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日本人女性と中国人男性は相性がいい? その一

2022-12-04 21:40:17 | マスコミ、ネット

 他紙も同じだろうが台湾の統一地方選挙直前に河北新報は、防衛省防衛研究所による報告書を掲載していた。報告書には中国からのサイバー攻撃が激増、ネット上で盛んに偽情報やフェイクニュースを流しているという。日経電子版にも「中国軍、台湾へ心理的圧力 偽装発信やサイバー攻撃」(2022年11月25日)という記事がある。

 サイバー攻撃の標的であり、心理的圧力や偽装発信を受けているのは日本も同じだが、日本のメディアは当然ながらこの方面には殆ど触れない。先月は中国に好感を持つ日本の若者が増えている……というネットニュースが複数アップされていたが、この類の記事は以前からあった。
 例えば2018年3月30日付の「日本人の中国に対する親近感、若者世代では意外に高い―中国メディア」という記事だが、発信元はレコードチャイナ。記事には、「18歳から29歳までの年代だと「親しみを感じない」が合わせて約68%、「親しみを感じる」が約31%となっており、若い世代の方が対中感情は良い傾向にあるようだ。」と結論付けている。それでも親しみを感じない方が約68%もあり、こじ付け解釈としか見えない。

 2年前、ニューズウィーク日本版には、「日本の女性は我慢し過ぎ、コロナ離婚があってもいいじゃない」(2020年04月11日)というコラムが載った。コラムニストは周 来友(しゅう・らいゆう)なる在日中国人。タイトルだけで唖然とさせられるが、コラム全文に目を通したが全編“中華的妄言”そのもので、ニューズウィークもこんな低俗記事を載せていたのか…と唖然とさせられた。
 かつては米国を代表するオピニオン誌として知られたニューズウィークだが、周のようなコラムを載せているようでは劣化が甚だしいようだ。尤も米国を代表するオピニオン誌というのは、日本人の過大なる幻想だったのかもしれない。

 特に呆れてものが言えなかったのは、「日本人女性と中国人男性は相性がいい」の箇所。バカも休み休み言え!、と日本女性の端くれとして声を大にして言いたい。もちろん日本女性も様々だが、日本女性と中国男の相性はかなり悪い。周囲に気を使い過ぎ、自己主張の下手な前者と大声を上げる習性が根付いている後者。
 一言で言って中国男はガサツなのだ。大陸では言葉や動作が荒っぽくなければ生きていけない背景もあるにせよ、根本的に侮日感情があり、例え反日教育(かの国では“愛国教育”と呼ぶ)や日中戦争がなくとも、日本や日本人を蔑視している。これで相性がよいとは!

 アルファブロガー鈴木傾城氏は同年4月13日付で、件のコラムにこうツイートしていた。
「中国では離婚が珍しくないから日本人も気軽に離婚しろ」「日本人女性と中国人男性は相性がいい」「中国人に日本人女性を取られるのは、お前がだらしないから」……。何なのだ、この男は?ニューズウィークも日本破壊にご苦労なことだ。

 現代このツイートは削除され、読めなくなっている。鈴木氏自身が削除したというよりも、ツイッター側が削除したのだろう。鈴木氏は何度もツイッターからアカウント凍結の警告を受けていたようで、外国人犯罪のツイートも不興を買ったようだ。これだけでもイーロン・マスク就任以前のツイッター社の方針が知れよう。

 周のコラムの見出しは、<離婚が珍しくない中国では自宅隔離の影響で離婚の届出が急増、日本人も気軽に結婚、離婚をすればいいのに>、中国ではコロナウイルスの蔓延で離婚の届出が急増しているという。さらに意外だったのは次の一文。
実は中国では離婚が珍しくないからだ。政府の統計によると、中国の離婚率は2003年以降上昇を続け、2018年には2.5組に1組が離婚している。3組に1組が離婚する日本よりも高い割合だ

 つまりコロナ以前から日本よりも離婚率が高かったとのことだが、これも中国当局風に言えば経済成長による「拝金主義」が蔓延っているとなろうか。祖国の例を挙げ、周はこう述べている。
私から見ると、日本では今も多くの女性が我慢を強いられており、だからこそ中国やアメリカと比べて離婚率が低い。でもそこまで我慢して結婚生活を続けるくらいなら、さっさと離婚してやり直したほうがいいだろう。そして、いま独身の男女ももっと気軽に結婚すればいいと思う。中国だったら、結婚するときに新郎側が家と車と貯金を用意しなければならないが、日本ならその必要もない。離婚など恐れず、思い切りよく結婚すればいいのに

 周なる中国男は離婚率の高さが先進的と思い込んでいるのか?米国や自国の離婚率の高さを進んでいると思っているならば、度し難い愚物であり、小人と言ってよい。安易な結婚は安易な離婚に繋がり、米国以外にも離婚率の高い欧州諸国での家庭崩壊やそれに伴う犯罪率の増加は無視しているのか、単に見ないフリをしているのか。
 このような意見を述べている周だが、果たして結婚歴はあるのやら。仮にあったとしても、とうに別れているか。結婚生活には夫婦ともども忍耐と妥協がつきものであり、それが欠けていれば破綻するのは既婚者若しくは既婚歴がある人なら判っているはず。さらに離婚は結婚の何倍も大変なことも。
その二に続く

◆関連記事:「中華的妄言
四大文明と中華思想」
中国における差別主義と排他性

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