その一の続き
私から言わせれば玉木代表の質問など「意味のない質問」の見本であり、同姓を余儀無くされていることで結婚を躊躇う恵まれた女よりも、貧困生活を強いられているシングルマザーの問題こそ追及してほしいものだ。
「だったら結婚しなくていい!」程度を「人間性を疑うひどいヤジ」と断定する飛鳥圭介氏だが、国会はさらにひどいヤジが飛び交う場であり、ヤジは与野党議員ともにやっている。FNN PRIME の「与野党ヤジ国会!」(2020年3月6日付)という記事では、ヤジの実例が紹介されている。
俗にヤジは「議場の華」とも言われ、残念ながら子供の罵り合い同然のヤジが飛び交うのは今始まったことではない。これは日本に限った現象ではなく、民主主義体制を取る国では当たり前の風習となっている。ヤジだけならまだマシだろう。かつて台湾では男の議員同士が殴りあったり、対立政党の議員に平手打ちした女議員もいたほど。有権者からすれば情けなくなるが、欧米でもむやみに威張りちらし、人を見下してモノを言う政府要人はザラである。
一般国民はヤジは止めてほしいと思うが、北朝鮮や中国であればヤジはないはず。ロシアの国会でもプーチンへのヤジはまず考えられないだろう。ヤジさえ飛ばせないのは独裁国家と言える。
ヤジを飛ばす女議員は自民党に限らない。宮城県選出の参院議員・石垣のり子に至ってはヤジのレベルを通り越し、最近は罵詈雑言ぶりが注目されている。2019年11月下旬、石垣はツイッターで以下の発言をしている。
「馬淵澄夫さん山本太郎さん主催の消費税減税研究会。初回の講師は、高橋洋一氏とのこと。これから始まるという時に大変残念ですが、当初言明したように私は、レイシズムとファシズムには一切加担しません。よって、レイシズムとファシズムに加担するような人物を講師に呼ぶ研究会には参加できません」
高橋氏は民間人の一経済学者であり、氏は直後ツイッターで石垣に、「私がレイシズムとファシズムということですが、何を根拠とされているのでしょうか教えていただけますか」と直接尋ねたが、未だに石垣や立憲民主党からの回答はないそうだ。民間人へ根拠なしに「レイシズムとファシズムに加担するような人物」呼ばわりすること自体、人権侵害以外の何物でもない。これぞ「国民の敵」そのものだ。
ネットで石垣はかなり非難されているが、投票した宮城県民を責める声も多くみられる。一県民としては肩身が狭いし、言い訳にしかならないけど、昨年7月22日付の記事で私はこの女には投票しなかったことを書いている。
河北新報は例によって石垣の暴言には「報道しない自由」を行使している。野党議員の問題発言はとにかく報じず、故・岡崎トミ子が韓国の反日デモに参加していたことをようやく報じたのは、第23回参議院議員選(2013.7.21)で落選した翌日だった。岡崎が2017年3月に死去した際には追悼記事を載せていたが、韓国の反日デモへの参加には一切言及しない。
総じて女は同調圧力が強く、左右問わず価値観の異なる者に対しては厳しい傾向がある。多様性を訴えても、己と意見が異なる人に非寛容なら説得力は得られない。
それにしても、飛島氏の「結婚は国民の大事な権利の一つだ」には苦笑させられた。結婚をこう捉えるのは自由だが、結婚を国民の大事な権利という見方には全体主義的な結婚観を感じてしまう。ナチスや共産主義体制下では結婚は権利とはされず、当局の許可が必要だった。
或いは飛島氏は明治の家制度に強く影響され、非婚が珍しくなくなった現代でも結婚絶対主義の虜となっているのか?夫婦別姓でもいいから、とにかく国民は結婚しなければいけない、というのこそ時代錯誤だろう。
飛島氏の発言で、「絶対に忘れないからな!」と記録を残しておきたいものがある。2016-09-29付の記事でも書いたが、大阪府が府立高校の卒業式で、教師の「君が代」斉唱を義務づけたことを、氏はこう批判していた。
「背筋が凍りついた。お上の命令に従わぬ者は断固処罰すると言うのは、民主主義を全否定する事になる…君が代の起立・斉唱を強制することは、人々を思うままに羊のごとく飼いならしたい独裁者の意思でしかない…」
既に地方紙は、こんな勿体ぶった似非リベラルたちの言いたい放題のたまり場に成り果てている。果たして「国民の敵」は何方なのか?
◆関連記事:「島国根性」
「新聞、ТVに出ている人だから…」
河北新報は石垣を手放しで称賛しても、「あまりにも保守的」と和田議員には好意的でありません。この地方紙が持ち上げる議員はどうしようもない輩ばかり。
を知りましたが、まさかここまで大物(既知外界隈の)になるとは予想してませんでした。立候補の時のコメントは痛いなあとは思ってましたが。
逆に10万円給付で活躍した和田議員に入れてほんと
よかったと思ってますよ。