トーキング・マイノリティ

読書、歴史、映画の話を主に書き綴る電子随想

封建時代の日本女性の実態

2006-08-10 21:15:46 | 読書/日本史
 フェミニストたちが好む日本女性史観では、“常に抑圧されたいる弱者”との結論に必ず行き着く。だが、女性作家の書いたエッセイを見ると、そのイメージは完全に覆される。『歴史をさわがせた女たち-庶民篇』(永井路子 著)には、実に楽しい女性論が載っているので紹介したい。「この頃の女は実にけしからん。夫は朝早くから勤めに出るのに、妻の方は夫を送り出してしまうと、留守を幸い女ばかり寄り集まって、ぺちゃくちゃと . . . 本文を読む