トーキング・マイノリティ

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国家の品格

2006-08-20 20:22:20 | 読書/ノンフィクション
 話題のベストセラー新書『国家の品格』(藤原正彦 著)を読んだ。藤原氏は作家・新田次郎の次男で、数学者。カバー裏には「論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神であり、『国家の品格』を取り戻すことである」とある。  カバーや広告などから誤解されるだろうが、藤原氏はまず第一は情緒で、論理は二の次三の次などとは言ってない。論理も重要だと書いている。しかし、論理だ けではダメで、人間の . . . 本文を読む