やすく書けないので、面倒なときは最後の落ちだけみて笑ってください。いや、笑えないかも。それにしても、こんな時間になるとは。
記事を引用したことで貴方がかなり驚愕されたとは全くの予想外であり、大変申し訳ありませんでした。原発問題では反原発、原発支持者ともにヒステリックな書込みが少なくないため、理工系ブロガーで沈着な貴方の記事を挙げました。記事にも書いたとおり私は人文系ゆえに科学用語となれば完全にお手上げですから。
本音を言えば私は原発や放射能問題には無関心だし、反原発派ががなり立てる放射能の危険に「それがどーした?」くらいにしか感じていません。子供がいないということもあるし、元からガン体質の血統なので、放射能の恐怖を煽る者を冷ややかに見ています。ネットで見ましたが、エレキギターを奏でながら反原発を叫ぶ連中は道化か操り人形です。
その4の記事に軽く目を通しましたが、やはりこの手合いとのやり取りは長く不毛なものになりましたね。HNからして“むじな”だし、ネット掲示板などによくいる嘘と罵倒を繰り返す下劣アジテーターそのものにしか見えません。この駄記事のその二以降取り上げた似非愛国者とそっくり。
“むじな”が非理工系なのは明らかだし、頓珍漢丸出しで自分の弱さと向き合えず、弱い犬ほどよく吠えるの典型。そんな奴に冷静に対処していた貴方には感心させられました。
本当に“むじな”が今年9月から某地方私大准教授として教鞭をとるのか不明ですし、仮に事実だとしてもレベルが知れる。拙ブログにも湧いて出ましたが、医者や著名人と親戚と称しエリートやセレブを装う暇人もいます。
それより、阪大の菊池さんのところを読んで勉強するようにと事あるごとに私も勧めていて、菊池さんとその家族への殺害予告が出て、菊池さんのブログ閉鎖と、非常に嫌な事態が生じております。
それから、琴子の母様の「助産院は安全?」が宗教がらみで削除要求が出てほとんど閉鎖状態です。http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20120809
問題のある人を名指しで批判すると名誉棄損で、自分の名前が知られている状態で不特定多数の問題のある人を批判すると殺害予告と、なんとも窮屈な世の中です。
貴方の記事を勝手に引用してしまい、不快な思いをさせてしまったのではないか…と私の方こそ恐縮しております。トラバ失敗だったならば、直リンでも構いません。
申し訳ありませんが、私は未だに阪大の菊池さんのサイトは未見でしたが、何と本人ばかりか家族への殺害予告まで出て、ブログ閉鎖に追い込まれていたとは!菊池さんのブログを未見なので事情は不明ですが、むじなと違い特に問題のないサイトですよね?一体殺害予告とはどんな輩でしょう?暇人のお遊びとしても、予告された方は恐怖でしょう。
琴子の母様のブログも同じく未見です。リンク先で初めて「神霊教」という宗教団体を知りましたが、宗教関係者にはとかく異常者が多いようです。拙ブログにも湧いて出ましたが、他人に散々嫌がらせと虚言を並べてながら、反論されるや人権蹂躙だと喚き散らすろくでなしがいました。私としては問題があるならgoo事務局に訴えればよいと思うし、そうしないのはハッタリだろうと見ています。
宗教関係以外にも人権を振りかざし、脅迫してきた左派コメンターもいた。故ダイアナを批判しただけでこれは人権侵害や名誉棄損に当たる、と完全な難癖だったし、当人こそ脅迫と強要、言論封殺の罪に当たる。不愉快だったから、「ネットにおける名誉毀損」という記事にしました。
http://blog.goo.ne.jp/mugi411/e/b6995e37185162e49e103054a767c005
実はこの記事を承認制にしたのも、その二に挙げたisoroku &tsuのような似非愛国者がアラシをしてくるためです。この者はネットストーカーを繰り返しており、こんな書込みもしていた。
「もう一度じゃぁ無くて百萬回でもカキコしてやるぞ!土下座しろ!、カスッ!」(2011.09.01 00:03)
http://plaza.rakuten.co.jp/fuckinjap/diary/201106120000/#comment
私としては承認制にするのは不本意ですが、異常者とやり取りするのは下らないだけでなく時間の無駄。汚物を投げられる前にブロックしたまでて、承認制にした記事は他にキリスト教徒ストーカー対策も含め3件だけです。